2017年6月 のアーカイブ

下拵え

2017年6月19日 月曜日

昨日は崇敬者祭の合間に、大型バスによる参拝があり、御朱印帳が山積みとなる一幕もありました。

また、夕方から国府祭の類社宮司会が開催され、明年の天皇陛下御即位30年にあたり、記念の奉祝行事について話し合いが行われました。

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さて、次の行事は夏越大祓(なごしのおおはらえ:6月30日午後2時)です。

六月祓(みなづきばらえ=水無月祓)とか、夏越祓(なごしのはらえ)ともいいますが、大前には大きな茅の輪(ちのわ)を設け、参拝者がくぐれば厄災を祓い清めるとされるもので、古く『 備後(びんご)風土記 』に見られる故事(こじ)に由来するものです。

今日は芯となる輪に稲藁(いなわら)を巻いて下拵(したごしら)えをしました。

第55回崇敬者祭

2017年6月18日 日曜日

比々多神社崇敬会は昭和38年に組織されましたが、今年で指折数えて55回目となります。

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お蔭様で雨に降られることなく、涼しい気候の中で準備を整えました。

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恒例により、参列者各々のお酒と鉢花を並べ、ご神前にお供えしました。

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神職・巫女に続き、参列者が境内祓所(けいだいはらえど)でお祓いを受けて、御殿に昇殿しました。

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近隣の田んぼは真水を湛(たた)えて、とても美しい風景となっていますが、まつりを通して参列者の心も清らかな真水に立ち返ったのではないでしょうか。

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式典後は参集殿において、「神さまと神社の基礎知識」と題する小一時間の講話を行い、直会(なおらい)では和やかな時間を過ごしました。

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崇敬者祭の準備

2017年6月17日 土曜日

昨日は中・平塚・伊勢原連合神社総代会(二宮町・大磯町・平塚市・伊勢原市:87社559名)の理事会が平塚八幡宮で開催されました。

総会(7月19日)の議案に関する資料を確認するとともに、秋の参拝研修(11月16・17日)の内容について協議が行われ、今年は新潟方面へ向かう予定です。

ビルの清祓

ビルの清祓(16日)

さて、明日は第55回崇敬者祭を執り行います。

祭典の支度や参列者を迎える準備、また式後に行う講話「神さまと神社の基礎知識」の原稿も整いました。

祖先のまつり

2017年6月16日 金曜日

昨日は参集殿において、神葬家の祖先のまつりを執り行いました。

神道(しんとう)では仏教の位牌(いはい)にあたる「霊璽」(れいじ)に、通夜の晩に故人の御霊(みたま)を遷(うつ)し留めます。

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神道では概(おおむ)ね、忌明(きあ)けを五十日祭(百日祭または一年祭とする場合もあり)後としています。

忌明け後の御霊代(みたましろ)は、累代(るいだい)の祖霊が鎮まる祖霊舎(それいしゃ)に合祀(ごうし)され、永遠に家の守護として崇められます。

水無月の折返し

2017年6月15日 木曜日

神奈川県神社庁祭祀委員会主催の神社視察研修(6月12日~14日)が壱岐島(長崎県壱岐市)で開催され、その間はブログをお休みさせて頂きました。

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さて、水無月も折返しの15日となりました。

氏子の方が真心を込めて作られた青梅をお供えし、例月通り月次祭を執り行いました。

天皇陛下の譲位を可能にする特例法が9日に成立し、約200年ぶりの譲位となりますが、皇室の安寧と弥栄をご神前で静かに祈り上げました。

梅の実

梅の実

氏子・崇敬者の皆さまの安泰と発展をも願い上げました。

紫陽花が徐々に

2017年6月11日 日曜日

空梅雨状態で潤いの欲しい境内ですが、土手の紫陽花も徐々に咲き始めました。

今日は参集殿において、事務局をお預かりする比々多観光振興会(会員数158名)の総会が開催されます。

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虫除祭

2017年6月10日 土曜日

梅雨入りした多くの地方で雨がなく、梅雨入り前の地方で雨が降るといった面白い現象です。

昨晩は東京農業大学伊勢原農場内でホタルの観賞会が実施され、近所の子供たちはとても楽しそうでした。

近くを流れる栗原川には、魚類・両生類・爬虫類は35種、昆虫は140種、植物は130種も存在するそうです。

虫除守

虫除守

さて、近隣の田んぼからは蛙の大合唱が聞こえてきますが、耕作者にとっては日照や水などの自然環境とともに、害虫被害が気になるところです。

明日は真田神社(平塚市真田)において、月次祭に併せて虫除祭を執り行い、生産者が田づくりに安心して励むことができるよう神さまに祈りを捧げます。

無病息災を祈る

2017年6月9日 金曜日

残り3週間もすると、平成29年の半分が終わります。

6月30日は「夏越大祓」(なごしのおおはらえ)ですが、半年間の穢(けが)れを祓い、無病息災を祈る日本の伝統行事です。

古く大宝令(たいほうりょう:701)に記され、延喜式(えんぎしき:927)には六月・十二月の大祓が制定されています。

人形

人形

大祓には半紙で象(かたど)った「人形」(ひとがた)を配りますが、人形で身体を隈(くま)なく撫(な)で、息を3度吹きかけて、心身の穢れを人形に負わせます。

大祓の神符

大祓の神符

参道には茅(かや)を束ねた茅の輪(ちのわ)を立てます。

これを左足から入り右足から出て、左右左と3回くぐり心身を清めるのが、季節の風物詩でもあります。

左:麻苧 右:木綿

贖物

延喜式には、「贖物」(あがもの:代償として差し出す品物)として、米・酒・塩・糸・麻(あさ)・木綿(ゆう)・鍬(くわ)・海藻などが記され、現在でも祭典には欠くべからざるものとして整えています。

茅輪守

茅輪守

この期間の特別限定で、「茅輪守」(ちのわまもり)を授与所で頒布(はんぷ)致します。

今年も出品

2017年6月8日 木曜日

神奈川県神社庁が主催する「第31回青少年書道展」「第16回青少年絵画展」の開催にあたり、今年も子供たちの作品を出品することになりました。

書道や絵画を通して、清らかで豊かな青少年の心を培い、道徳心の養成を図り、更には神社への敬神の念を育む足掛かりとして、啓発の機会とするものです。

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展示は新都市プラザ(そごう横浜店地下2階正面入口前)において、7月24日(月)・25日(火)に実施されます。

自由で伸び伸びとした作品を多くの皆さまにご覧頂きたいと思います。

梅雨入り

2017年6月7日 水曜日

気象庁によると、四国、中国、近畿、東海、関東甲信地方では、梅雨入りしたとみられるようです。

平年よりも1日早く、昨年よりも2日遅いようです。

因みに、梅雨明けは昨年が7月29日ごろ、平年では7月21日ごろとなっています。

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入りも明けも5日程度の移り変わりの期間があるようですが、境内では七変化(しちへんげ)といわれる四片(よひら)の紫陽花(あじさい)が咲き始めました。