2015年8月 のアーカイブ

任期最終年度の始まり

2015年8月21日 金曜日

昨日は神奈川県神社庁相模中連合支部総会が大山で開催され、管内(二宮町・大磯町・平塚市・伊勢原市・秦野市184社)の神職24名が出席しました。

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事業報告と決算、事業計画と予算が全員一致で審議され、任期の最終年度が始まりました。

また、神社庁設立七十周年記念事業として計画されている庁舎建設の募財について活発に意見が交わされ、各宮司所管の管内神社全てに奉賛金をお願いすることになりました。

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地域の魅力再発見

2015年8月19日 水曜日

所管神社連絡協議会では、来月の17日に靖國神社参拝会(「戦後70年靖國神社参拝と築地散策」)を予定していますが、お盆明けから申し込みが徐々に増えてきました。

さて、今日は各種団体の地域行事が実施されましたのでご紹介いたします。

午前中はマンスリーウォーキングの会(窓口:伊勢原市教育委員会スポーツ課)によるマンスリーウォーキングが行われ、約80名の参加者が神社を出発して、県立いせはら塔の山緑地公園を巡る約4㎞のコースを歩き、神社に無事に戻ってきました。

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また、午後からは比々多観光振興会(事務局:比々多神社)の比々多めぐり第1弾「串橋・笠窪」編が行われました。

これは6月14日に発足した観光振興会の会員研修事業で、当社からも宮司、禰宜、責任役員、総代らが参加しました。

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串橋の雷電神社や(伝)善波太郎の墓では、文献などの資料も周到に用意され、参加者一同が事細かな説明に聞き入っていました。

果樹農家では梨の生産状況や栽培方法、出荷状況などについてお聞きしながら、旬の幸水(梨)や藤稔(葡萄)を美味しく頂きました。

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笠窪地区では一ノ坪条里制度遺跡や箕輪(みのわ)駅址などの史跡や各地区の道祖神(どうそじん)、庚申塔(こうしんとう)などを訪れ、途中のいちご園やブルーベリー農園、銘菓を販売する製菓店などを目にしました。

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住み慣れた地域の中にも初めて訪ねる史跡もあり、それぞれに地域の魅力を再発見する一日となりました。

第2弾は栗原編で10月22日(木)に実施予定です。

喜びも一入

2015年8月18日 火曜日

昨日は藤沢市内で竜巻と見られる突風が発生し、街路樹が倒れたり、屋根瓦が吹き飛び、怪我人も出た様子です。

今年は珍しく毎月台風が発生していますが、過去10年でも発生数(8月現在)が最も多いようです。

間もなく台風が発生する季節を迎えますが、自然の驚異と向き合いながら備えを心掛けたいものです。

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お蔭様で天候に恵まれ、本日は工場施設の地鎮祭を無事ご奉仕することができました。

昨年の夏に解体工事の安全祈願祭を執り行いましたが、数年越しの計画がようやく実現して、関係者の喜びも一入(ひとしお)だったようです。

工期は年内ということですが、安全且つ順調に、予定通りに工事が進むよう大地の神さまに祈り上げました。

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本日はおめでとうございます。

泣き相撲の予約状況

2015年8月17日 月曜日

お盆明けの月曜日、今日から仕事再開という方もあろうかと思います。

日本列島の広い範囲で大気が不安定となり、当地でも大雨・洪水警報が発令され、局地的な激しい雨が何度か降りました。

殿内の湿度は高く、団体祈祷ではじわじわと汗が吹き出してきましたが、大きな雨音が却って厳かな雰囲気をつくりだしていました。

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さて、いよいよ「一心泣き相撲比々多場所」(9月6日)まで3週間を切りました。

A:11:00~、B:11:30~は予約受付を終了しましたが、C:12:00~、D:12:30~、E:13:00~はまだ余裕がありますので、お早めにお申し込みください。

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ご参加下さい

2015年8月16日 日曜日

昨日は、国府祭の類社である平塚八幡宮の大祭が斎行され、宮司並びに責任役員が例祭式に参列、禰宜が終日ご奉仕をしました。

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さて、来週19日(水)、比々多観光振興会(事務局:比々多神社内)主催の比々多めぐり 第一弾「笠窪・串橋」編が開催となります。

午後2時に雷電神社(伊勢原市串橋)集合となりますので、比々多の知られざる魅力を感じてみませんか?

