2014年11月6日 のアーカイブ

酒解奉賛

2014年11月6日 木曜日

沢山(さわやま)から下山し、祭典準備を整えて、いよいよ「酒祭」の斎行です。

先ずは手水で清め、社務所前に列立(れつりゅう)。

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当社では、祈年祭(2月17日)、例祭(4月22日)、崇敬者大祭(6月第3日曜日)、新穀勤労感謝祭(11月23日)、そして「酒祭」においては、境内に特に祓所(はらえど)を設けて心身を祓い清め、その後殿内に参入します。

まさしく、「清浄無垢」「明鏡止水」を第一義としています。

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殿内では本殿の御扉(みとびら)を開き、大化元年(645年)酒解神(さかとけのかみ)合祀(ごうし)の折に奉納された「うずらみか」(県重文)に、宮司以下、参列者代表が御神水を注ぎます。

ご神前で清められた御神水は、参列者の撤下品(てっかひん)として頒布(はんぷ)され、それぞれの会社や店舗、家の神棚に一年間お供えして頂きます。

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そして、海の幸・山の幸である神饌(しんせん)を奉(たてまつ)り、宮司が祝詞(のりと)を、参列者を代表して蔵元が祭文を奏上します。

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沢山に上がってのお水取り神事に続き、一時間にわたる厳粛な祭典でしたが、酒解奉賛(さかとけほうさん)の祭りに、商売の無事や繁栄などを祈念されたことと思われます。

酒を通した交流が広がり、幸がもたらされることを願うところです。

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〝日本酒で乾杯〟の推進運動が起こり、日本の文化を見つめ直す機会にもなっていますが、直会(なおらい)では和やかな雰囲気の中、様々な話題で盛り上がりました。

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お水取り神事

2014年11月6日 木曜日

今朝早くから総代さんのご奉仕で、沢山(さわやま)への登山道を塩で清めていただきました。

里山に下りてきた鹿や猪により、ヤマビルの被害が叫ばれていますが、今日は安心して山に入ることができました。

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また、事前準備(11月1日)で、登山道の清掃・整備はもとより、祭場の足場や手すりを設置して頂いたこともあり、落ち着いて神事を執り行うことが出来得ました。

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ご参列の蔵元、卸、小売の皆さんは、神妙な面持ちで頭を垂れ、一人一人が柄杓(ひしゃく)で水を汲み上げました。

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今日は水量も豊富で、汲み上げた水はとても澄んでいました。

総代の皆さん

総代の皆さん