2010年8月 のアーカイブ

正祭・慰霊祭会議

2010年8月21日 土曜日

来る10月17日(日)、秋の大祭である正祭(しょうさい)と、地区戦没者の慰霊祭が執り行われますが、その準備確認会議が開かれました。

会議に先立ち神殿を遙拝

会議に先立ち神殿を遙拝

正祭は、崇神(すじん)天皇より神地(しんち)神戸(ごうど)を賜ったことに感謝するお祭りです。

続いて、かつての戦役で尊い命を落とされた比々多地区戦没者のみたまを慰める慰霊祭が行われます。

総代・自治会・太鼓連代表55名が出席

総代・自治会・太鼓連代表55名が出席

また、午後からは比々多神社と比々多地区自治会連合会【12自治会;三ノ宮(木津根橋含む)・栗原・神戸・串橋・笠窪・坪ノ内・白根・白根・善波・大住台・もえぎ台・ベルフラワーズ大住台)共催による、慰霊の鎮魂太鼓奉納があります。

鎮魂太鼓奉納の様子

鎮魂太鼓奉納の様子

先人たちが築いた地域の伝統行事を後世に伝えるのは私たちの使命であり、先人の心が地域の絆を結びます。

居木神社例祭

2010年8月21日 土曜日
居木神社(品川区大崎)の例祭(20-22日)ご奉仕につき、20日夕方から東京に出掛けています。
16日に伊勢原で取った稲穂は、御神前にお供えされています。
稲穂を御神前

御神前にお供えされた稲穂

 都会では人のつながりが薄いといわれますが、地域の伝統行事・お祭りを通して老若男女が1つになる機会です。

大祭の神饌(しんせん=お供え物)

大祭の神饌(しんせん=お供え物)

式典参列者

式典後に神職・舞姫参列者ともに

 各町内会のお神輿が宮入りするたびに、お祓いと浦安の舞の奉奏(ほうそう)が行われ、氏子の平安と発展が祈られました。

浦安の舞

浦安の舞

 境内では神賑行事(しんしんぎょうじ)として、清瀬上和太鼓連による和太鼓演奏がなされました。

奉納神事芸能

奉納神事芸能

土にこもるもの

2010年8月21日 土曜日

熱闘甲子園では、いよいよ決勝進出の2校(沖縄県・興南高校、神奈川県・東海大相模高校)が決まりました。連戦で疲労も蓄積しているとは思いますが、全力を尽くし、それぞれの持ち味を活かした試合運びで頂点を目指して欲しいものです。

敗者が、その悔しい思いを甲子園から持ち帰る土にこめ、それを糧にして更なる発展を期すのは印象深いものです。

 

さて、20日はお盆明け最初の大安ということもあり、地鎮祭などの出張祭典が重なりました。

地鎮祭 おめでとうございます

地鎮祭 おめでとうございます

地鎮祭の式次第に、四方祓(しほうばら)い・切麻散米(きりぬささんまい)という儀式があります。これは敷地の四方を祓い清め、お供え物を撒いて土地の神さまのみたまを鎮めるものです。

力士が土俵で撒く塩も、土俵を清め自らの心をも清める役割があります。

地鎮祭 おめでとうございます

地鎮祭 おめでとうございます

地鎮祭では、鎮物(しずめもの)といって、鏡・刀・玉・人形などの入った箱を土地の中央に埋め、土地の神さまのみたまを鎮めることも行われます。

私たちが生活する足下、大地にこもる思いというのはとても大切です。

感動を覚える

2010年8月18日 水曜日

記録的な猛暑が続いていますが、甲子園では球児たちが連日熱戦を繰り広げ、多くの感動を与えてくれます。

本日は、準決勝進出の2チーム(千葉県・成田高校、沖縄県・興南高校)が決定いたしましたが、各自が持ち味を出し切った素晴らしい内容でした。

一球入魂や全力疾走、魂のぶつかり合いもさることながら、熱い応援にも感動を覚えます。普段聞くことのない校歌や地方ならではの応援の仕方、郷土に多い名前なども興味を広げてくれるものです。

パンパスグラス(イネ科)

パンパスグラス(イネ科)

さて、神奈川県神社庁では恒例の青少年書道展・絵画展を開催(8月9日・10日 展示:横浜・新都市プラザ)いたしましたが、書道は543点、絵画は178点の作品が寄せられました。

神社庁長賞に輝いた3作品

神社庁長賞に輝いた3作品

 

 

 

 

 

明日(19日)、報徳二宮神社(小田原市)で授賞式が行われますが、どの作品も甲乙つけがたいほど素晴らしいものばかりです。特に、絵画では当社から出品の3作品が「神社庁長賞」にそろって選ばれる快挙となり、その他の特別賞や入選もありました。

今後も書道や絵画を通して、感性豊かな表現力や創造力を増し、心通う人間味あふれる人になって欲しいと願います。

渋谷の丘

2010年8月17日 火曜日

今春、権禰宜の女子神職が実家の神社を継ぐため帰郷したこともあり、神職の求人のため、神職養成機関である國學院大學(東京都渋谷区東)に行ってきました。

正門の向こうに若木タワーを臨む

渋谷の丘の大学はタワービルへと変貌

 大学は創立120周年事業で、殆どの施設が新設され、オフィスビル群のように様変わりしましたが、校内の神殿だけは以前のままであり、懐かしく清々しい気持ちになりました。

