2010年10月 のアーカイブ

陸上自衛隊観閲式

2010年10月15日 金曜日

陸上自衛隊の観閲式(かんえつしき;本番は24日)を見学する機会を得て、禰宜・権禰宜が朝霞駐屯地(朝霞訓練場)まで行って来ました。

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現在は、陸海空の持ち回りで行われていて、去年は海上自衛隊の観艦式、一昨年は航空自衛隊の航空観閲式が挙行されました。観艦式以外は公募なしの招待者のみということで貴重な体験です。

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過去には、神宮外苑絵画館前や国立競技場で開催されていたようです。今回が47回目です。

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人員3,780名、車両約200両、航空機数十機の大規模な式典で、圧巻のスケールです。

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中でも徒歩部隊では、陸海空の部隊はもとより、防衛大学校学生隊や陸上自衛隊高等工科学校生徒隊、また女性自衛官部隊も一糸乱れぬ集中力で、訓練の厳しさが伝わって来ました。

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徒歩部隊に続いて、施設科、化学科、衛生科の部隊や野戦特科部隊や戦車部隊がこちらも整然と連なりました。

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この後、陸海空の航空部隊の編隊が上空を通過しました。(残念ながら、曇り空と動きが速いため良い写真は撮れませんでした。)

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終了後、装備品の見学をしました。

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機関銃や拳銃などの展示、部隊でのお風呂や救助活動の道具、救助医療なども見学することが出来ました。

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8月24日に行われた「富士総合火力演習」(於:御殿場市・陸上自衛隊富士学校)に続いて、自衛隊の活動の姿を目の当たりにしました。日頃、国のために命がけで職務に精励する隊員の皆さんの真剣さに敬服いたします。

尖閣諸島を始め、領土問題や沖縄基地問題、日米安全保障や隣国との外交などについて、大いに考える一日となりました。 

祖先のまつり

2010年10月14日 木曜日

神道でも仏教同様に、神葬祭(しんそうさい)といわれるお葬式のご奉仕をいたします。

通夜や告別式、火葬祭(かそうさい)、埋葬祭(まいそうさい)などは亡骸(なきがら)に対して行われますが、一定の年忌(ねんき)に行われる年祭(ねんさい=祖霊祭)は、御霊(みたま)に対して行われるものです。

(詳しくは比々多神社HP 祖先のまつりをご覧ください。)

今日は、先月お隠れになった方の「五十日祭」のご奉仕がありました。奥津城(おくつき=墓所)に設けられた祖霊舎(それいしゃ)で行われました。

 *祖霊舎~御霊が祀(まつ)られる社(やしろ)。仏壇に相当するもの。

左:祖霊舎 右:奥津城

左:祖霊舎  右:奥津城

通常、祖霊舎は神棚とは別に、自宅の中に仏壇と同じように設けられます。しかしながら、子や孫など家族の居ない家庭であったため、親類の方が墓地の一角に、ご先祖さまの御霊を納めるために設えたものです。【上の写真】

社務所では、仮の霊床(たまどこ)として、年祭(祖霊祭)を行うことも可能です。

十年祭を終えて(11日 参集殿)

十年祭を終えて(11日 参集殿)

残った人の事情により、“ 直葬 ”(ちょくそう)という、簡素化された葬儀が増える傾向にあるようですが、古来より、私たちは、安産、初宮参り、七五三、成人式、結婚式、厄年、年祝いなど、節目としての「人生儀礼」を大切にしてきました。その意味で、人生最後の重儀として葬儀は行われるべきものです。また、その延長上に祖先のまつりがあります。

七五三参り

2010年10月13日 水曜日

今朝は七五三の問い合わせが朝から続きました。

七五三参り おめでとうございます

七五三参り おめでとうございます

【七五三について】  比々多神社HPより

7・5・3の陽数を男女児の年齢に当てはめたもので、3歳男女児の「髪置」(かみおき=それまで剃っていた髪を伸ばしはじめる)、5歳男児の「袴着」(はかまぎ=袴を着け始める)、7歳児の「帯解」(おびとき=付け紐の着物から帯でしめる着物にかえる)という儀式に由来します。

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七五三参りは、これまでの成長に感謝し、さらなる無事成長を祈るもので、11月15日にお祝いをします。11月15日に祝うことになったのは、この日が二十八宿(にじゅうはっしゅく)の鬼宿日(きしゅくにち)にあたり、何事の祝い事にも最良の日であることによります。

7歳までは節目となる多くの儀式が行われますが、昔から「七つまでは神の子」といって、神さまと人との変わり目に位置するからです。

七五三に欠かせない「千歳飴」の袋には、鶴・亀・松・竹・梅などが描かれていて、幾久しく健やかな成長の願いが込められています。社頭では、お祝いの千歳飴(県内特製)の準備をしています。

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比々多神社では、随時(8:30-16:30)七五三のご祈願を承っています。恒例祭典や結婚式の予定もありますので、電話でご連絡ください。

御神田の稲刈り

2010年10月12日 火曜日

昨日(11日)は晴れ上がり、順延となった比々多地区体育祭(於:比々多小学校)が開催されました。また、神奈川県神道青年会の御神田(伊勢原市三ノ宮)では稲刈り行事が執り行われました。

抜穂祭(ぬいほさい)

