2010年9月16日 のアーカイブ

日本人の清潔感

2010年9月16日 木曜日

比々多神社から約1㎞ほど離れたところに、「秦野市・伊勢原市環境衛生組合 栗原一般廃棄物最終処分場」、いわゆる“ ゴミ焼却場 ”があります。その周辺の環境汚染調査の為、委託業者の方が井戸水の水質調査に来られました。他に7箇所で行うようです。

井戸水を入れた容器

井戸水を入れた容器

以前の調査では、他よりもダイオキシン類の濃度が低く、鎮守の杜の木々が守ってくれていることの証左といえましょう。

今年は平城遷都1,300年ということで、遠く奈良の都では多くのイベントが開催されましたが、都をつくるために田畑の灌漑用水はもちろんのこと、日常の廃水や疫病予防などで下水処理にはかなりの労苦があったと思われます。その後の長岡京や平安京でも同様です。

衛生管理は、清潔感溢れる日本人が、古くから気を遣ってきたことであります。

しかしながら、東の都、皇居のお堀では水質悪化が夥(おびただ)しい様子です。家庭排水の一部が流れ込んでいるとも言われています。また、モラルに欠ける行為で外来魚を放し、生態系が変化していることも原因かもしれません。

ようやく涼しくなりそうですが、インフルエンザの予防という意味でも、衛生に気を配る季節を迎えます。