2016年11月 のアーカイブ

酒を通した交流発展

2016年11月10日 木曜日

平成28年度酒祭(11月9日)の祭典の続きです。

「お水取り神事」を終えて山から下りると、神職・総代とも服装を着替えて祭典に臨みました。

職場体験学習の中学生も白衣・白袴姿となりました。

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手水(てみず)の儀、境内祓所(けいだいはらえど)でのお祓いの後、御殿(ごてん)に参進しました。

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祭員が大祓詞(おおはらえことば)を何度も奏上(そうじょう)する間、本殿から出御(しゅつぎょ)相成った神器「うずらみか」の注連縄(しめなわ)を張り替え、常磐木(ときわぎ)の真榊(まさかき)を飾り立てました。

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沢山(さわやま)で汲み上げた御神水を宮司以下関係者代表がうずらみかに静かに注ぎ、三方(さんぼう)に盛られた米、酒、赤飯、魚、海菜、卵、野菜、果物、塩・水の神饌(しんせん)を、1台ずつ伝供(でんく)して供え、宮司が祝詞を奏上、蔵元代表が祭文を奏上して醸造安全を祈り上げました。

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1時間15分に及ぶ長時間の祭典を修め、直会(なおらい)では御神酒(おみき)を頂いて和やな一時を過ごして頂きました。

新酒の醸造安全はもとより、種類関係者の商いの繁昌、酒を通した交流発展、幸せの願いを共有した時間でもありました。

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滝を流れる水の音

2016年11月10日 木曜日

昨日は平成28年度の酒祭でした。

朝は小雨が降り、沢山(さわやま)までの山道が少し心配でしたが、一同無事に三段の滝の祭場に到達することができました。

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滝を流れる水の音で司会の拡声器も掻き消される程でしたが、雨の影響で水量は多いもののとても澄んだ流れでした。

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40名余りの参列者を代表して、当社責任役員、蔵元2社、伊勢原小売酒商組合長、卸、総代などが玉串を奉(たてまつ)り拝礼しました。

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汲み上げた〝 御神水 〟は神器「うずらみか」に注いで新酒の醸造安全を祈るとともに、参列者の撤下品(てっかひん)として神棚にお供えして頂きます。

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今年も職場体験学習で中学生が3名参加しましたが、境内清掃や御神水の熨斗紙(のしがみ)付けなど、ありがたいお手伝いとなりました。

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下拵え

2016年11月8日 火曜日

季節は冬に入りましたが、境内では落葉掃除に時間を費やす頃となりました。

紅葉が徐々に始まり、菊は一番の見頃となっています。

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社務所では七五三の問い合わせ電話が鳴る一方、企業からの新年祈祷の予約メールが増えてきました。

また、週末から始まる兼務社神宮大麻頒布式(じんぐうたいまはんぷしき)に備えて、新年にお祭りする神棚の御神札(おふだ)の支度に追われています。

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さて、明日は「酒祭」を迎えますが、献穀米や献酒、野菜の奉納などがありました。

今日は社殿の清掃と設営、玉串(たまぐし)の奉製(ほうせい)、祓所(はらへど)の舗設(ほせつ)など、大方の準備が済んだ夕方に、宮司以下職員で祭儀の習礼(しゅらい)を行いました。

直会(なおらい)料理の下拵(したごしら)えも整い、明日の祭典を迎えるばかりです。

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柔和な様子

2016年11月7日 月曜日

この時期は幼稚園や小学校で週末のふれあい行事が開催され、主に月曜日が代休となるようです。

その為、子供の休みを利用した七五三参りが多く、週末並みの人出で賑わう一日となりました。

新工場竣工式

新工場竣工式

さて、大安吉日の今日は、地鎮祭や稲荷祭、竣工式、出張結婚式なども重なりました。

工場の機械設備を製造する会社では、移転に伴う新工場の竣工式を迎えました。

儀式では緊張感が漂っていたものの、始動の儀(しどうのぎ)で無事稼働すると、従業員の表情も柔和な様子となりました。

始動の儀

始動の儀

建物の堅固(けんこ)とともに、据え置く機械が支障なきよう、操業の安全無事、そして精励のうえ利益がもたらされるよう祈り上げました。

至誠天に通ず

2016年11月6日 日曜日

昨日・今日は、ウォーキング団体や御朱印巡りなどの多い週末となりました。

近年の傾向ですが、七五三参りは分散化が著しく、集中して混雑することも少なくなっています。

鍛冶屋まつり

鍛冶屋まつり

さて、明日は初冬にあたる「立冬」を迎えますが、吹く風も冷たく本格的な冬支度に入る頃合いです。

昨夕は恒例行事として、機械部品を製造する工場の「鍛冶屋(かじや)まつり」のご奉仕がありました。

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大正・昭和の唱歌、日本の童謡として親しまれた「村の鍛冶屋」は教科書から姿を消してしまい、〝トンテンカン、トンテンカン〟と槌(つち)を打つ響きも聞く機会がなくなってしまいました。

