2014年3月21日 のアーカイブ

春の彼岸

2014年3月21日 金曜日

本日は太陽が真東から昇り真西に沈む、昼夜の長さがほぼ同じになる春分の日です。

祝日法には「自然をたたえ、生物をいつくしむ。」とあり、〝 分かりづらい祝日 〟です。

明治11年(1878)に春分の日が「春季皇霊祭」、秋分の日が「秋季皇霊祭」と定められた祭日ですが、昭和23年に制定された祝日法で上記のように意義づけされました。

宮中の皇霊殿では現在でも春季皇霊祭が執り行われ、旧官国幣社などの神社で遙拝式が行われています。

一年祭 ( 参集殿 )

一年祭 ( 参集殿 )

仏教では生死の境を此岸(しがん)といい、「生死の此岸を去って涅槃(ねはん)の彼岸に至る」といわれます。

彼岸の中日が先祖供養になったのは、太陽が真西に沈むのと西方浄土説が結びついたともいわれます。

この先祖供養が、日本古来の祖霊祭と習合している点も興味深いところです。

墓前祭 ( 一年祭 )

墓前祭 ( 一年祭 )

墓前におはぎや団子をお供えして先祖供養をされた方も多かったと思いますが、当社でも本日は「一年祭」「五年祭」などの祖霊祭のご奉仕がありました。