昨日・本日の2日間、神奈川県議会神道議員連盟の御供(おとも)として、禰宜が伊勢に参りました。
初日(11日)は、先ず二見興玉神社に浜参宮(*はまさんぐう)をしましたが、風が強く常世(とこよ)の波が押し寄せる如く、高波による潮をかぶるほどでした。
*浜参宮~古来お伊勢参りの前に二見浦で禊(みそぎ)をするのが慣わし
お伊勢参りの賓客(ひんきゃく)の休憩・宿泊施設として建設された賓日館(ひんじつかん:国指定重要文化財)を見学しました。
その後、外宮(げくう)に御垣内(みかきうち)特別参拝、そして式年遷宮で神さまのお遷りになった後の正宮(しょうぐう)、古殿地(こでんち)を拝観しました。
また、昨年春に開館したせんぐう館をゆっくりと見学しました。
日本の夕日百選に選ばれた新浜島温泉の宿で旅の汗を流し、伊勢志摩の海の幸を堪能しました。
2日目(12日)はいよいよ内宮(ないくう)の参拝です。
空気は冷たいものの穏やかな日差しに包まれながら、宇治橋を渡り五十鈴川(いすずがわ)の清き流れで心身を清めました。
「伊勢に行きたい伊勢路が見たいせめて一生に一度でも」と歌われるお伊勢参り。
江戸時代には〝 お蔭参り 〟といって、庶民の一生に一度の楽しみでもありました。
今年は第62回神宮式年遷宮が斎行され、10月の時点で1千万人を超える人たちがお伊勢さんに足を運んでいます。
静粛な気持ちで御垣内特別参拝、そして神楽殿において御神楽を奉納しました。
全国各地の神社関係者も多く、何人かの人たちに出会いました。
おはらい町やおかげ横丁は、平日にもかかわらず、買い物や食事をする人たちで大賑わいでした。
今年3度目のお伊勢参りでしたが、とても有意義な機会となりました。