‘暦’ カテゴリーのアーカイブ

秋社

2017年9月19日 火曜日

昨日は「敬老の日」でしたが、暦には雑節の「社日」(しゃにち)と記されています。

一年に2回あり、春分と秋分に最も近い戊(つちのえ)の日で、「秋社」(あきしゃ)でした。

古くよりこの日に土の神を祭り、春は五穀豊穣を祈り、秋は収穫に感謝する日としています。

鶴巻の大榎

鶴巻の大榎

鶴巻の大榎(おおえのき:県指定天然記念物)で親しまれている地神社(じじんしゃ:秦野市鶴巻南)では、毎年恒例となっている祭儀を執り行いました。

樹齢600年以上といわれる大欅(おおけやき)ですが、6年前に大掛かりな土壌改良を施し、御神木の樹勢も盛んになっているように感じます。

IMG_9529

式の間は真夏日に近い気温で、多くの蝉(せみ)が鳴いていましたが、大きな枝葉に覆われていたお蔭で、涼しくご奉仕することができました。

地神社は社殿をもたない神社ですが、御祭神である土の神「埴安姫」(はにやすひめ)に収穫感謝をする農業信仰です。

IMG_9519

重九

2017年9月9日 土曜日

昨日は安産の吉日「戌の日」にあたり、平日ながら安産祈願のお参りがありました。

今月の戌の日は、20日(水)友引、来月は2日(月)友引、14日(土)友引、26日(木)先負となっています。

IMG_9079

さて、今日は陽数最大の「九」が重なるめでたい日で、五節句の一「重陽」(ちょうよう)「重九」(ちょうく)です。

「菊の節句」といわれ、「千代見草」(ちよみぐさ)「翁草」(おきなぐさ)「齢草」(よわいぐさ)ともいわれる菊を浮かべた酒を飲み、不老長寿を願う習わしがありました。

新暦では菊には未だ早く、季節のずれを感じますが、旧暦では今年は10月28日(土)となります。

ご案内の通り、花札(はなふだ)では九月の札に「菊に盃」があります。

菊に盃

花札「菊に盃」

当社の氏子区域には「菊勇」(きくゆう:伊勢原市神戸)という蔵元がありますが、新酒の醸造時期も近づいて来ます。

社頭では土曜日とあって御朱印参拝が多く、〝 平成二十九年九月九日 〟と九を三回重ねて何度も墨書しました。

夜長月を楽しむ

2017年9月7日 木曜日

日中はまだ暑さが残るものの、〝 陰気(いんき)ようやく重なり露凝(つゆこご)って白し 〟の二十四節気「白露」(はくろ)となりました。七十二候でも「草の露(つゆ)白し」となります。

白というと冬の印象ですが、五行説(ごぎょうせつ)では白を秋に配当し、秋の異称を「白秋」(はくしゅう)ともいいます。

「秋」は秋空が明らか、収穫が飽(あ)き満ちる、草木の葉の紅(あか)くなるなどの意からとも言われますが、秋の趣(おもむき)が一入(ひとしお)感じられるようになってきました。

mushinokoe006

境内では、まだ蝉(せみ)の鳴き声を聞くことができますが、桜の葉は徐々に色が変わり始め、夜は轡虫(くつわむし)が〝 ガチャガチャ ガチャガチャ 〟と夜長月(よながつき)を楽しむように鳴いています。

市内の小学校では運動会、中学校では体育祭の練習が本格的に始まる時期、当社でも週末は兼務する八幡神社(伊勢原市坪ノ内)の例祭を迎えます。

身近な神道

2017年9月2日 土曜日

昨晩は台風の影響で雨がよく降り、気温も下がって明け方まで冷え込みました。

朝は天気の回復が気になりましたが、午前9時には徐々に青空が見え始め、農協GC組合の青空集会の人たちも安心の表情でした。

IMG_9021

さて、予定通り研修が開催となり、「神社あれこれ~身近な神道~」というお題で禰宜がお話をさせて頂きました。

世界三大宗教といわれる仏教、キリスト教、イスラム教との違い、神道の特色、祭りの伝統などについて身近な例を挙げて説明しました。

今日は二十四節気「処暑」の末候、七十二候の第四十二候で「禾乃ち登る」(こくものすなわちみのる)です。

〝 命の根 〟ともいわれる稲が穂を垂らし、野の風景も秋を感じるようになり、境内では蜻蛉(とんぼ)が多く見られるようになりました。

9月1日を前に

2017年8月29日 火曜日

本日早朝、北朝鮮が発射した中距離弾道ミサイルが、日本の上空を通過して北海道襟裳岬(えりもみさき)の東方約1180㎞の北太平洋上に落下しました。

全国瞬時警報システム(Jアラート)により、北海道・東北・北関東などに避難指示が出されましたが、ニュースに注視するのが精一杯で、どう対応したら良いかという人が殆どだったのではないでしょうか。

さて、大正12年(1923)9月1日に発生した関東大震災に因んで制定された「防災の日」(9月1日)を前に、当市では一昨日(29日)防災訓練が行われました。当地区では三ノ宮・西谷戸組(にしやとぐみ)で集まり、近くの山王中学校に避難しました。

