相模国三ノ宮・比々多神社

追悼式のお言葉

14日には安倍首相による「戦後70年談話」が発表されましたが、終戦の日を迎えた15日、天皇、皇后両陛下ご臨席のもと、政府主催の全国戦没者追悼式が日本武道館で開催されました。

天皇陛下のお言葉には、慰霊のお気持ちと平和への思い、常に国民の心に寄り添い歩まれる大御心(おおみこころ)が在り在りと溢れていました。

ここにお言葉の全文を記し、平和と発展への思いといたします。

「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。終戦以来既に七十年、戦争による荒廃からの復興、発展に向け払われた国民のたゆみない努力と、平和の存続を切望する国民の意識に支えられ、我が国は今日の平和と繁栄を築いてきました。戦後という、この長い期間における国民の尊い歩みに思いを致すとき、感慨は誠に尽きることがありません。ここに過去を顧み、さきの大戦に対する深い反省と共に、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心からなる追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。

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