弥生を迎え、常の如く「月次祭」(つきなみさい)を執り行い、ご神前に皇室のご安泰と国の安寧(あんねい)、氏子崇敬者の安全と発展を願い上げました。
関東地方では南からの強い風が吹き、2年ぶりの春一番となりました。
社務所前の遅咲きの梅が開花し、春も一気に加速しそうな気配です。
この季節特有の烈風は、「春疾風」(はるはやて)ともいわれますが、中国における深刻な大気汚染問題による「微少粒子状物質(PM2.5)」の影響が懸念されるとともに、黄砂の飛来や杉花粉の飛散が気になるのも、春の風の話題です。
百花繚乱の花の時候を迎えるまで、穏やかな軟らかな春風の到来を願うところです。
先ず和風をして消息を報ぜしむ、続いで啼鳥をして来由(いわれ)を説かしむ
『和漢朗詠集』 白居易
新東名建設により、廃墟(はいきょ)となった建物の解体清祓式をご奉仕しましたが、時折吹く強風に烏帽子(えぼし)も飛んでいきそうな状況でした。