月の折り返しの15日、例月の如く「月次祭」(つきなみさい)を斎行し、皇室の御安泰と国の安寧、氏子崇敬者の平穏無事を祈りました。
暦の上では二月節の末候、七十二候(しちじゅうにこう)の「菜虫化蝶」(なむしちょうとなる)の頃に相当します。
青虫が羽化して蝶になるといった意ですが、春になって初めて目にする蝶を初蝶(はつちょう)といいます。
戦国時代の宗国(そうこく)に、荘子(そうし=荘周)という思想家がいますが、「夢の中で自分が胡蝶(こちょう)になり、自分が夢の中で蝶になったのか、蝶が夢の中で自分になったのかどちらか区別がつかなくなった」という故事から、現実と夢の区別がつかないことをたとえて〝胡蝶の夢〟といいます。
このことから蝶の異称を〝夢見鳥〟(ゆめみどり)というそうです。
畑や菜の花の回りで紋白蝶(もんしろちょう)や黄蝶(きちょう)の姿を目にするのも間近です。
この土日は、バスによる巡拝会や都内からの吉方位(きちほうい・きっぽうい)の参拝、御朱印参拝などがありました。
吉方位を求めて出掛け、パワースポットを巡り、その土地の産物を食すという方も多いようです。
当社では、吉方位のご祈願でお越しの方には、境内の「御神土」をお頒ちしています。