少子化の影響もあって、以前に比べると七五三参りの数も減少していますが、11月に入り社頭は賑わいを見せています。
当社の御祈祷は予約制ではありませんので、随時その都度承っています。
ですから、1組のみという時もあれば、10組一緒という事もありますが、内容は全て同じです。
岡田米夫著『続 神道百言』より
不正の祈禱(きとう)は天地(てんち)与(くみ)せず、非礼の報賽(ほうさい)は神祇(じんぎ)享(う)けず
北畠親房「二十一社記」
正しい祈祷、真剣の祈祷にはそれ相応の反響がある。よい加減な祈祷に、正しい反応があるはずがない。神前に上っては、真剣な祈りを捧ぐべきである。そのような態度でなせば、依頼者はその真剣な祈りに打たれる。
「非礼の報賽」とは、礼は身分相応になすべきである。名を出さなければお礼をしないというのでは、お礼をするのでなく名を出すためのお礼となる。
神を祭るもの、これを取次ぐものの心得として、あらためて心に刻み、明日も神さまと祈願者の〝 仲執り持ち 〟として、神前奉仕にあたりたいと思います。