2010年6月 のアーカイブ

夏虫

2010年6月11日 金曜日
本日は、暦の上では入梅。2~3日前から、栗原では蛍が見られたということで、夏虫の活動が始まりました。境内では、今朝早く、兜虫(かぶとむし)を発見しました。

IMG_1436

地鎮祭などの出張祭典では、外なので蚊や蟻、蜂などが活発に動いている様子がわかります。

地鎮祭後にご家族で

地鎮祭を終えて  おめでとうございます

社務所の壁の塗り替え工事が終わりました。下塗り後の仕上げには、淡水や海水に生じる植物性プランクトンの構成種である、「珪藻」(けいそう)の遺骸が堆積してできた珪藻土(けいそうど)という吸水性に富んだ優しい素材を使用しているようです。

22.6.11明るい感じに仕上がりました

 

20日の「崇敬者祭」と30日の「夏越大祓」に向けて、準備を少しづつ進めています。

崇敬者祭  献酒用のお酒

崇敬者祭  献酒用のお酒

大祓の祓物(はらえつもの) 綿布(ゆう)と麻苧(あさお)

大祓の祓物(はらえつもの) 綿布(ゆう)と麻苧(あさお)

 機を逸してはならぬと、蛍を見に栗原へ出掛けました。画像では判断できませんが、幻想的な心地よい一時となりました。

目の前まで蛍が飛び交いました

目の前まで蛍が飛び交いました

 

梅酒

2010年6月10日 木曜日

農家のお宅で、敷地の木々を切ることになり、お稲荷さんに奉告のお祭りを行いました。

お稲荷なりさんに伐木の奉告

お稲荷なりさんに伐木の奉告

今年は、境内全般に毛虫の消毒を行ったため、梅の木も消毒をしました。残念ながら、境内の梅を採ることは出来ませんでしたが、農家の方から梅を沢山いただいたので、梅を漬けました。

22.6.10

暑さや乾燥に強いため、サボテンギクと呼ばれる松葉菊が花の絨毯(じゅうたん)のように、あちらこちらで咲いています。花言葉では、「怠惰」(たいだ)と可哀想ですが、日が陰ると閉じるのでそう名付けられたのかもしれません。

マツバギク

マツバギク

草茂る

2010年6月9日 水曜日

4月の大祭前に、社務所天井などのペンキ塗りをしましたが、今日は壁の塗り替え工事を行いました。

左官屋さんの下塗り作業

左官屋さんによる下塗り作業

 左官屋さんの工事を見ながら、建物回りをぐるっと見渡すと、足下に蟻(あり)が長い行列を作って活動をしていました。まさしく蟻の門渡(とわた)りです。

IMG_1416

この季節は、草むしり、草刈りは息つく間がないほどです。

IMG_1419

紫陽花(あじさい)の見頃も間もなくです。

日本人らしさ

2010年6月9日 水曜日

7日・8日と、神道政治連盟の諸行事のため東京に出掛けました。

7日は神道政治連盟の結成40周年式典がホテルニューオータニで開催されました。

IMG_1393

 各都道府県から大勢の関係者が集まり、記念表彰なども行われました。

IMG_1403

 式典後、京都大学大学院教授の中西輝政氏により「保守再生を期して」という講演が行われました。戦後の体制もさることながら、昭和から平成に移る頃、ソ連という世界を二分する一党独裁制の社会主義が崩壊したことにより、共産主義政党は混乱に陥入りましたが、保守も油断したことが現在の混沌を招いている要因と指摘されました。また、左派リベラル派の「鉄の三角地帯」(マスコミ・教育界・法曹界)により、国の有り様がおかしくなったと説明されました。今後は、進歩と伝統を見据えることが大切であり、長い歴史と伝統により育まれた日本の国柄や、揺るがぬものの再認識が必要であり、確固たる信念をもつとともに、情報発信において、分かり易く裾野を広げるような戦略をもつべきと強調されました。

その後、国会議員との懇談会が盛大に行われました。

 

8日は、神社本庁において、神道政治連盟の中央委員会が開かれました。

IMG_1406

内に外に憂うべき事柄が多いこの時にあたり、“日本人らしさ”、つまり神道の精神を以て国政の基礎を確立すること、民俗の道統をしっかりと守り伝えることの大切さをあらためて確認いたしました。

IMG_1414

 終了後、4期12年の長きに亘り会長職を努められた、宮﨑義敬会長からの賜りもの、『わたしの海』にサインをいただきました。

宮﨑会長にサインをいただく

宮﨑会長にサインをいただきました

口頭弁論傍聴

2010年6月8日 火曜日

昨日(7日)は、神道政治連盟東京本部から協力依頼があり、「口頭弁論」傍聴のため、東京地方裁判所に出掛けました。

これは、去る平成19年2月26日、戦没者遺族ら11名が国と靖國神社を相手取って、東京地方裁判所に訴訟を起こしましたもので、霊璽簿(れいじぼ)、祭神簿(さいじんぼ)、祭神名票(さいじんめいひょう)からの戦没者名(せんぼつしゃめい)の抹消、謝罪文の交付や日本・韓国の新聞紙上での謝罪文掲載などを求めたものです。