抜穂祭

始めに、抜穂祭(ぬいほさい)が執り行われました。

参列する大人や子ども

参列する大人や子ども

耕作者の長嶋さん(比々多神社責任役員)、神奈川県神道青年会・守山会長、東京都神社庁港区支部・青木青年会長により「抜穂の儀」が行われ、祭壇に供えられました。

抜穂の儀

抜穂の儀

その後、参加者全員でイセヒカリと古代米を丁寧に刈り取りました。

はさがけ

はさがけ

稲刈り後、「神話紙芝居」の上演もあり、秋深まる青空のもと賑やかに実りを楽しみました。

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刈り取ったお米は、「懸税」(かけちから)として伊勢の神宮・神嘗祭(かんなめさい)に献穀される他、神奈川県内各社の新嘗祭(にいなめさい)に間に合うように準備が進められます。

 

因みに、9月28日・29の両日、皇居内稲田において、天皇陛下には、御親(おんみづか)ら稲をお刈り取り遊ばされました。(品種:マンゲツモチ・ニホンマサリ)

収穫された稲は、10月17日に斎行(さいこう)される伊勢の神宮の神嘗祭(かんなめさい)に供えられるほか、11月23日の宮中神嘉殿(きゅうちゅうしんかでん)での新嘗祭(にいなめさい)に奉られます。

お神輿は地域の絆

2010年10月12日 火曜日

秋の諸行事が重なり、ブログの発信が間に合いませんでした。

10日は、南金目神社・堀之内 御嶽神社・神明社(平塚市南金目)の秋の大祭でした。9日夕方、御神霊(みたま)入れを行った「川前交友会」のお神輿(大人神輿1基・子供神輿3基)も無事渡御(とぎょ)が済み、10日夜9時、神さまに元の神座(みくら)にお帰りいただきました。

浄暗の中、神事を執り行いました

浄暗の中、神事を執り行いました

お神輿の渡御は、皆の住んでいる地域を担(かつ)いで練り歩き、窮(きわ)まりなきご神威(しんい)を、各家々に隈(くま)無く垂れ給う、地域の平安を願う神事です。また、老いも若きも心を一つにする、地域の絆を結ぶ行事でもあります。

晴れ着の威力

2010年10月10日 日曜日

今日は10月10日。以前は体育の日でしたが、いわゆるハッピーマンデー制度の導入で祝日法が改正され、今年は明日11日となりました。比々多地区体育祭(於:比々多小学校)が予定されていましたが、雨のため明日に順延となりました。

元湯陣屋(鶴巻温泉)の結婚式場が改築されて初めての結婚式が執り行われました。

開式の頃、雨が上がりました

開式の頃、雨が上がりました

雨が止んで晴れ上がった分、皆さまの喜びの表現に感情がこもっていました。

結婚式 おめでとうございます

結婚式 おめでとうございます

境内には、成人式の“ 前撮り ”で、着物姿が目立ちました。

巫女さんと妹さん

巫女さんと妹さん

雨上がりに七五三の子どもたちの姿も見られましたが、晴れ着は心を晴れやかにしてくれます。

祝成人 おめでとうございます

祝成人 おめでとうございます

媒酌人の役割

2010年10月10日 日曜日

昨日、禰宜夫妻が後輩神職の媒酌人(ばいしゃくにん)を引き受け、結婚式(富岡八幡宮)・結婚披露宴(パンパシフィック横浜ベイホテル東急)に出席いたしました。

横浜市金沢区・富岡八幡宮大前で

横浜市金沢区・富岡八幡宮大前で

結婚式で媒酌人を立てることは少なくなりましたが、「神さまと願い主(ぬし)」との仲執りもちの役目を果たす神職にとっては、人と人を結ぶことも重要なことだとあらためて感じました。

披露宴お開き後のお見送り

披露宴お開き口でのお送り

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あさみどり すみわたりたる 大空の 広きをおのが 心ともがな 明治天皇御製

「清く・正しく・むつまじく」という三つの徳目こそ、古くからの日本人の生活意識であり、大切な精神です。互いに「助け合い、伸ばし合い、許し合う」和合の道を肝として、明るい暮らしが広がりゆくことを願い、はなむけの言葉といたしました。

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神楽殿羽目板取り替え工事

2010年10月8日 金曜日

先日来、神楽殿の工事に入っていた大工さん(かねまさ工務店・北村芳三様)が、前面の損傷した羽目板を、無償で交換工事してくださいました。

雨の跳ね返りで傷んだ羽目板

雨の跳ね返りで傷んだ羽目板

以前の倍の厚みがある杉の板で、材料もご奉納賜りました。奇特な行いに感謝申し上げます。

2日間ご奉仕をいただきました

2日間ご奉仕をいただきました

七五三のご案内

2010年10月7日 木曜日
この間の土日あたりから、着物を着た子どもたちの姿が見られるようになりました。七五三の時期を目前に、千歳飴の準備が整いました。
千歳飴

千歳飴

明日のタウンニュース(伊勢原版)には、七五三の広告記事が掲載されます。

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七五三のご祈願は随時(8:30~16:30)承っています。恒例祭典や結婚式の予定もありますので、電話でご連絡ください。

境内は秋の装い

2010年10月7日 木曜日

水道配管工事がほぼ終わり、新しい取水口が出来ました。防火と樹木保全の備えが整い安心です。

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境内は秋の装いそのもので、金木犀(きんもくせい)が橙黄色の花を咲かせ、強い芳香を漂わせています。

金木犀

金木犀

また、こちらも強い臭いを放っています。

風が吹く度落ちる銀杏

風が吹く度に転がる銀杏

銀杏(ぎんなん)は、綺麗に流水で洗い、しばらく日干しにします。
秋の味覚の一つ

秋の味覚の一つ

 境内の森を歩いていると、木立を爽やかな風が通り、何とも心地よい季節です。足もとには樫(かし)や椎(しい)の実が転がり、踏む度に足の裏にも秋を感じます。

椎(しい)の実

団栗(どんぐり)