2016年9月 のアーカイブ

他日

2016年9月20日 火曜日

三連休最終日の昨日は小雨混じりの天候ながら、七五三参りの家族連れがぽつぽつとお参りになり、千歳飴の準備も始めました。

三橋健先生と行く神社巡り」シリーズとして、大山から当社に下る団体参拝がありました。

限られた時間でしたが、当社の祭礼の特徴や古い習わし等、地域ならではのお話をさせて頂きました。

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さて、年に一度執り行う例祭(大祭)では、神さまへのおもてなしとしてご馳走(ちそう)を振る舞い、神さまをお神輿(みこし)にお乗せして氏子区域を巡幸(じゅんこう)し、御旅所(おたびしょ)などで休息の後、再びお宮に戻ります。

私たちも旅に出ると当地の美味しいものを食し、珍しいものを見て、現地の人と交流することで心を豊かにし、明日への力となるものです。

旅の語源は「他日」「外日」などといわれますが、訪れた人にとって特別な日になるようお迎えしたいものです。

健康寿命

2016年9月19日 月曜日

本日は国民の祝日で「敬老の日」です。

日本人の平均寿命は83.7歳(世界保健統計2016)と世界一の長寿国を誇りますが、寝たきりのお年寄りもこれには含まれています。

欧米では〝 Bed is bad.(寝たきりはよくない)〟という考え方があるようですが、平均寿命と健康寿命が少しでも近づくよう、家庭における介護の在り方などを考える機会でもあるでしょう。

祝日法には「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」とありますが、年長者を敬愛する世界でも珍しいお祝いの日を大切にしたいものです。

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当社では10月19日(水)に比々多地区老人クラブ連合会の健康祈願祭を執り行う予定です。

秋の地域行事

2016年9月18日 日曜日

昨日・今日と市内の中学校(4校)では体育祭、大山小学校では秋の大運動会が催されました。

子供たちが楽しみにしている年に一度の行事につき、雨天決行ながら今日は可哀相な一日でした。

また、任期満了に伴う伊勢原市長選挙(9月25日投開票)が実施される予定でしたが、告示日の今日の締切時間内に現職以外の届け出がなかったことから無投票となり、髙山松太郎氏の2期目の当選が決まりました。

タウンニュース 9月16日号

タウンニュース 9月16日号

秋の行事は真っ盛りですが、明日(19日)は伊勢原大神宮で例祭式が執り行われ、明後日(20日)は寒川神社、28日は前鳥神社と近隣の神社でも大祭が続きます。

当社でも昨日・今日は御朱印参拝が多く、少し早いですが七五三参りも始まっています。

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気がつくと明日の彼岸入りを前に彼岸花が咲き始めました。

奥津城

2016年9月17日 土曜日

昨日は中・平塚・伊勢原連合神社総代会(中郡二宮町・大磯町、平塚市、伊勢原市、秦野市の一部に鎮座する87社・会員557名)の理事会が平塚八幡宮で開催され、今後の行事について話し合いが行われました。

来る11月17・18日には、バス3台で茨城方面に参拝研修旅行に出掛ける計画です。

higanさて、今日は霊園の墓地において、五十日祭後の埋葬祭(納骨式)や十年祭のご奉仕がありました。

上代語(じょうだいご)では墓所(ぼしょ)のことを奥津城(おくつき:奥都城)といいます。

「津」(都)は格助詞で「の」の意で、奥まったところにある区域、つまり神さまとして霊の鎮まっているところを意味します。

大伴の遠つ神祖(かむおや)の奥津城は著(しる)く標(しめ)立て人の知るべく 『万葉集』 四〇九六

明後日にはお彼岸を迎えますが、週末とあってお墓を綺麗に掃除する人たちの姿が見受けられました。

おぶつなこう

2016年9月16日 金曜日

昨日のブログでは〝中秋無月〟と記しましたが、夜10時頃には夜空が澄み渡り、お蔭様で花鳥風月(かちょうふうげつ)を楽しむことができました。

大安吉日の今日は地鎮祭が続きましたが、外の祭典ながら雨に降られることなくご奉仕することができました。

川崎からお参りの方は、「出る時は降っていましたが、こちらでは雨に降られず良かったです。」と曇り空ながら天気に味方された一日でもありました。

地鎮祭

地鎮祭

さて、午後3時からは三ノ宮・木津根橋地区の「第67回産土講祭」を執り行いました。

生産者が産土(うぶすな)の神さまに感謝する秋の祭事ですが、地域の方は昔から「おぶつなこう」などと言っています。

野菜のあまりない時期ですが、小麦粉、薩摩芋(さつまいも)、里芋、茗荷(みょうが)、牛蒡(ごぼう)、葡萄(ぶどう)、梨などの献備品(けんびひん)がご神前にお供えされました。

直会のお開き

直会 ( なおらい ) のお開き

前半は台風がほとんどなかったものの、8月・9月と台風の上陸が続き、生産者にとっては気が気でない日々ですが、「産土の神さまのご加護のもと、無事に刈り入れができるよう」との言葉が発せられて和やかにお開きとなりました。

中秋無月

2016年9月15日 木曜日

長月も折返しの15日、ご神前では粛々と月次祭(つきなみさい)を執り行いました。

また、鶴岡八幡宮の大祭にあたり、例祭式に参列させて頂きました。

読売新聞 13日

読売新聞 13日

今日は「十五夜」(じゅうごや:旧暦8月15日)にあたり、中秋(旧暦では7-9月が秋)の名月を拝する月見行事ですが、残念ながら清風明月(せいふうめいげつ)を愛(め)でることはかなわず、中秋無月(ちゅうしゅうむげつ)の状況です。

