神幸祭(しんこうさい)に旅だったあとの境内では、垣澤社中による里神楽が演じられました。
境内には人気の植木市を始め、100店を超える露天商が軒を並べました。
地域の伝統行事のため、短縮措置となった小学生も大いに楽しんだ様子でした。
無事神輿が宮入りすると、本殿に神さまにお帰りいただき、その鎮座を祝って賑やかに粽行事(ちまきぎょうじ)を行いました。
撮影:増山正芳氏
12時50分、三ノ宮(三和会)・栗原(栗原祭保存会)・神戸(神戸青年会)の各青年会がお清めを済ませ、順に宮詰めとなりました。
晴れの天候のもとでの神輿・山車供奉行列(みこし・だしぐぶぎょうれつ)は、平成21年以来とあって、それぞれ清々しい満面の笑顔でお宮を出立しました。
今年は高張(たかはり)、錦旗(にしきはた)、猿田彦(さるたひこ)、大旗(おおはた)、五色(ごしき)の鏡・勾玉(まがたま)・剣(つるぎ)、大榊(おおさかき)、長持(ながもち)、大鉾(おおほこ)、御幣(ごへい)、大麻(おおぬさ)、社名旗(しゃめいき)、太刀(たち)などの行列もよく整い、大勢の写真愛好家のカメラが向けられました。
予定通りに神戸(ごうど)の行在所(あんざいしょ)に到着、着御祭(ちゃくぎょさい)を執り行いました。
神戸から再び三ノ宮渡しとなり、勇壮な神輿に三基の人形山車が加わり、お祭りも佳境を迎えました。
「イヤートーサーッセ」(弥遠に栄えたまへの意)の担ぎ声もより勇ましくなり、無事に宮入となりました。
撮影:増山正芳氏