小泉元首相の訴訟は、平成18年に大阪で最高裁判決が出ており、原告側敗訴となっています。従来は国を相手取って行われていましたが、この訴訟では靖國神社が被告となっています。

yasukuni

弁護士の先生によれば、手続きとして不当な裁判であり、合祀を不当とするが、宗教上の当不当を論ずるものであって、過去の判例からも明らかであるとのことです。裁判は3年余りの長期にわたっていますが、法廷を通して運動展開を図っているように見受けられます。

靖國問題については、政治との複雑な絡みや、遺族の感情問題など、何層もの問題が山積していますが、国の為に尊い命を捧げられた英霊に対して、感謝の真心を捧げるとともに、靖國神社の真摯顕現(しんしけんげん)に努めることが、今の世を生きる私たちの使命でもあります。

また、最高裁により首相の参拝が何ら問題ないと示された事実を伝え、堂々と都道府県の首長にも参拝をして欲しいと願うものです。

井戸埋めのお祓い

2010年6月8日 火曜日

昨日、井戸を埋めるお祓いをいたしました。ガソリンスタンドの跡地を取り壊し、造成の工事の際に井戸が出てきたので、工事業者の方から依頼がありました。

工事に携わる方によるお清めのご奉仕

工事業者によるお清めのご奉仕

日本の国土面積に占める森林の割合は66%(国土の2/3)で、これはアメリカやカナダ、ドイツなどの倍の数字で、先進国の中ではフィンランドに次いで2番目であり、世界有数の森林大国です。資源の少ない日本ではありますが、森林資源は世界に誇れる財産であり、木の文化を育んできた先祖の知恵によるものです。

私たちは、蛇口をひねれば簡単に出てくる水に慣れすぎてしまったせいか、水のありがたみを忘れがちです。自然の恵みに対する感謝、水を利用する田作りや植林の文化を培ってきた先人の苦労などに思いをいたすことにより、もったいない、かたじけない、お蔭様の心を育みたいものです。

さつき

さつき

土手に咲くさつきの向こうには、田園の美しい風景が現れました。カエルも元気よく鳴きはじめました。水の恩恵を受けるのは、ひとさまだけではありません。

IMG_1384

7月7日(水)・8日(木)に行われる、第2回「神奈川の神社まつり」写真コンテストのポスターが届きました。横浜そごう入口前の新都市プラザで展示会が行われます。今回は、神宮式年遷宮(じんぐうしきねんせんぐう)のパネル展も同時開催いたしますので、是非ともご覧下さい。

パワースポット

2010年6月6日 日曜日

和製英語ながら、最近パワースポットばやりです。「大地の気が漲(みなぎ)り、それを得ることが出来る聖地」とでも説明できましょうか。書店の店頭にも関連の雑誌が多く並んでいます。もっとも、その多くは日本各地の神社仏閣が挙げられています。

下谷戸縄文遺跡環状列石及住居跡

神社裏手にあるストーンサークル・住居跡

沢山の三段の滝(お水取り場)

沢山の三段の滝(お水取り場)

天地のエネルギーをいただき、真っ直ぐに高みに伸びる杉の木

天地のエネルギーで真っ直ぐに伸びる杉

もちろん、長い歴史と伝統をもつ神社は、多くの気を感じさせる癒しの空間です。新緑に囲まれた森で、静かに頭を下げて手を合わせれば、自然とよみがえりの力が得られると思います。

マーケティングコンサルタントとして活躍される西川りゅうじん氏が、鎮守の杜から「神社エール」というユニークな記事(産経新聞 21年8月27日)を書かれていますのでご紹介いたします。

神社にお参りして神社からのエール、つまり「神社エール」を頂けば心も体も元気になる。「神社エール」は、いつでもどこでも誰でも、全国各地8万社以上ある神社の鳥居をくぐり社殿の前で二礼二拍手一礼(二拝二拍手一拝)すれば頂ける一服の清涼剤だ。

 事実、鎮守の森に抱かれた参道を歩くことは、清涼飲料ならぬ“清涼運動”である。ウオーキングが軽い運動になり、すがすがしい気持ちになるのに加えて、「森林セラピー」の効果もある。

 樹木の発するフィトンチッド(森林の芳香)やマイナスイオン、木漏れ日のゆらぎ効果によってストレスが軽減されるのだ。カラダの中に自然のリズムを取り戻すことで、免疫力が高まり、ガンを死滅させるナチュラルキラー細胞が活発になることが証明されている。

 また、神社がある場所には、人々の気持ちをリセットする何かがある。私たちが山や海、岩や樹や滝を見て、美しい、神々(こうごう)しいと感じるように、古くからそこに神社があるのは、いにしえの人々がその地の自然に対して畏敬(いけい)の念を感じたからであり、そこがまさにパワースポットであるからだ。だから誰もが心にエールをもらえるのである。

