昨日も半日にわたり、総代さんのご奉仕により節分追儺祭の片付けが行われました。
外回りは平常通りに戻り、今日も様々な整理や御礼の挨拶回りなどを行います。
昨日の毎日新聞に記事(画像)が掲載されました。
警察署の調べによると昨年の倍近い人出とのことですが、来年は日曜日にあたるため、同様の賑わいが見込まれます。
昨日の午前10時、正午、午後3時の3回、邪気を祓い、福を迎える「節分追儺祭」(せつぶんついなさい)を執り行いました。
古く大陸から伝わった頃は「大儺」(たいな)と呼ばれていたそうですが、鬼を豆で追い払う行事は、今なお国民に親しまれる伝統行事です。
インフルエンザの大流行するこの季節は、人混みをなるべく避けたいのが本心でしょうが、本行事ばかりは別格のようで、無病息災を願って今年も多くの年男・年女の人たちが参列されました。
当社に伝わる古式「鳴弦之儀」(めいげんのぎ)では、弓弦(ゆみづる)を引き鳴らして天地四方(てんちしほう)の災いを祓い退けました。
また、「鬼遂之儀」(おにやらいのぎ)は、目に見える邪気(鬼)に豆を撒くことにより、外から来る、あるいは内から起こる禍(災い)を打ち祓うものです。
今年は土曜日ということもあり、朝から小学生の姿も多く見られました。
お陰様で、事故や支障もなく、盛大に「豆まき・宝まき」を行うことが出来ました。
福(景品)を抱えた人たちの笑顔に、こちらも幸せを感じるものでした。
昨日は昼過ぎから静かに雨が降り出し、今日になって湿った雪に変わったものの、当地では積雪とはならず一安心でした。
豆まきの特設舞台も万全の対策を施し、ほとんど濡れずに済みました。
さて、空模様を考慮して、午後から総代さんの奉仕作業が始まりました。
自転車やストーブ、家電製品、食料品、雑貨品等、三千点近い福(景品)に合わせて、こつこつと準備した「くじ」を満遍(まんべん)なく混ぜ合わせました。
立春の前日である節分に、邪気の象徴である鬼を打ち払い、開運招福を願うのが古き良き風習です。
巷(ちまた)ではインフルエンザが大流行となっていますが、明日は様々な災いを祓い退ける「節分追儺祭」に、気持ちを込めてお仕えしたいと思います。
昨晩は最大級の月が見られる「スーパームーン」と珍しい満月「ブルームーン」、そして皆既月食が重なり、「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」と呼ばれる赤銅色の神秘的なお月さまが夜空に浮かびました。
天岩戸(あまのいわと)神話では、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が岩屋へお隠れになり、忽(たちま)ちに真っ暗闇になりますが、神々の知恵と協力により元の明るい世の中に戻ります。
日や月が隠れてしまう現象は、科学の解明されていない時代には、相当不吉に感じたことでしょう。
さて、月があらたまり「月次祭」(つきなみさい)を執り行い、良き月であるよう祈り上げました。
斎主(さいしゅ)をつとめた権禰宜(ごんねぎ)が、寝込まなかったものの、年末年始に喉を痛めてしまったことを回想していました。
職業柄、腰痛や膝、肩等の関節の痛み、冷えやあかぎれ、しもやけ等とも上手に付き合いながら、今月も健康に留意しながら祭事をご奉仕して参ります。
如月(きさらぎ)の予定です。
1日(木)月次祭、3日(土)10時・12時・15時 節分追儺祭(せつぶんついなさい)、15日(木)月次祭、17日(土)10時 祈年祭(きねんさい)
<兼務社>
3日(土)真田神社(平塚市真田)節分祭、8日(木)稲荷神社(伊勢原市下平間)例祭、10日(土)八幡神社(伊勢原市坪ノ内)祈年祭、11日(日)神明神社(伊勢原市笠窪)・雷電神社(伊勢原市串橋)祈年祭、12日(月)北金目神社(平塚市北金目)祈年祭、18日(日)石座神社(秦野市鶴巻)・落幡神社(秦野市鶴巻南)祈年祭、24日(土)御嶽神社(伊勢原市池端)・神明社(伊勢原市上平間)祈年祭、25日(日)八坂神社(平塚市入野)・十二柱神社(伊勢原市田中)祈年祭
7日(水)は初午(はつうま)にあたり、企業の邸内社等で初午祭が執り行われます。