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また、同日の午前中にはマンスリーウオーキング(教育委員会スポーツ課) 「県立塔の山緑地公園散策」(約4㎞)も実施(集合・解散:比々多神社 朝9時半出発)されますので、健康の維持・増進に、あるいは小・中学生の夏休みの機会に、是非参加してみませんか。

追悼式のお言葉

2015年8月16日 日曜日

14日には安倍首相による「戦後70年談話」が発表されましたが、終戦の日を迎えた15日、天皇、皇后両陛下ご臨席のもと、政府主催の全国戦没者追悼式が日本武道館で開催されました。

天皇陛下のお言葉には、慰霊のお気持ちと平和への思い、常に国民の心に寄り添い歩まれる大御心(おおみこころ)が在り在りと溢れていました。

ここにお言葉の全文を記し、平和と発展への思いといたします。

「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。終戦以来既に七十年、戦争による荒廃からの復興、発展に向け払われた国民のたゆみない努力と、平和の存続を切望する国民の意識に支えられ、我が国は今日の平和と繁栄を築いてきました。戦後という、この長い期間における国民の尊い歩みに思いを致すとき、感慨は誠に尽きることがありません。ここに過去を顧み、さきの大戦に対する深い反省と共に、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心からなる追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。

大いなる恵み

2015年8月15日 土曜日

盆と夏期休暇の時期とあって、御朱印参拝の方にお尋ねすると、「昨日は長野で、今日は大阪に帰ります。」「高知から参りました。」など、ありがたいことに遠方からのお参りが多いようです。

御神田

御神田

近隣の田んぼでは出穂(しゅっすい)の時期を迎えています。

神社下の御神田では田植えから数えて69日目、最初の穂が茎から顔を出す「走り穂」が間もなく見られそうです。

出穂後に晴れて暑い日が続くと、養分たっぷりの美味しいお米ができるようなので、恵みがもたらされることを願います。

安産祈願の絵馬

安産祈願の絵馬

昨日は今月2回目の戌の日

ご神前に額づいて安産を願い上げました。今月は26日(水)にもう一度あります。

新しい命は大いなる恵みであり、待つ人たちの希望です。

大切な折目

2015年8月14日 金曜日

当地では昨夕は盆行事の迎え火。

正月と並ぶ大切な折目ですが、各家庭では自宅に精霊棚(しょうりょうだな)を設け、夏野菜の胡瓜(きゅうり)や茄子(なす)で馬や牛の飾りをつくり、苧殻(おがら)を焚(た)いてご先祖さまを迎えました。

迎え火

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当家では歴代の宮司をはじめ、ご先祖さまのみたままつりを早めに執り行いました。

この数日間は神葬祭のお宅に伺い、祖霊祭(それいさい)を執り行う予定になっています。

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昨年はお世話になった方々が鬼籍(きせき)に入り、今日は朝から新盆(にいぼん)参りもありました。

曹洞宗、日蓮宗、臨済宗など、宗派によって習わしが異なることも良き学習機会です。

棚経(たなぎょう)で忙(せわ)しなく檀家(だんか)回りをする住職の姿も目にしました。

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職名と階位

2015年8月12日 水曜日

本日は所管社の住居表示が変更になったことから、法務局に出向いて変更登記の申請を行いました。

私たち神職は心身の清浄を保ち、祭祀を正しく厳かに行うことが最大の役目ですが、その他にも神社の運営管理を適切に行わなければなりません。

神社ごとに異なりますが、神職には上から宮司(ぐうじ)、権宮司(ごんぐうじ)、禰宜(ねぎ)、権禰宜(ごんねぎ)、出仕(しゅっし)などの「職名」が存在します。

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神職になるためには、神社神道に対する信仰心や奉仕の精神がなければなりませんが、神社本庁の試験に合格するか、各種養成機関において所定の学科の単位を取得した上で、必要な神務実習を修了し、「階位」という資格を得なければなりません。

階位は上から浄階(じょうかい)、明階(めいかい)、正階(せいかい)、権正階(ごんせいかい)、直階(ちょっかい)となっています。

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神職に任用されても経験と研鑽を積むことが何より大切であり、生涯教育として神社本庁や各都道府県の神社庁が主催する様々な研修、各支部で行われるものなどがあります。

今日は相模中連合支部事務局から祭式研修の案内が届きました。

生も神意、死も神意

2015年8月11日 火曜日

一昨日・昨日は神葬祭のご奉仕がありました。

仏教が伝来してより葬儀はお寺を中心に行われ、江戸時代の寺請制度によって専ら僧侶に委ねられることになりました。

しかしながら、仏・法・僧に帰依(帰依三宝)するという仏教信仰の内実には、我が民族固有の信仰といってもよい「祖先崇拝」に重きがおかれています。

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江戸時代中期頃より復古的自覚が強まり、明治初年の神仏分離に至って神職による葬儀が許可されるようになりました。

そして、神道信仰の根本要素である祖霊祭祀が神葬祭として行われるようになりました。

人生儀礼といわれる結婚式や安産祈願、初宮参り、七五三、成人式、厄年祓、年祝などと同様に、葬儀は人生最後の祭であり、「生も神意、死も神意」といわれる所以(ゆえん)です。

神道儀礼は〝 祓 〟に始まりますが、清め清めて悲しみや不幸を浄化するのです。

日の本に生れ出でにし益人(ますひと)は神より出でて神に入るなり 中西直方

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