境内の方々で、土竜(もぐら)が土を隆起させています。地中にもぐって土を持ち上げることから、“ もぐらもち ” “ むぐらもち ”ともいわれています。「土竜」の字は、漢名では“ ミミズ ”のことをいい、もぐらがミミズを食すことから誤用して定着したそうです。【広辞苑】
今の時期は、もぐら塚を数多く目にしますが、土中にトンネルを作り、ミミズや昆虫を食べて生活しているので、地上で目にすることは滅多になく、私たちの生活には影響がないように思えます。
しかしながら、農家にとっては畔(あぜ)を壊すなど田畑に害をもたらします。田鼠(でんそ)と呼ばれるのも納得できます。
小正月に行われる伝統行事で「土竜追い」「土竜打ち」「土竜送り」があります。これは、子どもたちが竹などに藁(わら)を巻き、地面を叩いて歩く五穀豊穣を祈る風習です。
神奈川県神道青年会の御神田では、6月13日(日)に行われる田植えに先立ち、畔の草刈りが行われました。6日(日)には畔(くろ)付けが予定されています。