元日の日中は強い風が吹きましたが、今日は本当に穏やかな清らかな陽気に包まれました。
お蔭様で、２日としては参拝の人出が非常に多く、社殿や授与所における対応も人出が足りないほどの一日となりました。
さて、本日は恒例により招魂社において、伊勢原市遺族会比々多支部主催の戦没者新年慰霊祭がありました。
各家庭でご先祖さまを大切にするのが一番ですが、「個」の時代にあっても、こうして「公」の儀式として行う意義は深く、参列した人たちは 〝 声なき声 〟 を聞くことができたのではないでしょうか。
遺族会も高齢化の一途をたどりますが、軍恩会では年男となる大正７年生まれ（数え９７歳）の方が元気に参列され、本当に頭の下がる思いでした。
『 韓非子 』 （かんぴし）には、道に迷った折に老馬の後をついて行くと、行くべき道が見つかったという話「老馬の智」（ろうばのち「老いたる馬は道を忘れず」）がありますが、午年（うまどし）にあたり、経験豊富な方の話や判断を大切にしたいと思います。
本務社（当社）同様、元旦を迎えて所管の１１社（真田神社・落幡神社・池端御嶽神社・南金目神社・北金目神社・堀之内御嶽神社・十二柱神社・八坂神社・熊野神社・白根神明社・日月神社）でも「歳旦祭」を執り行い、宮司以下職員が例年通り分担して奉仕をいたしました。
南金目神社（平塚市南金目）
来る１月９日（木）には、所管神社連絡協議会（２３社）の賀詞交歓会を開催し、春の「祈年祭」や「例祭」の日程についても取り決めを行います。
北金目神社（平塚市北金目）
どこの神社でも神社役員や自治会役員などが集い、新年の賀詞を交わし、様々な情報交換をしていました。
神社はいつでも損得勘定のない地域の交流場です。
堀之内御嶽神社（平塚市南金目）
新年あけましておめでとうございます。
皇紀２６７４年 平成２６年 甲午（きのえうま）歳の幕開けとなりました。
大晦日の昨晩、夜１０時半に巫女（みこ）奉仕者の正式参拝を行い、境内各所の清祓を執り行いました。
手水で心身を清める巫女奉仕者
奉仕者一同、寒さ以上の緊張感が伝わってきました。
臨時の巫女さんですが、白衣に緋袴（ひばかま）姿はとても清々しく、数日間の奉仕姿を是非ご覧ください。
午前零時を前に、参道は新年の幕開けを待つ参拝者で埋め尽くされました。
零時の時報とともに報鼓（ほうこ）が境内に鳴り響き、「歳旦祭」（さいたんさい）を斎行しました。
新しき年の新しき月の新しき日を迎え、皇室のご安泰と国家国民の安寧、弥栄を祈り上げました。
その後、宮司が氏子崇敬者の名前を粛々と奏上する間、祭員が大祓詞（おおはらえことば）を十数度にわたり繰り返し奏上し、神厳極まる元旦大祈祷（がんたんだいきとう）を執り行いました。
午前１時半に祭儀は閉式となりましたが、その後も朝まで参拝者の感謝と希望の祈りが捧げられました。
深夜の様子
元日や神代のことも思はるる 守武
