2017年8月20日 のアーカイブ

比々多の太鼓

2017年8月20日 日曜日

午前中、正祭・慰霊祭会議(26日)に向けて、共催者である比々多地区自治会連合会の三役と綿密な打ち合わせを行いました。

招魂社と呼ばれる忠魂碑には、西南の役、日清戦争、日露戦争、そして大東亜戦争など、かつての戦役に出征し、散華(さんげ)された英霊182柱の御名が刻まれています。

今年は先の大戦が終結してから72年となりますが、比々多地区では戦歿者の慰霊祭を正月(遺族会主催)と秋(神社と自治会連合会の共催)の2回、継続して執り行っています。

西南の役、日清戦争、日露戦争、そして大東亜戦争など、かつての戦役に出征し、散華)された英霊182柱の御名が、招魂社内の碑に刻まれています。

慰霊の目的で平成6年に始まった鎮魂太鼓奉納は、2度の雨天中止を除いて今年で22回目となり、8地区9団体が参加の予定です。

「戦地で満月のお月さまを眺めながら、比々多の太鼓を思い出しました。太鼓奉納では戦友の元に届くように力一杯太鼓を叩いてください。」と5年前に仰っていた古老は、残念ながら今は鬼籍に入りました。

太鼓奉納の様子(昨年)

鎮魂太鼓奉納の様子(昨年)

本日、伊勢原市では「第31回平和のつどい」を開催し、「中学生平和作文」表彰式、「中学生平和の旅」体験発表、「戦争インタビュー」上映を始め、戦時中の写真や資料の展示等を行いました。

今年は、昭和27年4月28日にサンフランシスコ講和条約が発効されてから65年、昭和47年5月15日に沖縄が本土復帰してから45年という年にあたります。

声なき声に応えられるよう、神社で、そして地域とともにできる慰霊をこれからも続けていきたいと思います。