学生の頃を思い出します

学生の頃を思い出します

夕方からは、神奈川県神社庁相模中(さがみなか)連合支部の神職総会が開催(箱根湯本・吉池)されました。

総会の様子

総会の様子

当支部の管轄内には、現在188社の神社が鎮座しており、神職は71名在職しています。

送り火

2010年8月16日 月曜日

まだ熟すには早いですが、近隣の田んぼでは稲穂が出てきました。お昼過ぎに、週末のお祭りで御神輿(おみこし)に付けるための稲穂を取りに行きました。

田を吹く風に秋を感じますが、、、

田を吹く風に秋を感じますが、、、

今日の猛暑は非常に厳しく、軽トラックに積んだ手袋や鎌が、ほんの数分で熱くて持てないほどでした。

お盆も今日でお仕舞いです。ご先祖さまに恥じぬよう各自の生業に励みたいところです。

お盆のみたままつりを終えて

お盆のみたままつりを終えて

当家でも送り火でご先祖さまにお戻りいただきました。

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暑い夏に思う

2010年8月15日 日曜日

暑い暑い65回目の終戦の日を迎えました。先の戦で大切な命を失った多くの人たちに慎んで追悼の意を捧げます。そして、尊い犠牲の上に今の平和と繁栄があることに感謝申し上げます。世のため人のため、国家のために礎となられた英霊への思い無くして、国の発展はありえません。

靖國神社

靖國神社

長い歴史と恵まれた自然風土のもと、優れた文化をもち、清潔で真面目で規範意識の高い日本人を育んだこの国は、今、夥(おびただ)しく崩れています。この日にあたり、先人が託した思いをしっかりと受け止めて、一人一人が使命や責任を見つめ直し、正していく覚悟をもちたいものです。

さて、今日は平塚八幡宮の例祭(れいさい)。禰宜が1日お手伝いで伺い、式典には宮司の代理で権禰宜が参列いたしました。

平塚八幡宮の大鳥居

平塚八幡宮の大鳥居

10時半からの祭典の後、夕方4時からは神幸祭(しんこうさい)が執り行われ、供奉行列(ぐぶぎょうれつ)をいたしました。

「どっこい、どっこい」の掛け声で担ぐ湘南神輿

「どっこい、どっこい」の掛け声で担ぐ湘南神輿

新盆参り

2010年8月14日 土曜日

今日は、近隣の新盆(にいぼん・しんぼん=亡くなって49日後の最初のお盆)参りで大忙しの1日でした。仏教では、仏さんになって最初の里帰りということで、お坊さんを招いて棚経を上げることが多いわけです。

神道では、新盆の風習は地域性などにより異なりますが、祖先のみたまをおまつりするということからすれば同じように行うべきだと考えられます。

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お坊さんに比べれば数はごく少ないですが、この数日祖先のまつりでご自宅へ伺う機会があります。

米・酒・海のもの・山のもの・菓子・塩・水のほか嗜好品などをお供えします

米・酒・海のもの・山のもの・菓子・塩・水のほか嗜好品などをお供えします

 

神道青年会の記念植樹のウラジロハコヤナギを畑に移植しました。大きく成長してから然るべき所に植える予定です。

ここなら土の養分たっぷりです

ここなら土の養分たっぷりです

迎え火

2010年8月13日 金曜日

2・3日前から上空をヘリガ飛んでいます。マスコミ各社が、東名高速のお盆の道路状況を伝えるためです。

今日はご先祖さまを野火(のび)でお迎えする「迎え火」です。ご近所でも玄関先にお迎えの支度をしています。

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茄子(なす)の牛とお供え物

精霊馬(しょうりょううま)のキュウリは、早く家にやってきてもらうためのものです。茄子の牛は、家にゆっくりしていただくためのものです。

当家でもご先祖さまの精霊をお迎え

当家でもご先祖さまの精霊をお迎え

麻幹(苧殻・おがら)で迎え火

麻幹(苧殻・おがら)で迎え火

夕方、ヒグラシの鳴き声が寂しく聞こえるようになりました。

カナカナカナと境内に響くヒグラシの鳴き声

カナカナカナと境内に響くヒグラシの鳴き声

昼顔(ひるがお)の花言葉は「絆」

昼顔(ひるがお)

昼顔が地面を這うように咲いています。この花の花言葉は“絆”です。可憐な花ですが、遠いご先祖さまと今を生きる私たちとの絆を見守っているようです。

子孫の八十続五十橿八桑枝の如く

2010年8月12日 木曜日

この時期ともなると、昼間に羽化する蝉を見ることが多くなります。

地面から何㎝でもないところで羽化するアブラゼミ

地面からわずかの所で羽化するアブラゼミ

 明日は、当地域ではお盆の迎え火です。例年であれば、明日当家ご先祖さんの祖霊祭(それいさい=みたままつり)を行いますが、親戚一同が集まる都合で、今日執り行いました。

ご先祖さまの御霊舎(みたまや)

ご先祖さまの御霊舎(みたまや)

祭詞(さいし)では、ご先祖さんのお蔭で今の私たちが存在することに感謝し、更に限りないご加護をいただいて、それぞれの務めに元気に励めるよう祈ります。

そして、結びには「子孫の八十続五十橿八桑枝の如く立ち栄えしめ給へと」(うみのこの やそつづき いかしやぐわえのごとく たちさかえしめたまえと)と、子孫繁栄をお願い申し上げます。