節分を境に春の始まりである「立春」を迎え、暦の上では今日から本格的な一年が始動しました。
参拝者から「御朱印に立春大吉と記してください」というお願いもありました。
昨年の冬至は、旧暦11月1日と重なる「朔旦冬至」(さくたんとうじ)で、〝 日と月の蘇りの吉日 〟とブログ(12月22日)に記しましたが、昨日は節分と旧暦12月15日(十五夜)が重なり、本日は立春に満月が重なる「立春望月」(りっしゅんもちづき)でした。
〝 陰陽一致 〟というめでたい始まりに、良いことが起こる前兆、吉兆を祈るところです。
さて、総代さんたちが節分祭の舞台解体に従事する最中、千葉県神社庁印旛支部御一行様が、遙々(はるばる)当社に詣で昇殿参拝されました。
限られた時間ながら、当社の由緒や歴史の一端についてお話しの後、神輿殿や博物館をご案内いたしました。
草枕(くさまくら) 旅ゆく君を幸(さき)くあれと 斎瓮(いわいべ)据(す)ゑつ 我(あ)が床(とこ)の辺(へ)に 『万葉集』
旅路にあるものは旅先で安全を祈り、留守のものは家の枕辺(まくらべ)に無事を祈る、今も昔も変わらない旅の心です。