昨日の午前10時、正午、午後3時の3回、邪気を祓い、福を迎える「節分追儺祭」(せつぶんついなさい)を執り行いました。
古く大陸から伝わった頃は「大儺」(たいな)と呼ばれていたそうですが、鬼を豆で追い払う行事は、今なお国民に親しまれる伝統行事です。
インフルエンザの大流行するこの季節は、人混みをなるべく避けたいのが本心でしょうが、本行事ばかりは別格のようで、無病息災を願って今年も多くの年男・年女の人たちが参列されました。
当社に伝わる古式「鳴弦之儀」(めいげんのぎ)では、弓弦(ゆみづる)を引き鳴らして天地四方(てんちしほう)の災いを祓い退けました。
また、「鬼遂之儀」(おにやらいのぎ)は、目に見える邪気(鬼)に豆を撒くことにより、外から来る、あるいは内から起こる禍(災い)を打ち祓うものです。
今年は土曜日ということもあり、朝から小学生の姿も多く見られました。
お陰様で、事故や支障もなく、盛大に「豆まき・宝まき」を行うことが出来ました。
福(景品)を抱えた人たちの笑顔に、こちらも幸せを感じるものでした。