東京都心では8月に入って18日連続の雨が観測されたようです。
当地では少し日が差したものの、曇り空の一日でした。
境内ではジージーと弱い鳴き声のニイニイゼミから始まり、夕刻の涼しげなヒグラシ、シャーシャーと騒がしいクマゼミ、そして蝉時雨(せみしぐれ)全盛のアブラゼミ、高い声のミンミンゼミの大合唱となり、秋風を呼び込むようなツクツクボウシの鳴き声を耳にするようになりました。
つねもなき夏の草葉におく露を命と頼む蝉のはかなさ 『 後撰集 』
わくら葉にとりついて蝉のもぬけかな 蕪村
この投稿は 2017年8月18日 金曜日 8:42 PM に 境内, 季節 カテゴリーに公開されました。 この投稿へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。 このページの一番下でコメントを残すことができます。トラックバック / ピンバックは現在受け付けていません。
短い蝉の生涯は はかないけれど 力強く 夏そのもののように思います
抜け殻を見るにつけ 長い幼虫時代が思われます
鈴木治美 様
蝉の抜け殻を「空蝉」(うつせみ)といいますが、そもそも「現人」に当てた字のようで、この世に生きる私たち人のことです。 短いながらも精一杯に、一生懸命に生きる姿が、そうありたいと思い、比喩のように多くの歌に残されているのかもしれません。
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短い蝉の生涯は はかないけれど 力強く 夏そのもののように思います
抜け殻を見るにつけ 長い幼虫時代が思われます
鈴木治美 様
蝉の抜け殻を「空蝉」(うつせみ)といいますが、そもそも「現人」に当てた字のようで、この世に生きる私たち人のことです。
短いながらも精一杯に、一生懸命に生きる姿が、そうありたいと思い、比喩のように多くの歌に残されているのかもしれません。