昨日の強風と雨も止み、暖かな日差しに包まれた一日となりました。
今日は十二柱神社(伊勢原市田中)と日月神社(伊勢原市沼目)で祈年祭を斎行しましたが、日月神社の様子を記します。
日月神社の創祀は不詳ですが、昼夜の別なきご神徳に感謝し、日の神と月の神をおまつりし、明治6年村社に列格されました。
昭和22年、境内の松の大木に落雷し、社殿を焼失してしまいました。その後、氏子の赤誠により建て直されましたが、昭和58年には火災により再び御殿を失う不運に遭っています。
しかしながら、前任の責任役員さんが20年、現任の責任役員さんは10年の長きに亘りその重責を担い、年々参拝者が増え、祭典の参列者も多くなって来ました。
本殿は伊勢の神宮を模した造りで、掘立柱(ほったてばしら)が床に突き出た高床式となっています。
祭典では、階(きざはし)を一段ずつ踏みしめて昇り下りし、御扉(みとびら)の開いている間は、祇候(しこう=謹んでお側に奉仕する)しますが、もっとも緊張の高まる時間でもあります。
畏(かしこ)くも天皇陛下には、第62回神宮式年遷宮の遷御(せんぎょ)の日時を御治定(ごじじょう=お定め)遊ばされました。
これにより、「皇家(こうか)第一の重事(じゅうじ)・神宮無双(むそう)の大営(たいえい)」といわれる造替遷宮は、神さまに新宮(にいみや)にお遷りいただくクライマックスの時が定まりました。
<遷御>
・皇大神宮 (内宮) 10月2日(水)午後8時
・豊受大神宮(外宮) 10月3日(土)午後8時