2014年3月 のアーカイブ

一都七県神政連会議

2014年3月12日 水曜日

本年度は一都七県神社庁の当番が神奈川県神社庁のお役で、2月20日に連合会総会を終え、先週(3日~7日)は中堅神職研修会を終えたばかりです。

さて、一都七県神道政治連盟では、昨年当番を終え、引き継いだ群馬県(伊香保温泉・ホテル木暮)で本日会議が催されました。

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中央本部から、皇室の尊厳護持、自主憲法制定運動、教育の正常化、靖國神社公式参拝・国家護持運動、政教関係訴訟対策、時局問題、国旗掲揚・国歌斉唱推進運動などについて報告がなされました。

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その後、各都県から活発な活動報告がなされました。

神奈川県本部では、日本が主権を回復(昭和27年:サンフランシスコ講和条約発効)した4月28日に靖國神社を参拝し、靖國神社会館において研修会を開催する予定です。

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類社会議

2014年3月11日 火曜日

あの東日本大震災発生から丸3年が経過しました。

政府主催の追悼式はもとより、尊い命を落とされた犠牲者の御霊安からんことを祈り、被災地の各所では慰霊祭が執り行われました。

また、全国津々浦々の神社でも、まだ先の見えぬ復興への祈りが鳥居の内でこめられました。

類社会議

類社会議

さて、本日は「国府祭」(こうのまち)の類社(るいしゃ)である、総社・六所神社、一之宮・寒川神社、二之宮・川勾神社、三之宮・比々多神社、四之宮・前鳥神社、一国一社・平塚八幡宮の宮司他役員が大磯の地に集い、類社会議が開催されました。

先人が一千年以上にわたり連綿と伝えてきた神事を、今年も六社の合同祭典として執り行い、天下泰平の祈りをこめます。

国府祭 六社めぐり

国府祭 六社めぐり

屋敷に坐します神々

2014年3月10日 月曜日

年度末となり、人事異動の挨拶など、来客の多い一日でした。

さて、今日は築150年になる家屋の改築祓に伺いました。

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ご当家はクリスチャンですが、ご先祖の思いや屋敷の其処彼処(そこかしこ)に坐(ま)します神々に感謝の念を抱き、丁寧な書簡で神事の依頼を受けました。

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これからの生活を考えて、新築することも頭の中にあったそうですが、柱や梁(はり)の枠組み、床の間や欄間(らんま)を残し、代々の当主や大工さんの思いを後世にも伝えたいとの思いが勝ったようです。

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取り壊す母屋(おもや)や伐採する古木、井戸などの周囲に、丁寧にお清め(米・酒・塩)している姿がとても印象的でした。

工事の安全無事はもとより、その願いが子々孫々に引き継がれることをお祈り申し上げます。

幸せの証

2014年3月9日 日曜日

本日の真田神社(平塚市真田)を以て、春の祈年祭(きねんさい)は全てご奉仕申し納めました。

また、昨日に続いて、祖先のまつり「一年祭」「埋葬祭」(まいそうさい)のご奉仕がありました。

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梅の開花が体感的にも春の訪れを感じさせてくれますが、今日は神前結婚式の申し込みが複数ありました。

当社では申し込みの折に、式の流れや祭儀の意義、礼作法などについて、都度(つど)説明を行っています。

説明の最中、当社で結婚式を挙げられたお二人が「一年経ちました」と来社。お礼参りをされるのは幸せの証(あかし)、また来年お越しになるのを楽しみにしています。

人形感謝祭 ( 3月17日 )

人形感謝祭 ( 3月17日 )

みたままつり

2014年3月8日 土曜日

本日は、十二柱神社(伊勢原市田中)と八坂神社(平塚市入野)で祈年祭がありました。式後の直会(なおらい)では、やはり先週のお伊勢参りが話題となりました。

さて、再来週はお彼岸となりますが、今月は土日を中心に祖先のまつりが数多く入っています。

今日は自宅における五年祭(ごねんさい)と奥津城(おくつき=墓所)における墓前祭(ぼぜんさい)のご奉仕でした。

神葬祭(しんそうさい:神道の葬儀)では、年祭(ねんさい)といって、一年祭、三年祭、五年祭、十年祭、二十年祭、三十年祭など、一定の年忌(ねんき)で祖霊祭(それいさい)を行い、この年数は、概(おおむ)ね満年数で数えます。

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神葬祭では、通夜の日に浄暗(じょうあん)の中で「遷霊祭」(せんれいさい)を行い、「霊璽」(れいじ:仏教の位牌に相当)に故人の御霊(みたま)を遷(うつ)し留(とど)めます。