 神社とは、多くの人にとって初詣でや地域のお祭りに出掛ける場所だろう。あるいは、結婚式、安産や受験や交通安全の祈願、七五三、厄年のおはらいなど人生の節目節目にお参りするところだ。しかし、神社は年中無休である。「思い立ったら吉日」と、私たちの先祖がしてきたように、新しいことを始めるとき、家族や友のことが気にかかるとき、人生の壁にぶつかったとき、たまたまその地を訪れたとき、まずは神社に足を運んでみるべきだ。

 私自身、全国各地で地域や産業の元気化のお手伝いをしているが、なるべく時間を見つけて、訪問先のその地の神社にお参りさせて頂くようにしている。どんな事業も、天の時、地の利、人の和なくして成就しない。

 施設造りや地域イベントに取り組むとき、一緒に仕事に携わる人たちと神社に皆で参って拍手を打つと、心が一つになり、不思議と大きな事故やトラブルも少なくうまく事が運ぶ。在学中に仕事を始めて約30年。まがりなりにも何とか生かして頂いてきたのは、各地の神社から、心身に「神社エール」を頂いているからに違いない。

 また、その地域の一の宮は風光明媚(めいび)な観光名所であるし、氏神や産土神(うぶすながみ)の中にも気持ちをほっとさせてくれる味のある社(やしろ)や祠(ほこら)も多い。得意先や訪問先にうかがう前にお参りし、「御社のご隆盛とご家族のご多幸をお祈りしてきました」と言えば、よろこんでもらえる。

 それに、神社の創建にまつわる由来を読めば、地域の歴史・文化・風土・伝統などがよくわかるので話もはずむ。商談にプラスであることは言うまでもない。

 最近、若者の間でパワースポット巡りが人気だが、日本人がはぐくみ、はぐくまれてきた神社ほど“おしゃレトロ”なスポットはない。

 「神社エール」はプライベートにもビジネスにも御利益(ごりやく)絶大である。

着帯の祝いと安産祈願

2010年6月5日 土曜日

今日は戌(いぬ)の日。犬が多産で安産であり、古くから邪気を祓う動物であることにあやかり、安産を願う妊婦の方がお参りに見えました。(着帯の祝いと安産祈願

安産祈願の御祈祷

安産祈願の御祈祷

天保年間の『社伝記』や『吾妻鏡』(あづまかがみ)によると、征夷大将軍・源頼朝公(せいいたいしょうぐん・みなもとのよりともこう)は、妻・政子(まさこ)の実朝公(さねともこう)出産に際し、その安産祈願のため、比々多神社に神馬(しんめ)を奉納されました。

ご祈願の方に授与される岩田帯

ご祈願の方に授与される岩田帯

因みに、今後の戌の日は、6月17日(木)、6月29日(火)、7月11日(日)、7月23日(金)、8月4日(水)、8月16日(月)、8月28日(土)です。

撮影 藤沢市・増山氏

撮影 藤沢市・増山正芳氏

まが玉祭「管絃と舞楽の夕べ」の写真パネル【全紙版(新聞紙)】の奉納がありました。とても幻想的な写真です。ありがとうございます。

もぐらもち

2010年6月4日 金曜日

境内の方々で、土竜(もぐら)が土を隆起させています。地中にもぐって土を持ち上げることから、“ もぐらもち ” “ むぐらもち ”ともいわれています。「土竜」の字は、漢名では“ ミミズ ”のことをいい、もぐらがミミズを食すことから誤用して定着したそうです。【広辞苑】

もぐらによる土の隆起

掘削作業後のもぐら塚

今の時期は、もぐら塚を数多く目にしますが、土中にトンネルを作り、ミミズや昆虫を食べて生活しているので、地上で目にすることは滅多になく、私たちの生活には影響がないように思えます。

しかしながら、農家にとっては畔(あぜ)を壊すなど田畑に害をもたらします。田鼠(でんそ)と呼ばれるのも納得できます。

小正月に行われる伝統行事で「土竜追い」「土竜打ち」「土竜送り」があります。これは、子どもたちが竹などに藁(わら)を巻き、地面を叩いて歩く五穀豊穣を祈る風習です。

御神田

田植え間近の御神田

神奈川県神道青年会の御神田では、6月13日(日)に行われる田植えに先立ち、畔の草刈りが行われました。6日(日)には畔(くろ)付けが予定されています。

キンケイギク

大金鶏菊(オオキンケイギク)

一心泣き相撲 比々多場所

2010年6月3日 木曜日

来月の7月12日(日)境内に於いて、「一心泣き相撲 比々多場所」を開催いたします。

omote

泣き相撲の参加資格は、生後6ヶ月から2歳半の男女です。境内では、泣き相撲の他に、赤ちゃん土俵入り、一升餅担ぎ、赤ちゃん手形、背伸び太鼓、福引きなどのイベントを楽しんでいただきます。

また、御神前で、更なる健康と成長を祈願いたします。ご祈願後に、「なかよし健康守」を授与いたします。

ura

申込は、(イ)web  http://www.nakisumo.jp     (ロ)電話0798-85-0800(平日10:00-16:00)のどちらかです。 

申込後、赤ちゃんの四股名(しこな)を登録していただきます。

参加費は10,000円です。(当日)100人限定となりますので、お早めにお申し込みください。