2014年2月23日 のアーカイブ

尾上の松の相生に

2014年2月23日 日曜日

昨日の夕間暮れ、灯火が揺れる中、神前結婚式のご奉仕がありました。

小人数の結婚式でしたが、まさしく温かい雰囲気に包まれて厳かな祝言(しゅうげん)となりました。

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結婚式の祝詞には、「高砂(たかさご)の尾上(おのえ)の松の相生(あいおい)に立ち並びて・・・」という言葉がありますが、夫婦の永遠の契(ちぎり)をたとえたものです。

「高砂や、この浦舟に帆を上げて、この浦舟に帆を上げて、月もろともに出で潮の、波の淡路の島影や、遠く鳴尾の沖過ぎて、はや住吉(すみのえ)に着きにけり、はや住吉に着きにけり」

昔から結婚式で歌われるこの「高砂」は、夫婦が連れ添い相老(あいお)いて、長命であることを寿(ことほ)ぐ、いともめでたい謡曲です。