2010年8月1日 のアーカイブ

初物七十五日

2010年8月1日 日曜日

旧暦8月1日を八朔(はっさく)といいます。朔日(ついたち)はお参りが多い日ですが、お伊勢さん(神宮)では、特に八朔参宮(はっさくさんぐう)といわれ、参拝者で賑わい、そして粟餅(あわもち)を食す習慣があるそうです。

伊勢・五十鈴川(いすずがわ)は御手洗(みたらし)の清流

伊勢・五十鈴川(いすずがわ)は御手洗(みたらし)の清流=御裳濯川(みもすそがわ)

古来、八朔には新穀を贈り祝う習わしがありました。これは、今日のお中元のはじまりともいわれています。

今月のポスター

8月の「まことの道」(ポスター)

当社では、昨日のTVKテレビ放映の影響か、終日参拝者が絶えませんでした。番組でも紹介されましたが、比々多はフルーツの里で、種なし葡萄(ぶどう)のデラウェアが出始めました。

食べ頃を迎えたデラウエア

初物のデラウェアが御神前に上がりました

 また、この暑い時期の産物、生姜(しょうが)も奉納で上がりました。

健胃剤・鎮嘔剤の役目をなす生姜

健胃剤・鎮嘔剤の役目をなす生姜

以前、ファーストフードに対してスローフードという言葉が流行りましたが、郷土の特色ある食材を旬に食したり、伝統的な料理を見直すことは、豊かな食生活を生み出すものです。

「初物七十五日」(初物を食すと75日生きのびる意)といいますが、古老のいうことはうんちくがあります。