相模国三ノ宮・比々多神社

夜長月を楽しむ

日中はまだ暑さが残るものの、〝 陰気(いんき)ようやく重なり露凝(つゆこご)って白し 〟の二十四節気「白露」(はくろ)となりました。七十二候でも「草の露(つゆ)白し」となります。

白というと冬の印象ですが、五行説(ごぎょうせつ)では白を秋に配当し、秋の異称を「白秋」(はくしゅう)ともいいます。

「秋」は秋空が明らか、収穫が飽(あ)き満ちる、草木の葉の紅(あか)くなるなどの意からとも言われますが、秋の趣(おもむき)が一入(ひとしお)感じられるようになってきました。

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境内では、まだ蝉(せみ)の鳴き声を聞くことができますが、桜の葉は徐々に色が変わり始め、夜は轡虫(くつわむし)が〝 ガチャガチャ ガチャガチャ 〟と夜長月(よながつき)を楽しむように鳴いています。

市内の小学校では運動会、中学校では体育祭の練習が本格的に始まる時期、当社でも週末は兼務する八幡神社(伊勢原市坪ノ内)の例祭を迎えます。

コメント / トラックバック2件

  1. 鈴木治美 より:

    あれっと いつのまにか 蝉~秋の虫の声に変っていきますね

    境内は 自然も豊か  すべての生き物が 神様に守られて その生を全うするのですね

  2. 禰宜 より:

    鈴木治美 様

    一昨日・昨日と近隣の葡萄畑や住宅区域で野生の猿が目撃されました。
    見過ごせば自然と通り過ぎて行きますが、被害がないことを祈っています。
    自然と共に生きてきた私たちですが、自然の中における分別というものも考えなければいけません。

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