曇り空ながら、本日は3歳・5歳児を中心に終日七五三参りで境内は賑わいました。
その家族写真に彩りを添えているのは、花言葉が「高貴」とされる菊の展示です。
今日は菊華展の奉納作品をご紹介いたします。
何といっても観賞園芸には、大菊(一輪菊)の三本仕立て盆養です。
大菊は花弁の性状や咲き方などにより、厚物(あつもの)・管物(くだもの)・平物(ひらもの)と分類されるようです。
品種はとても多いので、素人には花形と花色の違いぐらいしか判別がつきません。
出品花には細かな規格がありますが、仕立ては背丈や鉢の小さめなダルマづくり、更に丈が低く鉢が小さい1輪の福助づくりなどがあります。
多少なり観賞の知識が分かると、丹精を込めて育てる人の苦労も理解できるものです。
小菊による懸崖(けんがい)づくりは技術的にも難しいのが分かります。
小さな花が沢山咲いて大きなかたまりになるざる菊もとても綺麗です。
大正天皇御製
秋ごとに雲居(くもゐ)の庭をいろどりて菊もさかりに匂ふ御代かな