今日は日本の2675回目の誕生日です。
神武天皇は紀元660年橿原(かしはら)の地に即位せられました。
明治天皇御製 橿原のとほつみおやの宮柱たてそめしより国はうごかず
明治6年、現行暦に照らして2月11日を「紀元節」(きげんせつ)と定め、建国の日としてお祝いしました。
戦後、紀元節は廃止されたものの、多くの国民の願いにより昭和41年に祝日「建国記念の日」として復活しました。
近所の玄関先や商店、バスには国旗が掲げられていましたが、全国の神社では紀元祭を斎行し、各県でも奉祝行事が盛大に行われました。
日本青年会議所が1月に全国10都市の街頭で男女1万人に行ったアンケート調査では、「建国の日を知っている人」は2割未満で、国内在住の中国人の100パーセント、米国・カナダ人の9割超と比して大きな差異があったようです。
国民の祝日でありながら、政府主催の建国行事が行われていないのはもちろんのこと、戦後の学校教育で神話を含む自国の成り立ちが教えられていないことは非常に憂うべきことです。
東京でのオリンピック・パラリンピック開催に向けて、いよいよ国際化を進める時期でもあり、国土を愛し、国に誇りをもたなければ、他国を理解することもできません。
自国の歴史を知ることは国民としての責務であり、未来に向けての使命といえます。
昭和天皇御製 遠つおやのしろしめしたる大和路の歴史をしのびけふも旅ゆく