2014年1月30日 のアーカイブ

赤丹の穂

2014年1月30日 木曜日

1月最後の大安を迎えた本日、開所式や稲荷祭、共同住宅や個人住宅の地鎮祭などの祭儀が重なりました。

全国に支店・営業所を構える環境衛生管理の企業では、新たな営業所の開設にあたり、東京本社から役員さんも参列のもと開所式を執り行われました。

新たな始まりに希望と喜びの様子が見て取れましたが、同時に社業の安全と限りない発展を神妙な面持ちで祈られました。

開所式 おめでとうございます

開所式 おめでとうございます

また、邸内のお稲荷さんを新たに新造されたお宅では、初午(はつうま : 2月4日)を前にして竣工式を迎える運びとなりました。

匠(たくみ)の技を尽くしたお社は、盤石(ばんじゃく)な土台で木の香りも香(かぐわ)しく、銅板葺(どうばんぶ)きの屋根も立派で、ご家族一同も満ち足りた様子でした。

稲荷社 竣工式

稲荷社 竣工式

祝詞(のりと)では「赤丹の穂に聞し食して」(あかにのほにきこしめして)などと表現されますが、「赤丹」は赤土をいい、転じて赤い色、穂は「秀」の義で外に表れ出る意となります。

神さまにお供え物の「御食御酒」(みけみき)をお召し上がりいただき、「麗(うるわ)しく顔色が赤らみ給う」ほど喜ばしいことで、顔色に表れることを「ほに出づ」といいます。

神さまに喜んでいただけるようおまつりをすることで人も喜びを得られるのです。