2017年11月 のアーカイブ

お彌彦さま参拝

2017年11月17日 金曜日

中・平塚・伊勢原連合神社総代会参拝旅行の2日目です。

朝食を済ませると、門前町である弥彦温泉の宿から歩き、延喜式(えんぎしき)の名神大社(みょうじんたいしゃ)で、越後一宮の彌彦神社を参拝しました。

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境内では弥彦菊まつり(新潟県菊花展覧会)が開催中で、県内外の愛好家が育てた素晴らしい菊を観賞する好機となりました。

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今年は天候の関係で、既に多くの鉢を引き上げてしまったようですが、十分に堪能することが出来ました。

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〝 おやひこさま 〟と地域の方々に慕われる彌彦神社ですが、ご神前(拝殿)に上がり、気持ちの引き締まる正式参拝となりました。

集合写真(2号車)

集合写真(2号車)

宝物殿を見学後、弥彦の町を旅立ち、新潟市に鎮座する白山神社へと向かいました。

白山神社の随神門

白山神社の随神門

生憎(あいにく)雨が強まったことから広い境内を廻ることは出来ませんでしたが、当社の本殿裏にもお祀りされている神さまに親しくお参りすることが出来ました。

北方文化博物館 旧伊藤家の館

北方文化博物館 旧伊藤家の館

その後、全盛期に1370余町歩(1370万㎡)もの田畑を所有した豪農の館を見学し、越後の文化の一端にも触れることが出来ました。

越後路を通して、米作りと神さまの存在についてあらためて考える良い機会となりました。

神社総代会参拝旅行

2017年11月16日 木曜日

今日と明日、第44回中・平塚・伊勢原連合神社総代会参拝旅行の開催です。

バス3台に31社127名の方々が乗車し、当社から禰宜・権禰宜を含む9名が参加しました。

川越氷川神社

川越氷川神社

初日は伊勢原とも所縁のある太田道灌公が築城した川越城下の守護神川越氷川神社を正式参拝し、関越自動車道で新潟県へと向かいました。

錦鯉の里(小千谷市)

錦鯉の里(小千谷市)

群馬県から新潟県に入ると天気が一変して雪となりましたが、予定通りの行程を過ごすことが出来ました。

夜の大懇親会も和やかに楽しい一時となりました。

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巫女奉仕者募集締切

2017年11月15日 水曜日

霜月も折返しの15日、月次祭(つきなみさい)を斎行し、皇室のご安泰、国家の安寧、氏子・崇敬者の安全無事を祈り上げました。

今日は3歳と5歳の男児、3歳と7歳の女児が氏神さまに参詣する「七五三」でした。

平日でしたが、晴れ着姿の子供たちが家族連れでお参りになりました。

今年は週末に雨が多かったこともあり、延期して今日を選んだ方もあったようです。

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さて、平成29年も残り1ヶ月半となりましたが、年末年始の準備を進める中で、正月の臨時巫女奉仕者の募集を締切りました。

お蔭様で、高校生や専門学校生、大学生から幅広く希望があり、市内在住の方を中心にご奉仕をお願いすることになりました。

来月に面談説明会を開催しますが、白衣や袴の着衣の仕方、身だしなみや礼作法、言葉遣いや応対等について学んでもらい、神さまと参拝者との橋渡し役を勤めて頂きます。

「かながわの遺跡」展出品

2017年11月14日 火曜日

落葉の季節、境内の清掃に追われる日々です。

さて、本日は神奈川県埋蔵文化センターから、資料の借用で担当官が三之宮郷土博物館に来館しました。

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「かながわの遺跡」展横浜市歴史博物館:11/25-1/8、箱根町立郷土資料館:1/18-2/18)開催にあたり、当館所蔵の登尾山(とおのやま)古墳出土品・埒面(らちめん)古墳出土品・栗原(くりばら)古墳出土品の「銅鋺」(どうわん)、「銅鏡」(どうきょう)、「装飾大刀」(そうしょくたち)、「馬具」、「高坏」(たかつき)等、45点を出品することになりました。

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当地は古墳時代(3世紀半ばから7世紀頃)には、群集する古墳から文化の中心地とも考えられますが、出土した遺品を通して、様々な特色が浮かび上がってきます。

