旧暦8月1日を八朔(はっさく)といいます。朔日(ついたち)はお参りが多い日ですが、お伊勢さん(神宮)では、特に八朔参宮(はっさくさんぐう)といわれ、参拝者で賑わい、そして粟餅(あわもち)を食す習慣があるそうです。
古来、八朔には新穀を贈り祝う習わしがありました。これは、今日のお中元のはじまりともいわれています。
当社では、昨日のTVKテレビ放映の影響か、終日参拝者が絶えませんでした。番組でも紹介されましたが、比々多はフルーツの里で、種なし葡萄(ぶどう)のデラウェアが出始めました。
また、この暑い時期の産物、生姜(しょうが)も奉納で上がりました。
以前、ファーストフードに対してスローフードという言葉が流行りましたが、郷土の特色ある食材を旬に食したり、伝統的な料理を見直すことは、豊かな食生活を生み出すものです。
「初物七十五日」(初物を食すと75日生きのびる意)といいますが、古老のいうことはうんちくがあります。