楽しかったお盆休みも今日でお仕舞い、という企業も多かったことでしょう。
帰省先からのUターンで、いつも通り上りの道路が渋滞していました。
長期休暇明けは身体も慣れないでしょうが、気持ちを切り替えて励んで欲しいと思います。
午前中、11年前にお隠れになられた御先祖さまの御霊和め(みたまなごめ)「祖霊祭」(それいさい)を執り行いました。
「御先祖さまを守る」といいますが、節目の祭儀にあたり、しみじみと考えてみると「御先祖さまに守られている」今を感じるものです。
社務所ではお葬式は行っていませんが、忌明け(きあけ)後の祖霊祭を行うことが可能です。
費用や準備品など、お気軽に社務所までお尋ねください。
0463-95-3237 e-mail hibita@athena.ocn.ne.jp
近隣の田んぼでは出穂期(しゅっすいき)を迎えています。
神社下の御神田(神奈川県神道青年会)は田植えから今日で70日、晩稲(おくて)なので間もなく出穂となりますが、案山子(かがし)が見張り番を始めました。
某(それがし)は案山子にて候(そうろう)雀(すずめ)どの 夏目漱石
案山子は農作物の鳥獣害を避ける手段ですが、一本足の「田の神」ともいわれます。
『 古事記 』 神話の大国主命(おおくにぬしのみこと)の国づくりの段に、久延毘古(くえびこ)という神が登場しますが、〝 山田の曾冨騰(そほど) 〟 といわれる神で、歩けないものの天下のことは残らず知っている、これが今にいう案山子です。
あしひきの山田のそほづおのれさへわれを欲しといふうれはしきこと よみ人しらず 『 古今集 』
*そほづ=案山子