同展を観覧希望の方には、招待券(限定数)を差し上げます。

初穂

2017年11月13日 月曜日

一昨日は雷電神社(伊勢原市串橋)、昨日は神明神社(伊勢原市笠窪)と兼務社では早くも新穀勤労感謝祭(新嘗祭)が始まりました。

当地では8月の日照不足や9月の台風による影響が心配されました。更には稲刈り時期に雨が多く、刈り入れが各地で遅れましたが、作況は悪くはないようです。

因みに、農水省によると今年の水稲の作況指数は平年並みとのことです。

献穀米

献穀米

当社でも10日後の新穀勤労感謝祭を前に、氏子・崇敬者から粳米(うるごめ)・糯米(もちごめ)の奉納が上がっています。

また、比々多地区内においては、初穂(新米)または初穂料の奉献をお願いしています。

昭和天皇御製

新米(にひよね)を神にささぐる今日の日に深く思ふ田子(たご)のいたづき

八束穂(やつかほ)を内外(うちと)の宮にささげもてはるかに祈る朝すがすがし

わが庭の初穂ささげて来む年の田の実(み)いのりつ五十鈴(いすず)の宮に

今日の社頭

2017年11月12日 日曜日

昨日とは異なり、今朝はひんやりとした空気が漂っていましたが、比較的に早い出足となり、七五三参りの家族連れで境内は賑やかになりました。

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その合間を縫って、神前結婚式のご奉仕がありました。

境内の参拝者からは「おめでとうございます」と祝福の声が掛けられました。

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仲執り持ち

2017年11月11日 土曜日

少子化の影響もあって、以前に比べると七五三参りの数も減少していますが、11月に入り社頭は賑わいを見せています。

当社の御祈祷は予約制ではありませんので、随時その都度承っています。

ですから、1組のみという時もあれば、10組一緒という事もありますが、内容は全て同じです。

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岡田米夫著『続 神道百言』より

不正の祈禱(きとう)は天地(てんち)(くみ)せず、非礼の報賽(ほうさい)は神祇(じんぎ)(う)けず

北畠親房「二十一社記」

正しい祈祷、真剣の祈祷にはそれ相応の反響がある。よい加減な祈祷に、正しい反応があるはずがない。神前に上っては、真剣な祈りを捧ぐべきである。そのような態度でなせば、依頼者はその真剣な祈りに打たれる。

「非礼の報賽」とは、礼は身分相応になすべきである。名を出さなければお礼をしないというのでは、お礼をするのでなく名を出すためのお礼となる。

ƒvƒŠƒ“ƒg神を祭るもの、これを取次ぐものの心得として、あらためて心に刻み、明日も神さまと祈願者の〝 仲執り持ち 〟として、神前奉仕にあたりたいと思います。


変わらぬ伝統

2017年11月10日 金曜日

毎年11月8日に、京都の伏見稲荷大社では「火焚祭」(ひたきさい)が執り行われていますが、この日は伝統的に鍛冶屋(かじや)や鋳物師(いものし)など、鞴(ふいご)を用いる人が鞴祭(ふいごまつり)を行います。

立冬を過ぎましたが、温もりを求めるこの季節、昨日は大規模施設でボイラーの火入式があり、鞴祭として御奉仕しました。

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また、明日は町の工場で鍛冶屋祭(かじやまつり)を執り行い、鞴に供えた蜜柑(みかん)を社員一同に配り、風邪をひかないように願うのも変わらぬ伝統です。

恐る恐る

2017年11月9日 木曜日

昨日の「酒祭」の続きです。

お水取り神事を修め、沢山を下ると再び雨が降り出しました。

水の恵みに感謝する祭事ですが、前儀の修祓式(しゅばつしき)は急遽殿内で執り行うことになりました。

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本殿の御扉(みとびら)が開かれ、祭員が大祓詞(おおはらえし)を奏上(そうじょう)する中、神儀(しんぎ)〝 うずらみか出御 〟(しゅつぎょ)となり、恐る恐る本殿から弊殿(へいでん)へ神実(かむざね)をお遷(うつ)ししました。

参列者の代表者が山で汲み上げた御神水を「うずらみか」に捧げ入れ、海の幸(うみのさち)山の幸(やまのさち)の神饌(しんせん)を供(きょう)し、祝詞奏上(のりとそうじょう)、祭文奏上(さいもんそうじょう)、玉串拝礼(たまぐしはいれい)と粛々(しゅくしゅく)と続き、約1時間の祭儀(さいぎ)を滞(とどこお)りなくお仕えすることが出来ました。

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陽気の関係で参列者は肌寒さを覚えたようですが、緊張感もあり奉仕神職の顔には汗がにじんでいました。

年一度の酒祭に、蔵元、卸、酒販店一同は思いを新たに、新酒の醸造安全、酒類業の商売繁昌等を祈願されました。

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今年も職場体験学習の中学生が参加しましたが、華やかな祭りとは異なる重々しい祭典に、何かしらの感動を得たようです。

清らかな御神水

2017年11月8日 水曜日

本日は「酒祭」ですが、朝から予想外の雨が降りました。

沢山(さわやま)の登り道を気に掛けていましたが、神社を出発する頃には何とか上がりました。

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前日を含め、氏子総代さんによる念入りの整備のお蔭で、無事に祭場(三段の滝)へ到着することが出来ました。

大きな滝音に包まれながら、水神さまを拝んでお水取り神事を執り行いました。

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宮司を始め、責任役員、蔵元、酒販店、卸、総代の代表者が順番に、滝壺に流れる豊富な水を柄杓(ひしゃく)で汲み上げました。

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神事を通して水神さまの御神威(ごしんい)を賜り、清らかな「御神水」(ごしんすい)となります。

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