2017年8月 のアーカイブ

お早めに

2017年8月21日 月曜日

雨雲の続いた8月でしたが、今週は残暑が戻って暑い一週間となりそうです。

涼しげに見える神職の白衣姿ですが、今日の地鎮祭では汗びっしょりとなりました。

28.9

さて、『日本の結婚式』(第25号)が社務所に届きました。

今号も挙式場編の神奈川県のところに、県内の25社寺とともに掲載されています。

10月、11月になると神前結婚式に最も相応しい時期となりますが、秋の恒例行事や七五三参りなども多くなりますので、日時はお早めにご連絡下さい。

kekkon

比々多の太鼓

2017年8月20日 日曜日

午前中、正祭・慰霊祭会議(26日)に向けて、共催者である比々多地区自治会連合会の三役と綿密な打ち合わせを行いました。

招魂社と呼ばれる忠魂碑には、西南の役、日清戦争、日露戦争、そして大東亜戦争など、かつての戦役に出征し、散華(さんげ)された英霊182柱の御名が刻まれています。

今年は先の大戦が終結してから72年となりますが、比々多地区では戦歿者の慰霊祭を正月(遺族会主催)と秋(神社と自治会連合会の共催)の2回、継続して執り行っています。

西南の役、日清戦争、日露戦争、そして大東亜戦争など、かつての戦役に出征し、散華)された英霊182柱の御名が、招魂社内の碑に刻まれています。

慰霊の目的で平成6年に始まった鎮魂太鼓奉納は、2度の雨天中止を除いて今年で22回目となり、8地区9団体が参加の予定です。

「戦地で満月のお月さまを眺めながら、比々多の太鼓を思い出しました。太鼓奉納では戦友の元に届くように力一杯太鼓を叩いてください。」と5年前に仰っていた古老は、残念ながら今は鬼籍に入りました。

太鼓奉納の様子(昨年)

鎮魂太鼓奉納の様子(昨年)

本日、伊勢原市では「第31回平和のつどい」を開催し、「中学生平和作文」表彰式、「中学生平和の旅」体験発表、「戦争インタビュー」上映を始め、戦時中の写真や資料の展示等を行いました。

今年は、昭和27年4月28日にサンフランシスコ講和条約が発効されてから65年、昭和47年5月15日に沖縄が本土復帰してから45年という年にあたります。

声なき声に応えられるよう、神社で、そして地域とともにできる慰霊をこれからも続けていきたいと思います。

食害性害虫

2017年8月19日 土曜日

今日は所管社3社の総代さんが「神社庁舎視察と鶴岡八幡宮参拝・鎌倉散策」(9月5日)の申込みでお参りになりました。

23社と兼務する神社が多い事もあって、こういう機会は様々な情報交換をしたり、日頃の出来事や今後の課題などについてお聞きする場ともなっています。

来週の締切りを前に、当初予定の50名に何とか近づきそうです。

ゴマダラカミキリ

ゴマダラカミキリ

さて、比々多地区は果樹の里であり、現在は葡萄(ぶどう)や梨(なし)農家の繁忙期です。

その後は蜜柑(みかん)や柿(かき)、苺(いちご)と続きますが、蜜柑農家にとって重要な食害性害虫とされるゴマダラカミキリ(胡麻斑髪切)を境内で目にしました。

触覚が伸びて見た目にも美しく、男の子には人気の甲虫(こうちゅう)の一つですが、成虫は生木や葉を食べ、幼虫(俗称:テッポウムシ)は木質部に食入して一匹で木を枯れさせることもあるようです。

秋風を呼び込むような

2017年8月18日 金曜日

東京都心では8月に入って18日連続の雨が観測されたようです。

当地では少し日が差したものの、曇り空の一日でした。

境内ではジージーと弱い鳴き声のニイニイゼミから始まり、夕刻の涼しげなヒグラシ、シャーシャーと騒がしいクマゼミ、そして蝉時雨(せみしぐれ)全盛のアブラゼミ、高い声のミンミンゼミの大合唱となり、秋風を呼び込むようなツクツクボウシの鳴き声を耳にするようになりました。