先月の26日には神奈川中央交通の伊勢原車庫において、伊勢原警察署によるテロ対策訓練が行われ、その様子を視察しました。

taifu

今年は9月1日が立春から数えて「二百十日」(にひゃくとおか)にあたりますが、大型の台風15号が週末には北上して来そうです。

〝 備えあれば憂いなし 〟でありたいものです。

気になる天気

2017年7月31日 月曜日

文月も最後の日を迎えましたが、うだる暑さが相変わらず続き、今日の地鎮祭(じちんさい)奉仕も汗でびっしょりとなりました。

大暑の末候(8月2日から6日頃)は「大雨時行る」(たいうときどきふる)で、時として激しい雨の降る頃です。

予報では不安定な大気により、落雷や突風にも注意が必要となりそうです。

IMG_8760

さて、御神前には地域の特産品である「葡萄」(ぶどう)が上がりました。

これから葡萄や梨の最盛期を迎える果樹農家にとっては、台風の動きも気になる季節です。

一昨日は比々多地区内でも納涼盆踊り大会が開催されましたが、今週末が最も集中する時期で、こちらも空模様が心配の一つです。

土用の丑

2017年7月25日 火曜日

今日は土用(どよう)の丑(うし)の日でしたが、夏負けを防ぎ、食欲減退防止に鰻(うなぎ)を食した方も多かったのではないでしょうか。

今年は二の丑(にのうし)もあり、次の土用の丑の日は8月6日(日)となります。

痩せたる人を咲(わら)へる歌

石麻呂(いはまろ)に吾物申す夏痩せに良しといふものぞ鰻(むなぎ)取り食(め)

『万葉集』大伴家持

気温は鰻登りというよりは、最低気温が摂氏25度以上の熱帯夜(ねったいや)のまま、気温変化があまりない最低気温の高い一日となり、湿気の多い蒸し暑さが不快感を増したようです。

あさがお

さて、土用は「土旺用事」「土王用事」といって、土の気が旺(さかん)になる意で、土は物を変化させる作用があることから、「土を犯し殺生(せっしょう)を忌(い)む」として、葬儀や土を動かす造作が凶とされてきました。

「土用波」(どようなみ:南方に台風が生じて寄せる波)「土用干し」(どようぼし:かびや虫害を防ぐために、衣服や書物などを干すこと)「土用休み」(夏休み・芝居興行の休業)「土用芽」(どようめ:植物の芽)といった言葉がありますが、この時期を表したものです。

また、鰻の他に精のつくものとして、「土用蜆」(どようしじみ)「土用餅」(どようもち)「土用卵」(どようたまご)などがあるようです。

大暑の境内

2017年7月23日 日曜日

九州北部の豪雨被害から2週間余り、今度は活発な前線の影響で東北北部に記録的な大雨が降りました。

暦の上では夏の季節も最後となる二十四節気の大暑(たいしょ)です。

蝉の鳴き声に暑さも一入(ひとしお)といった季節ですが、当地では久しぶりに小雨が降り、気温は高かったものの涼しく感じた一日でした。

DSCF3821

森の中を見渡すと、夏の虫たちの動きも盛んになっています。

日曜日の今日はお宮参りの家族連れが多く、赤ちゃんを中心に写真を撮影する様子が印象的でした。

棚機

2017年7月7日 金曜日

今日は五節句の一「七夕」。

棚機(たなばた)とも書き、「たなばたつめ」の略です。

鷲座(わしざ)のアルタイル、すなわち牽牛星(けんぎゅうせい)、彦星(ひこぼし)、犬飼星(いぬかいぼし)、男星(おぼし)、男七夕(おたなばた)などといわれる星と、琴座(ことざ)のヴェガ、すなわち織姫星(おりひめぼし・しょくじょせい)、妻星(つまぼし)、女星(めぼし)、機織姫(はたおりひめ)、棚機姫(たなばたひめ)、女七夕(めたなばた)が天の川を隔てて接近する年に一度の逢瀬(おうせ)は「星の契」(ちぎり)「星の妹背」(いもせ)「星の恋」などにも喩えられ、様々な伝説もあります。

牽牛(ひこぼし)の嬬(つま)迎へ船榜(こ)ぎ出(づ)らし天の河の霧の立てるは 『万葉集』山上憶良

hikobosiorihime

短冊に詩歌や様々な願いを託した人も多かったことでしょう。

当社の御祭神の一柱には、機織りの神さまである稚日女尊(わかひるめのみこと)がお祀りされています。

現代社会の風に合わせた願い事が多いと思いますが、古歌や古詩の思いを今日は願ってみてはいかがでしょうか。

梅雨本番の激しい雨

2017年6月21日 水曜日

今日は二十四節気の夏至で、北半球では昼が最も長くなりますが、梅雨本番の激しい雨となり、境内も薄暗くなっています。

IMG_8049

道路も川となりそうな大雨の中、横浜から大型バスによる参拝がありました。

道中の安全無事をお祈り申し上げます。

IMG_8046

雨に濡れない神楽殿の中で、大祓の茅の輪づくりも仕上げ段階です。

明日には参道に設置出来そうです。