2013年11月 のアーカイブ

まつりが一年の始まり

2013年11月9日 土曜日

昨日に続いて本日の夕方、金属加工業を営む会社で鞴祭(ふいごまつり)のご奉仕がありました。

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この工場では、毎年真新しい鋳物(いもの)を神座に据えて、神さまにお遷りいただいて鍛冶屋(かじや)まつりを執り行っています。

創業以来40年、高品質な製品づくりに従事し、多種少量生産という時代の求めにこたえつつ、更なる技術革新と生産能力向上を目指すその姿勢同様、工場長が祭儀の意義と玉串拝礼の作法を社員に丁寧に指導している様子が印象的でした。

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また、「この鍛冶屋まつりが工場の一年の始まり」というご挨拶に、とても感銘を受けました。

社員の皆さまの健康と安全、更なる企業のご繁栄をお祈り申し上げます。

ご朱印の出来事

2013年11月9日 土曜日

昨日、静岡県からお参りの方からお手紙が届きました。

数名のご朱印が重なった折りに、うっかり捺印マットを挟んだままお渡ししてしまい、ご帰宅後すぐに封書で送ってくださったようです。

気づかずに申し訳なかったという内容の文面に、職員一同ありがたく、その優しさに頭が下がる思いでした。

御朱印帳

御朱印帳

本日も多くの方がご朱印を求められましたが、季節に応じた柄の御朱印帳を授与所に取り揃えましたので、どうぞご利用ください。

撮影後に集合写真

撮影後に集合写真

本日、「恋するフォーチュンクッキー伊勢原市ver.」の撮影で、「神社のお祭りを支える人」たちと神職・巫女が踊りました。

出来映えはともかく、皆でとても楽しく踊ることが出来ましたので、ユーチューブで公開(11月中旬頃)の際には是非ともご笑覧ください。

温もりを求め

2013年11月8日 金曜日

驚いたことに、境内で蝉の鳴き声を耳にしました。

日中の日差しは暖かいものの、社殿内は絨毯(じゅうたん)を広げるなど、徐々に冬支度です。

さて、本日は鍛冶(かじ)の守護神とされる伏見稲荷大社(京都市伏見区)で火焚祭(ひたきさい)が斎行され、火焚串を神火で焚き上げる中、神職の大祓詞(おおはらえことば)が奉唱され、萬福招来の祈りがこめられたようです。

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全国津々浦々でも、鞴(ふいご)といわれる金属製錬に用いる送風装置を使用する、鍛冶屋や鋳物師(いものし)など火を使う職業の人たちの信仰で、今日は鞴祭(ふいごまつり)が執り行われています。

当社でも大学施設のボイラー室へ、例年通り鞴祭(火入式)に出向きました。

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施設設備の安全、技術関係者、運転員などの安全を祈り、分け隔て無く温もりがもたらされるよう願い上げました。

冬立つ

2013年11月7日 木曜日

今日は冬立つ、冬に入(い)る、冬来(きた)る、冬の始まりの「立冬」です。

明日・明後日には、鞴祭(ふいごまつり)、大学施設のボイラー火入式の予定がありますが、神社でもそろそろ暖房具の支度をする頃合いです。

午前中は雨脚が強まり、地鎮祭などの出張祭儀では足下が悪くて大変でしたが、予定通り行うことができました。

お昼過ぎには晴れ間が広がり、日の入り後には西天に宵の明星「金星」が、月とともに綺麗に輝いていました。

神奈川新聞

神奈川新聞 6日

さて、昨日の新聞に酒祭(5日)の記事が掲載されました。

新聞には金井酒造店さんのコメントが掲載されていましたが、web版(カナロコ)には吉川醸造さんのコメントが掲載されていました。

蔵元でも本格的な酒造りが始まります。

タウンニュース 8日

タウンニュース 8日

盆栽菊の展示

2013年11月6日 水曜日

今日は菊華展の盆栽菊をご紹介いたします。

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ここ数日お天気も良さそうなので、どうぞお参りのうえご観賞ください。

厳粛に酒祭斎行

2013年11月5日 火曜日

沢山でのお水取り神事の後、神社に戻って身支度を調えました。

今度は社殿において、厳粛に酒祭を執り行います。

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手水で心身を清めて参集殿前に列立(れつりゅう)し、参進の儀となりました。

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七五三参りの家族連れが見守る中、境内に舗設した祓所(はらえど)へと進みました。

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予め神饌(しんせん:お供え物)、幣帛料(へいはくりょう)、玉串(たまぐし)などはお祓いし、祓所では参列者一同をお清めいたしました。

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本日は本殿の御扉(みとびら)開閉があり、神器「うずらみか」(県重文 ; 須恵器の土器)の出御(しゅつぎょ)があるため、殿内の祭典の様子はお見せできませんが、沢山(さわやま)から汲(く)み上げた御神水を宮司以下各代表者が丁寧に神器に捧げました。