つねもなき夏の草葉におく露を命と頼む蝉のはかなさ 『 後撰集 』

IMG_8913

わくら葉にとりついて蝉のもぬけかな 蕪村

力士は大学相撲部

2017年8月17日 木曜日

来月開催する「一心泣き相撲比々多場所」(9月17日)まで1ヶ月となりました。

今年も力士役には大学相撲部の方々にお越し頂くことになっています。

昨年の様子

昨年の様子

午前の部(11時、11時半)の予約受付は終了しましたが、午後の部(12時、12時半、1時)は少しずつ空きがありますのでお早めにお申し込み下さい。

29.9.17

参加資格は首の座っている生後6ヶ月から2歳半の男児・女児です。

詳細につきましては「公式サイト」をご覧下さい。

現世の境へ

2017年8月16日 水曜日

世間では束の間のお盆休みを終えて、故郷や行楽地から戻るUターンラッシュとなっています。

当家では参集殿で一年祭を執り行いましたが、家族・親族、近隣の人たちがお参りし、御霊(みたま)を慰めました。

IMG_8862

今年も穏やかなお盆が過ぎて行きました。

今宵は京都の風物詩として有名な「五山送り火」(大文字焼き)が行われていますが、各地の「灯籠流し」(とうろうながし)や「精霊流し」(しょうろうながし)も含め、山や海が現世との境と考えられてきたことを意味します。

迎え火に比べると寂しい気もしますが、神道の当家でも、門口に苧殻(おがら)を据え、帰り道を明るく灯して祖霊をお送りしました。

雨儀ながら賑やかに

2017年8月15日 火曜日

都内では8月に入って15日連続雨が降ったようです。

当地でも日照時間は少なく、台風や大雨による被害はないものの、社務日誌を振り返ると晴れは1日、雨が8日間、そしてほとんどが曇り空の日々です。

IMG_8866

さて、毎年8月15日は相模国府祭の類社、平塚八幡宮の例大祭です。

今年も禰宜が例祭式の副斎主としてご奉仕、権禰宜が宮司代理として祭典に参列しました。

生憎の空模様となり、浜降祭(はまおりさい)や神幸祭(しんこうさい)などの神事は雨儀となりましたが、子供たちの叩く太鼓や神輿(みこし)の掛け声は例年と変わりなく、賑やかな一日となりました。

IMG_8885

御霊和め

2017年8月14日 月曜日

今年は空梅雨のような天気が続いた分、何だか梅雨がやって来たような数日です。

近隣の田んぼでは早いものは穂が出始めていますが、神社下の御神田では未だ出穂(しゅっすい)が確認されていません。

御神田の稲穂(古代米)

御神田の稲(古代米)

さて、当地では月遅れの盆行事ですが、昨夕は「迎え火」でした。

住職の棚経(たなぎょう)に比べればごく僅かですが、昨日は神葬祭のお宅に伺い、季節の野菜や果物、好みの品々が供えられた御霊前で〝御霊和め〟(みたまなごめ)のみたままつり(祖霊祭)を執り行い、祭詞(さいし)を奏上して玉串を捧げてきました。

新盆のご家庭では白い提灯が掲げられ、住み慣れた懐かしい我が家にご先祖さまがお帰りになる目印となっていました。

IMG_8859

就業体験 その3

2017年8月13日 日曜日

昨日から2日間にわたり、今夏3校目の就業体験(インターンシップ)があり、県立高校の女子生徒を受け入れました。

初日は「神道」(しんとう)について他宗教との比較や祭礼を通して説明し、拝礼作法の練習をした上で正式参拝を執り行いました。また、境内施設を見学後、先輩巫女(みこ)の指導のもと祭儀の準備等に従事してもらいました。

miko

本日も祈祷奉仕の補助や祭場の設営・片付け、祭典で用いる紙垂(しで)や玉串(たまぐし)の奉製作業等にあたってもらいました。

慣れない中でも、真面目に取り組む姿勢は感心で、その様子を遠目で見守っていました。

秋には公立中学校生徒の職業体験があります。

来年の国府祭

2017年8月12日 土曜日

昨日は祝日の山の日、今日は土曜日、お盆休みを利用の方も多いようで、遠方から御朱印の参拝者が多くなっています。

IMG_8856

さて、本日は午後から相模国府祭の類社会議が総社・六所神社で開催され、一之宮・寒川神社、二之宮・川勾神社、四之宮・前鳥神社、一国一社・平塚八幡宮とともに関係者60名余りが参加しました。

来年の国府祭は、「天皇陛下御即位三十年奉祝記念」として執り行うことが決まり、各社が白木(しらき)の御霊神輿(みたまみこし)に加え、大神輿の渡御(とぎょ)を行うことなど、記念事業について報告がなされ、今後各社代表が集まって詳細を詰めていきます。