芋名月(いもめいげつ)といわれますが、秋の七草の薄(すすき)を飾り、月見団子や収穫したばかりの農作物(里芋や枝豆、栗など)をお供えしたご家庭も多いのではないでしょうか。

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明日は実りに感謝する「産土講祭」(うぶすなこうさい)ですが、十六夜(いざよい)の風情を楽しめるでしょうか。

七五三について

2016年9月14日 水曜日

昨日は激しい雨に降られたものの、「戌の日」にあたり安産祈願のご祈祷がありました。

一年間の生活に四季折々の節目があるように、私たちは誕生してから成長していく過程において、様々な儀礼を経験します。

この人生のまつりを「人生儀礼」とか「通過儀礼」といいます。

昔から〝七つまでは神の子〟といわれますが、この歳までは特に様々な儀式が行われます。

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秋が深まるとともに、「七五三参り」の問い合わせが増えて来ました。

七五三は11月15日ですが、二十八宿(にじゅうはっしゅく)の鬼宿日(きしゅくにち)といって、何事のお祝いにも最良の日とされたから、5代将軍徳川綱吉の子・徳松のお祝いが行われたからなどといわれています。

七・五・三は縁起の良い陽数(ようすう)ですが、七五三縄(しめなわ=注連縄・標縄)という語に表されるように「しめる」「しるし」といった意味合いは面白いものです。

七五三御守

七五三御守

頭髪を伸ばし始める三歳男女の「髪置」(かみおき)、初めて袴(はかま)を着用する五歳男児の「袴着」(はかまぎ)、幼児用の紐(ひも)を解いて大人と同じ帯をしめる七歳女子の「帯解」(おびとき)を起源とするものですが、これまでの成長に感謝し、今後の健やかな成長を祈ることに変わりはありません。

社会状況の著しい変化とともに、その日取りは広がっていますが、収穫や実りに感謝する季節の行事ともいえそうです。

特別奉製 「 千歳飴 」

特別奉製 「 千歳飴 」

当社では随時(午前8時半~午後4時半)「七五三参り」のご祈願を承っていますが、神社の恒例行事や結婚式などにより、お待たせすることもありますので、電話(0463-95-3237)またはメール( hibita@athena.ocn.ne.jp )にてお問い合わせください。

尚、お祝いの縁起ものとして、特別奉製の「千歳飴」を授与所でお頒ちしています。

季節の移ろい

2016年9月13日 火曜日

昨日は保育施設の地鎮祭奉仕がありました。

待機児童が多い昨今、新施設の開設は地域にとっても喜ばしく、地域に開かれた育児施設として今後の発展を願うところです。

秋桜

秋桜

活発な秋雨前線の影響により今日は雨の一日となり、しばらくはぐずついた天気となりそうです。

氏子地域である栗原地区では、秋桜(こすもす)が線の細い茎を高く伸ばして綺麗に咲いています。

日本では歴史の浅い秋桜ですが、明日はホワイトデー(3月14日)から半年目にあたる「コスモスの日」(9月14日)で、花言葉である 愛情を確かめ合う日だそうです。

境内では蝉の鳴き声が収まり始め、赤蜻蛉(あかとんぼ)が目立つようになりました。

夜長を虫が鳴いていますが、明後日は十五夜、また彼岸花の花茎が地上に伸び始め、季節の移ろいを日夜感じるようになりました。

鶺鴒鳴

2016年9月12日 月曜日

八月節白露(はくろ)の次候で「鶺鴒鳴」(せきれいなく)となりました。

和歌に詠(よ)まれる古今伝授(こきんでんじゅ)の3種の鳥を「三鳥」(さんちょう)、すなわち百千鳥(ももちどり)・喚子鳥(よぶこどり:呼子鳥)・稲負鳥(いなおおせどり)というそうですが、百千鳥は鶯(うぐいす=春)、喚子鳥は郭公(かっこう=夏)・杜鵑(ほととぎす:時鳥・不如帰・子規など)、そして稲負鳥は鶺鴒(=秋)とされるようです。

『日本書紀』の一書(いっしょ)には、男神の伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と女神の伊弉冉尊(いざなみのみこと)の国生みにあたり、鶺鴒(にわくなぶり=せきれいの古名)が尾を上下に振って、両神に共為夫婦(みとのまぐあい:美斗能麻具波比・溝合為夫婦・合為夫婦=婚姻・交合)を教えたと記されています。

石叩(いしたた)き、庭叩(にわたた)き、妹背鳥(いもせどり)、嫁鳥(とつぎどり)、嫁教鳥(とつぎおしえどり)、恋教鳥(こいおしえどり)、恋知鳥(こいしりどり)、道教鳥(みちおしえどり)といった異称をもつ理由が理解できます。

近隣の田んぼでは稲穂がその重みに頭を垂れて、刈り取りの時期を迎えていますが、稲の穂がふくれることを穂孕(ほばら)みというそうで、交道(とつぎのみち)を二神に教えた鶺鴒は、稲の成熟・実りをも連想させてくれます。

7回目の泣き相撲

2016年9月11日 日曜日

諸事情により、2週間余りの間ブログをお休みしていましたが、今日から再開させて頂きますのでどうぞ宜しくお願い致します。

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さて、今日は7回目の開催となる「一心泣き相撲比々多場所」でした。

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台風や秋雨が多いこの時期、天気予報とにらめっこの数日でしたが、お蔭様で影響もなく行うことができました。

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今年は大学相撲部の協力を得ましたが、力士の立派な体格に家族の皆さんも大喜びでした。

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テレビ(テレビ神奈川)やケーブルテレビ(J COME)、新聞(読売新聞)の取材などが入り、赤ちゃんに向けられるカメラも一際多かったようです。

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元気で大きな泣き声に、無事成長を願う家族の思いが込められていました。

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今年も多くのご参加ありがとうございました。

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