本日、一年に一度の例祭(春の大祭)を迎えました。
午前10時の例祭式でしたが、6時半には職員(神職)・総代が集まり、諸々の準備を整えました。
定刻10時、手水で清めた参列者が、青年会の鉄棒(かなぼう)を先導に、宮司以下祭員、献幣使(けんぺいし)・随員、責任役員、総代、氏子、崇敬者など約80名が社務所前より参進しました。
献幣使(神社本庁からの使い)には、県神社庁理事・亀ヶ池八幡宮根岸宮司様にご参向いただきました。
また、「浦安の舞」は伊勢山皇大神宮の舞姫さんにご奉仕いただきました。
天地(あめつち)の神にぞ祈る朝なぎの海のごとくに波たたぬ世を 昭和天皇御製
昨年は、大震災の関係で神輿・山車・太鼓などが取り止めとなりましたが、一昨年は冷たい雨が終日降り続き、3年ぶりの人形山車の姿に期待がかかりました。
山車の組み立ても2年も空くとやり方が後進に伝わりにくくなります。続けるというのが伝統行事の大切さです。
お昼過ぎ、内清浄(ないしょうじょう;お神酒)と外清浄(げしょうじょう;火渡り)を済ませた青年を自治会・総代が迎えに行き、三ノ宮・栗原・神戸の順に宮詰めとなります。
三ノ宮の青年のみ、拝殿まで一気に駆け上がり、神輿の周りで床板を音を立てて踏みならします。これにより、神輿に遷された神さまを奮い起こして、大いなる力を発揮していただきます。
供奉(ぐぶ)行列奉仕者の名前を召し立て、順番通りに渡御(とぎょ)の列をつくり、神輿の御立ちを待ちます。
境内では、なでしこ会が打ち鳴らす屋台囃子(やたいばやし)の音が響きわたりました。
撮影:増山正芳氏