しかしながら、伝統の教え通りに社員一同で祭儀に臨むその思いは、まさしく〝至誠(しせい)天に通ず〟ということではないでしょうか。

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毎年拵(こしら)える新しい鋳物(いもの)に神さまが宿り、従業員の心も新たに工場の一年が始まるようです。

総代さんの働き

2016年11月5日 土曜日

昨日は「酒祭」(11月9日)に向けて、総代さんによる沢山(さわやま)の整備作業が実施されました。

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毎年、酒祭に先立って沢山の三段の滝で「お水取り神事」を執り行いますが、参列者の上がる山道の道普請(みちぶしん)から清掃整備が行われました。

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雨や台風の影響による倒木や崖崩れもなく、天候にも恵まれて予定通りに祭場準備などが進められました。

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安全に配慮した手すりの設置や、水神さまのお供え台を御影石で新たに設けるなど、総代さんの働きでより良い環境が整いました。

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斂葬の儀

2016年11月4日 金曜日

大正天皇の第4皇男子で、昭和天皇の末の弟宮、天皇陛下の叔父にあたる三笠宮崇仁親王殿下(みかさのみやたかひと しんのうでんか)には、平成28年10月27日午前8時34分、聖路加国際病院において薨去(こうきょ)遊ばされました。

百歳の上寿(じょうじゅ)を迎えられ、幾久しくお健やかにとの国民の願いも空しく哀悼の念に堪(た)えない次第です。

本日午前10時、豊島岡墓地(東京都文京区)で営まれた斂葬(れんそう)の儀に合わせ、当社でも宮司以下職員一同黙祷を捧げるとともに拝礼しました。

三笠宮崇仁親王殿下の御霊の御平安を謹んでお祈り申し上げます。

天地ともに永久に長く久しく

2016年11月3日 木曜日

今日は国民の祝日で「文化の日」。

祝日法には「自由と平和を愛し文化をすすめる」とうたわれています。

明治天皇の御誕生日にあたるこの日は、昭和2年に「天長節」として祝日となりましたが、GHQの意向で祝祭日は廃止され、現在の国民の祝日に関する法律(祝日法)が施行され文化の日に変わりました。

また、皇后陛下の御誕生日を「地久節」といいました。

これは「天長地久」(『老子』)からきていますが、天地ともに永久に長く久しくの意です。類義語に「天壌無窮」(『日本書紀』)という語があります。

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全国津々浦々の神社では、例祭(大祭)はもとより、毎月2回の月次祭や朝夕の日供祭において、皇室の弥栄、国の繁栄を祈りますが、まさしく〝 天長地久 〟の願いです。

鞴祭の打ち合わせ

2016年11月2日 水曜日

日差しがない上に雨がぱらついて、気温の上がらぬ冬の寒さの一日となりました。

今日は企業の方と「鞴祭(ふいごまつり)」の打ち合わせがありました。

鞴祭は鍛冶屋(かじや)、鋳物師(いものし)など、鞴を用いる人たちの行事で、鞴を清めて鉱山の神さまをおまつりします。

お供えした蜜柑(みかん)は風邪薬ともいわれます。

工場以外でもボイラーなどの暖房施設を有するところでは火入式として行われています。

旧暦11月8日の行事ですが、当社では立冬(今年は11月7日)前後に毎年依頼を受けています。

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菊の展示

2016年11月1日 火曜日

霜月の朔日(ついたち)を迎え、月次祭(つきなみさい)を執り行いました。

月参りの企業参拝の他、ご神前には赤飯、新穀米、柿などの奉納品が上がりました。

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社頭では平日ながら、ぽつぽつと七五三参りがありました。

明日も問い合わせの電話が入っていますが、しばらくは境内で晴れ着姿が見られそうです。

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午前中は雨に降られたものの、地鎮祭や開所式などのご奉仕がありました。

雨で少々寒さを覚えましたが、神社でも暖房器具や着る物などに、冬の支度が必要な季節となりました。

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境内では菊の展示を行っていますが、今日はその一部をご紹介します。

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