昨日の雨もすっかり上がって、とても空気が澄み渡り、穏やかな日差しに包まれた小春日和となりました。
朝から総代さんが沢山(さわやま)に上がり、お水取り神事の準備を整えてくださいました。
昨日の雨で足下の心配もありましたが、お蔭様でぬかるみもなく、水の濁りもありませんでした。
沢山の三段の滝は、当社の飛び地境内地で、朝夕の日供祭(にっくさい)のお水はこのお水をお供えしています。
蔵元、卸、酒販店、神社関係者参列のもと、滝前に設えた祭場で水神祭を執り行いました。
典儀(てんぎ;神事の司会進行)の声も掻き消されるほど、豊富に流れる水が全てを祓い清めるような空間です。
2年前の台風被害により土砂が崩れて、滝壺の手前は倒木したままになっていますが、総代さんたちのご奉仕(10月27日)のお蔭で、足下の心配もなく、祭儀を執り行うことができました。
柄杓(ひしゃく)でお水取りをした御神水は、神社の祭儀でご神宝「うずらみか」(県重文)に捧げて、新酒の醸造安全、酒類業の繁栄を祈ります。
例年のことながら、沢山の「お水取り神事に癒やされた」と参列者の多くが口を揃えていました。
お蔭様で、〝 ヤマビル 〟対策を講じていたこともあり、誰も被害に遭うことはありませんでした。
最後の片付けまで、総代さんたちには本当に感謝申し上げます。