近年目立つ御朱印めぐりにより、元宮(もとみや)への参拝者が増加傾向にあります。
旧宮山の高台(標高100メートル)は、かつて社殿が建てられていた埒面(らちめん)という神聖な場所です。
天保5年(1834)の『社傳記』によれば、鎌倉時代には「守護使不入地」(しゅごしふにゅうち)として、17000坪余りを有していましたが、室町時代の頃より幾多の戦禍により神地を失ってしまいました。
寛政4年(1792)には、幕府より守護不入圖面が社家の永井民部に授けられています。
「元宮」は社務所前より境内の森を抜けて真っ直ぐ、徒歩で7~8分(約500メートル)のところです。
東は横浜、南は高麗山(湘南平)と見晴らしがよく、三浦半島や江ノ島、相模湾を望む事が出来ます。