沢山でのお水取り神事の後、神社に戻って身支度を調えました。
今度は社殿において、厳粛に酒祭を執り行います。
手水で心身を清めて参集殿前に列立(れつりゅう)し、参進の儀となりました。
七五三参りの家族連れが見守る中、境内に舗設した祓所(はらえど)へと進みました。
予め神饌(しんせん:お供え物)、幣帛料(へいはくりょう)、玉串(たまぐし)などはお祓いし、祓所では参列者一同をお清めいたしました。
本日は本殿の御扉(みとびら)開閉があり、神器「うずらみか」(県重文 ; 須恵器の土器)の出御(しゅつぎょ)があるため、殿内の祭典の様子はお見せできませんが、沢山(さわやま)から汲(く)み上げた御神水を宮司以下各代表者が丁寧に神器に捧げました。
そして、海川山野の種々のお供え物を一台ずつ神職が伝供(でんく)して奉(たてまつ)り、新酒の醸造安全、酒類関係者の発展を祈りました。
約1時間にわたる厳粛な祭儀をつつがなく修め、退下(たいげ)して直会(なおらい)会場へと向かいました。
直会ではもちろん日本酒で乾杯をして、お酒を通して様々な話で会話が盛り上がりました。
ご関係各位の益々のご発展をお祈り申し上げます。