家庭の祖霊舎(それいしゃ:仏教の仏壇に相当)では、日毎朝夕(ひごとあさゆう)祖霊に手を合わせるとともに、一定の年忌で神職が招かれ「みたままつり」を行います。

その一方で、屍櫃(かろうと=墓石の下の石室)に納められた遺骨が魂(たましい)不在の亡骸(なきがら)でありながら、墓前祭を行うのは矛盾のようですが、そこに日本人の伝統的な信仰が見出せます。

大伴の遠つ神祖(かむおや)の奥津城はしるく標(しめ)立て人の知るべく 大伴家持

神職の研修

2014年3月7日 金曜日

先月の26日(水)・27日(木)、所管神社連絡協議会でお伊勢参りを催しましたが、神宮行事のため、参拝停止・一部参道規制の連絡が県神社庁からありましたのでお知らせします。

今月は各種団体の行事や諸会議が連日のように続いています。

今晩は総代さんによる一年間の慰労をこめた懇親会が行われ、宮司・権禰宜2名が出席しました。

また、3月3日から7日の間、明治神宮会館において一都七県神社庁連合会「第18次中堅神職研修(乙)」が神奈川県神社庁研修所の主管で開催され、権禰宜1名が受講しました。

神職には神社を護持すべき強い使命感が必要とされますが、神職養成のため生涯教育に視点を置き、年間を通じて中央研修所(神社本庁)や地方研修所(各都道府県神社庁)で各種研修を実施しています。

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視察参拝をかねて

2014年3月6日 木曜日

「国土と国体を守る」を主題に、神道青年全国協議会中央研修会が札幌の地で開催(5日・6日)され、神奈川県内も含め、全国から青年神職450名が参加しました。

この機会に、元役員の立場で禰宜が懇親会の席に出席しました。

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大荒れの予報もあり、飛行機の欠航や遅延も心配されましたが、無事北の大地に到着。

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感謝と旅の安全を祈るとともに、各地のお宮にお参りするのは祀職としての習慣ともいえます。

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北海道神宮伊夜日子神社札幌護国神社に参拝しましたが、どこも大雪で覆われていました。

氷点下の参拝は指先や耳が痛くなるほどでしたが、とても清々しさを感じました。

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日々境内清掃をするのと同様、雪かきが日課なのでしょうが、北国の厳しさをあらためて思いました。

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九州大神社展

2014年3月5日 水曜日

昨年、東京国立博物館で開催(4/9-6/2)された国宝大神社展に、神社総代さんたちと出掛けましたが、現在九州国立博物館で開催(1/15-3/9)されている同展には、残念ながら足を運ぶことができませんでした。

神社が保有する国宝や重要文化財が一堂に会する機会は稀で、お時間のある方、関心のある方は是非ともお出掛けください。

図録

図録

さて、今日は雨の一日となりました。予定されていた外祭も雨で延期になりました。

お蔭で、社務所での作業はとても捗(はかど)りました。

来月22日に斎行する例祭の案内状はもとより、紙垂(しで)の準備などにあたりました。

季節の移ろいとともに

2014年3月4日 火曜日

3月に入ってから気温の低い日が続いています。

明日・明後日は、広い範囲で大荒れの予報が出ていますので、外出の際にはくれぐれもご注意ください。

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初春の寒さが残る中でしたが、戌の日の安産参りがありました。

出産予定日は夏の盛りの方が多く、季節の移ろいとともに月日が満ち足りて、元気な赤ちゃんを授かって欲しいと思います。

土手の河津桜

土手の河津桜

明後日は二十四節気の一「啓蟄」(けいちつ)で、冬眠していた虫も目を覚まし、地上に這(は)い出てくる頃です。

季節も「仲春」(ちゅうしゅん)となります。

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昨日、創立140周年記念式典を迎えた比々多小学校の3年生が「おまつり」の調べ学習でやって来ました。

季節ごとに行われるおまつりについて話した後、「おまつりはいつから始まったのですか」「おまつりに関わる人はどのくらい」「お神輿の重さは」・・・など、多くの質問もありました。

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社務所でも大祭(4月22日)に向けて、徐々に準備を進めています。

お蔭様で、日々提灯(ちょうちん)の奉納も寄せられています。

明日は戌の日

2014年3月3日 月曜日

明日は「戌の日」(いぬのひ)です。

犬は多産でお産が軽く、古くより邪気を払う動物であることから、これにあやかって戌の日を選び、安産祈願をする慣わしです。

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一般的には安定期に入り、縁起の良い奇数でもある5ヶ月目の戌の日に、子宝に恵まれたことを神さまに感謝するとともに、母子の安全と無事出産を祈ります。

そして、岩のように丈夫に育ちますようにと「岩田帯」(いわたおび)をしめます。

当社では安産の祈願主に特製の岩田帯を授与していますが、市販の帯も一緒にお祓いをしています。

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鎌倉の御代、源頼朝公は当社に神馬を奉納、妻・政子の安産を祈願して無事実朝公が生まれました。