2016年3月15日 のアーカイブ

四季の違い

2016年3月15日 火曜日

月の折返しの15日を迎えました。

月次祭(つきなみさい)を執り行い、皇室の弥栄と国家の安泰、氏子・崇敬者の平穏無事を祈り上げました。

早朝にはインドネシア・バリ島の学生さんが、夕方には茨城県水戸市から神社総代会の皆様が正式参拝でお越しになりました。

さて、今日は季節のお話です。

一年は四季に分けられますが、気候学上でいう四季は、私たちが用いている春(3~5月)、夏(6~8月)、秋(9~11月)、冬(12~2月)です。

しかしながら、天文学上は春(春分から夏至前日)、夏(夏至から秋分前)、秋(秋分から冬至前日)、冬(立冬から春分前)となっています。

また、暦では「二十四節気」(にじゅうしせっき)に基づいて区分されるため、四季と三候に区分され、三春(初春・仲春・晩春)、三夏(初夏・仲夏・晩夏)、三秋(初秋・仲秋・晩秋)、三冬(初冬・仲冬・晩冬)となっていて、春(立春から立夏前日)、夏(立夏から立秋前日)、秋(立秋から立冬前日)、冬(立冬から立春前日)と区分されます。歳時記(さいじき)に用いられる季語はこの分類です。

二十四節気の各一気を三等分したのが「七十二候」(しちじゅうにこう)で、およそ5日ごとの時候を短い言葉で表現しています。

間もなく、二月節啓蟄(けいちつ)の末候で「菜虫化蝶」(なむしちょうとなる)の時節を迎えますが、成長した菜虫(青虫)が羽化して紋白蝶(もんしろちょう)になる意です。

sotugyousiki

昨日は市内の中学校4校で卒業式が執り行われ、今週末は市内の小学校10校で卒業式が予定されています。

卒業する生徒や児童の姿が希望と期待に満ち溢れて羽ばたく蝶の姿と重なって想像されます。