2014年12月 のアーカイブ

神代ながらのをしへ

2014年12月21日 日曜日

日曜日の今日は、朝から初宮参りや交通安全祈願などが続き、今年はお仕舞いと思っていた七五三参りも数組ありました。

午後は神明社(伊勢原市上平間)の祭儀でしたが、新年の「歳旦祭」(さいたんさい)の日程や元旦祈祷の御神札、そして所管神社連絡協議会「賀詞交歓会」(1月7日)の出欠など、各社で確認を取りながら今年も全ての祭典を修めました。

晩には、落幡神社(秦野市鶴巻)の恒例の忘年会がありました。

今年一年間を振り返りつつ、感謝と来年も変わらぬご協力を切にお願い申し上げました。

明治天皇御製   あめつちとともに久しくかはらぬは神代ながらのをしへなりけり

年越大祓

2014年12月20日 土曜日

昨年同様、生憎の雨となりましたが、午後2時に恒例の「年越大祓」を斎行しました。

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大祓奉告祭ののち、雨儀のため拝殿において大祓神事を執り行いました。

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人形(ひとがた)に記された氏子・崇敬者の名前を読み上げる中、祭員とともに参列者が奏上する大祓詞(おおはらえことば)が雨の境内に静かに響いていました。

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人形とともに半年間の罪・穢れを祓い清め、それぞれの家内安全を祈り上げました。

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キッズ劇場の撮影 

2014年12月19日 金曜日

本日はテレビ神奈川の番組「キッズ劇場」(毎週土曜日 午前8時放送)の撮影がありました。

番組キャラクターの〝 むーとん 〟に、神社での参拝の作法を教えました。

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放送は新年1月3日(土)午前8時(再放送:1月9日(金)午前8時)です。

お時間のある方はどうぞご覧ください。

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参拝に先立って行う手水の作法について、イラストでご説明します。

先ず、右手で柄杓(ひしゃく)を取り、左手をすすぎます。次に左手に持ち替えて右手をすすぎます。そして、左手に水を注ぎ口をすすぎます。もう一度左手をすすぎ、最後に柄杓の柄(え)の部分を流します。

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注意点は、1回に汲(く)んだ量で行うこと、柄杓に直接口を付けないこと、元にあった以上に整えて柄杓を置くことです。もちろん、手荷物などは一度置いてから行うことが大切です。

手水鉢には「心洗」と彫られていますが、参拝前に心身ともに清めて、心を整えることが重要です。

temizu2早速、今日の様子がむーとんツイッターで投稿されていました。

身内の不幸に際して

2014年12月18日 木曜日

真冬の寒さが続いていますが、伊勢原市内ではインフルエンザの注意報が発令され、例年より早い流行となっています。

今後忘年会に参加する人も多いと思いますが、なるべく人混みを避け、うがいや手洗いの励行、マスクの着用や咳エチケットを心掛けたいところです。

社頭では、元旦祈祷の申し込みや年神様を受けに来られる方が相次ぎ、今週はその対応と御神札準備に明け暮れる毎日です。

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さて、身内の不幸に際して、初詣や神棚まつりの是非、御神札の申し込みなどついて、この時期は多くの問い合わせがあります。

親族が亡くなったとき、一定期間喪(も)に服(ふく)することを「服忌」(ぶっき)、「忌服」(きぶく)、「服喪」(ふくも)、「喪がかかる」、「日がかり」などといいます。

遺族にとっては悲しみや心の悼み乗り越えるとともに、故人の恩に感謝し、礼を尽くす、そして清浄を尊ぶ日本人ならではの倫理観がここに見られます。

明治7年に出された太政官布告では、近親の度合いによって、喪(謹慎期間)と服(喪服を着る期間)の日数が示されましたが、1等親では13ヶ月も喪服の生活をするなど、現代社会ではこれにそぐわず、現在では一般的に四十九日、神道では五十日を喪明けととらえています。

