今日は、元警察官の方のご紹介で、陸上自衛隊富士学校(静岡県御殿場市)で行われた「平成22年度富士総合火力演習」に禰宜・権禰宜が見学に出掛けました。
陸上自衛隊富士学校音楽隊の演奏を聴いた後に、前段・後段に分かれて演習が始まりました。
昭和36年に始まった国内最大規模の演習で、見学の応募は10倍以上だということです。
規模は人員2,400人、戦車・装甲車約80両、各種火砲約80門、航空機約30機、その他車両約600両と、数字のうえでも迫力を感じます。
装備品の凄さもさることながら、厳しい訓練を受けた隊員の国を守る姿勢を肌で感じました。
富士山に向かって設営された目標は、3㎞もの距離がありますが、遠距離・中距離・近距離火力により、それぞれの用途の装備品で砲弾や射撃がなされました。
航空火力、迫撃砲、誘導弾、対人障害、対戦車障害、ヘリ火力、対空火力、戦車火力などその用途は様々で、その訓練の複雑さも見ていてわかります。
残念ながら、途中雲が多く、空挺降下を見ることが出来ませんでしたが、演習プログラムはほぼ予定通り実施されました。
演習終了後、各装備品(99式自走155mmりゅう弾砲、90式戦車、89式武装甲戦闘車、AH-1Sコブラ、OH-1ニンジャ、92式地雷原処理車など)を見学しました。
滅多に体験できない演習の見学機会に巡り会い、大変満足いたしました。
内憂外患(ないゆうがいかん)の世の中ですが、世のため人のため、国を守るために体を張って頑張る防人(さきもり)の存在に大変勇気付けられた1日でした。