本日、元湯陣屋においてブライダルフェアが開催され、模擬結婚式のご奉仕をいたしました。
模擬とはいっても、神前結婚式の「静の厳かさ、動の美しさ」を感じていただくために、本番さながらの流れで進めさせていただきました。
晩婚化が叫ばれて久しいですが、あの恐ろしい大震災もあって、結婚観にも少なからず影響が及んでいると思います。
結婚を “ 個人の価値観 ” という選択の次元で捉えてきた社会背景がある一方、結婚は子供を産んで育てるという、本来の “ 公の意義 ” を見直す人たちが増えている気がいたします。
紋付き羽織袴の威風堂々とした益荒男(ますらお)ぶり、おきずりの裾をそっと持ち上げる手弱女(たおやめ)ぶりは、声が詰まるほどの雰囲気でした。
「親からいただいた命に感謝し、次の命を育むための新たな始まりの祈り」がこめられているところにも、和婚の素晴らしさはあるといえます。
奇しきご縁が結ばれて、花咲くことを願うばかりです。