これを過ぎれば、神社参拝や結婚式、その他人生儀礼への出席、神棚まつりを再開する目安といえます。

また、服忌中に新年の御神札の頒布があった場合でも、これを過ぎれば受けることが可能です。

服忌のこころえ神奈川県神社庁

詳しくは上記「服忌のこころえ」をご覧ください。


和のお嫁さん

2014年12月17日 水曜日

急速に発達した低気圧の影響で強風が吹き、暴風により交通機関にも乱れが出ているようです。

出張祭典では冬将軍の襲来に、祭壇が飛ばされないか悩まされました。

安産祈願の絵馬

安産祈願の絵馬

さて、今日は安産祈願の吉日「戌の日」ですが、境内にも冷たくて強い風が吹き、拝殿の戸を開けられないような状況です。

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『日本の結婚式』第17号が届き、早速頁をめくると、11月に当社で結婚式を挙げられた方の記事が掲載されていました。

和のお嫁さん

和のお嫁さん

素敵な祝言(しゅうげん)でしたが、あらためて心がほっこりとしました。

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初詣臨時バスの運行について

2014年12月16日 火曜日

昨日は月の折り返し、今年最後の月次祭(つきなみさい)を斎行しました。今年も残すところ半月です。

今日は雨にもかかわらず、神宮大麻や元旦祈祷、年越大祓(20日)など、個人や企業、自治会や兼務社の総代さんなど、千客万来の一日でした。

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「初詣」につき、元旦から4日(日)までの間、伊勢原駅(北口)から神奈中バスが臨時運行(増発)することになりました。

初詣臨時バスの運行について(神奈中バスHP)

神社には臨時駐車場もありますが、公共交通機関をどうぞご利用ください。

産霊

2014年12月15日 月曜日

昨日は冷え込みが一段と厳しくなりましたが、日差しが降り注ぐ中、神前結婚式を執り行いました。

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縁結び、おむすび、結び目など、色々なところで使われる〝 結び 〟ですが、天地万物を産み成す「産霊」の意です。

奈良時代には清音の「ムスヒ」と発音していたようです。

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昨日は、鳥居と御神木に真新しい注連縄(しめなわ)が張られたばかりですが、綯(な)われた藁(わら)が寄り添う夫婦の絆のように、優しく強く撚(よ)ってあります。

ご結婚おめでとうございます

ご結婚おめでとうございます

新郎新婦お二人の「むすひ」により、多くの人たちに幸せがもたらされました。

神さまのご神縁をいただいて、末長くお幸せに。

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連日のご奉仕

2014年12月14日 日曜日

昨日は日月神社(伊勢原市沼目)、本日は真田神社(平塚市真田)、南金目神社(平塚市南金目)、熊野神社(平塚市千須谷)と兼務社の祭儀があり、いよいよ残り1社となりました。

倒木処理

倒木処理

さて、昨日は煤払いが済んでから、強風による倒木の処理作業、神社周辺の草刈り、そして奉納板の修理など、総代さんには大働きのご奉仕となりました。

奉納板修理

奉納板修理

また、今日は三ノ宮・西谷戸組奉仕による鳥居と御神木の注連縄(しめなわ)張りが行われました。

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縄綯い(11月30日)で出来上がった大注連縄ですが、新しい藁(わら)が青々として、とても気持ちが良いものです。

お参りの際には見上げてご覧ください。

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恒例の煤払い

2014年12月13日 土曜日

冬型の気圧配置で北風が身に染(し)みる一日です。

今朝7時、総代さんのご協力のもと、恒例の「煤払い」(すすはらい)を行いました。

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白の作務衣(さむえ)姿となり、先ずは殿内の祭具や調度品を全て外に運び出しました。

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そして、長い篠竹を用いて社殿の内外を隈無(くまな)く払い、今年一年の煤や埃(ほこり)を落としました。

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その後、掃き掃除や拭き掃除を繰り返し、隅々まで綺麗になりました。

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今年は土曜日にあたり、昨年より30分早く始めましたが、お蔭様で清々しい〝 正月事始め 〟となりました。

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式内社めぐり

2014年12月12日 金曜日

相模国式内社の会事務局から新規パンフレットが届きました。

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『延喜式』(えんぎしき)とは、醍醐天皇(だいごてんのう)の命により編纂(へんさん)され、延長5年(927)に完成した50巻からなる律令(りつりょう)の施行細則です。

巻1~10は神祇祭祀(じんぎさいし)に関する規程(神祇式)が記され、巻9・巻10を神名帳(じんみょうちょう)といい、これに登載された全国2861社3132座を「式内社」といいます。

相模国には13社が掲げられています。

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千年以上の歴史と由緒をもつ相模の古社を巡ってみませんか。