2014年8月12日 のアーカイブ

みたまの安鎮

2014年8月12日 火曜日

昨日葬儀の申込みがあり、今晩と明日は神葬祭のご奉仕です。

ご縁で喪主のお父さん、奥さん、息子さんと三代にわたってお仕えすることになりました。

若年者の葬儀は表現が難しく、尚更気持ちを寄せるため、祭詞(さいし)の奉製(ほうせい)に時間を費やして浄書(じょうしょ)しました。

祭詞

祭詞

先き立たぬ悔の八千度悲しきは流るる水のかへりこぬなり

いにしへに帰らぬ道の悲きは重なる事のやるかたぞなき

そこ清み流るる河のさやかにも祓ふることを神は聞かなむ

sinnsousai

通夜では〝 みたまの安鎮 〟(あんちん)を祈り、生前同様の礼を尽くして手厚く奉仕します。

「霊魂(みたま)の再び帰り来まさむ・・・」と甦(よみがえ)りを願うのは往古(おうこ)の殯斂(もがり)の遺風(いふう)です。