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そして、海川山野の種々のお供え物を一台ずつ神職が伝供(でんく)して奉(たてまつ)り、新酒の醸造安全、酒類関係者の発展を祈りました。

神饌

神饌と幣帛料

約1時間にわたる厳粛な祭儀をつつがなく修め、退下(たいげ)して直会(なおらい)会場へと向かいました。

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直会ではもちろん日本酒で乾杯をして、お酒を通して様々な話で会話が盛り上がりました。

ご関係各位の益々のご発展をお祈り申し上げます。

直会の様子

直会の様子

沢山 お水取り神事

2013年11月5日 火曜日

昨日の雨もすっかり上がって、とても空気が澄み渡り、穏やかな日差しに包まれた小春日和となりました。

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朝から総代さんが沢山(さわやま)に上がり、お水取り神事の準備を整えてくださいました。

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昨日の雨で足下の心配もありましたが、お蔭様でぬかるみもなく、水の濁りもありませんでした。

水神さま

水神さま

沢山の三段の滝は、当社の飛び地境内地で、朝夕の日供祭(にっくさい)のお水はこのお水をお供えしています。

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蔵元、卸、酒販店、神社関係者参列のもと、滝前に設えた祭場で水神祭を執り行いました。

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典儀(てんぎ;神事の司会進行)の声も掻き消されるほど、豊富に流れる水が全てを祓い清めるような空間です。

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2年前の台風被害により土砂が崩れて、滝壺の手前は倒木したままになっていますが、総代さんたちのご奉仕(10月27日)のお蔭で、足下の心配もなく、祭儀を執り行うことができました。

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柄杓(ひしゃく)でお水取りをした御神水は、神社の祭儀でご神宝「うずらみか」(県重文)に捧げて、新酒の醸造安全、酒類業の繁栄を祈ります。

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例年のことながら、沢山の「お水取り神事に癒やされた」と参列者の多くが口を揃えていました。

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お蔭様で、〝 ヤマビル 〟対策を講じていたこともあり、誰も被害に遭うことはありませんでした。

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最後の片付けまで、総代さんたちには本当に感謝申し上げます。

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雨のご祈願

2013年11月4日 月曜日

連休最終日の本日、近畿地方では木枯らし1号が吹いたようです。

雨はお昼前には上がる予報でしたが、終日降り続きました。

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着物姿の家族連れには気の毒な雨でしたが、親の心配とは裏腹で子供たちは無邪気そのものです。

今日は安産祈願の好日「戌の日」も重なり、雨ながら日没までご祈願が続きました。

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その後、明日の酒祭に向けて社殿内の清掃、設営、そして習礼(しゅらい:祭典の予行練習)を行いました。

心のゆとり

2013年11月3日 日曜日

本日は国民の祝日「文化の日」です。祝日法には「自由と平和を愛し、文化をすすめる。」とありますが、皇居では文化勲章の授与式が行われます。

この日は明治天皇の御誕生日(天長節)で、昭和2年に明治節として祝日に定めれれ国民に親しまれてきました。昭和23年には今の名称にあらためられましたが、近代文化が目覚ましい発展を遂げた明治の時代に相応しいものといえます。

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明治天皇おまつりする明治神宮(渋谷区代々木神園町)では、宮中から勅使(ちょくし)が差遣(さけん)され、例祭式が斎行されます。

今日の社頭には次の御製が掲げられているようです。

ことしげき世にはたつともむらぎものこころゆたかにもつべかりけり

どんなに繁雑で煩わしい世の中だとしても、心のゆとりを持っていたいものです。

菊の観賞

2013年11月2日 土曜日

曇り空ながら、本日は3歳・5歳児を中心に終日七五三参りで境内は賑わいました。

その家族写真に彩りを添えているのは、花言葉が「高貴」とされる菊の展示です。

今日は菊華展の奉納作品をご紹介いたします。

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何といっても観賞園芸には、大菊(一輪菊)の三本仕立て盆養です。

大菊は花弁の性状や咲き方などにより、厚物(あつもの)・管物(くだもの)・平物(ひらもの)と分類されるようです。

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品種はとても多いので、素人には花形と花色の違いぐらいしか判別がつきません。

出品花には細かな規格がありますが、仕立ては背丈や鉢の小さめなダルマづくり、更に丈が低く鉢が小さい1輪の福助づくりなどがあります。

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多少なり観賞の知識が分かると、丹精を込めて育てる人の苦労も理解できるものです。

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小菊による懸崖(けんがい)づくりは技術的にも難しいのが分かります。

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小さな花が沢山咲いて大きなかたまりになるざる菊もとても綺麗です。

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大正天皇御製

秋ごとに雲居(くもゐ)の庭をいろどりて菊もさかりに匂ふ御代かな