今日は五節句(ごせっく)の一つで上巳(じょうし)の節句(桃の節句)、雛祭(ひなまつ)りです。
雛祭りはもともと穢(けが)れを雛に託して祓う神事ですが、現在では雛壇(ひなだん)に飾って祝うのが一般的となりました。
地方によっては今でも雛人形(紙の人形)を川に流す〝 流し雛 〟(ながしびな)の風習が残っています。
節句は〝 節供 〟とも書きますが、邪気を祓い女の子の無事成長を祝う行事なので、菱餅(ひしもち)や白酒(しろざけ)を供え、厄除けの桃の花を飾ります。
菱餅の紅(くちなしの実)、白(菱の実)、緑(よもぎ)の三色は、魔除けや純潔・長寿、厄除けの意味合いがあり、雛あられの三色も同じ願いがこめられているようです。
ちらし寿司とハマグリのお吸い物を召し上がったご家庭も多いのではないでしょうか。