2011年1月 のアーカイブ

団子づくり

2011年1月13日 木曜日

明日はどんど焼き。正月のとじめの行事です。午後から団子づくりをしました。

団子の粉

団子の粉

氏子の方が作った団子の粉を農協で3㎏購入してきました。

よくこねて団子をつくります

よくこねて同じ大きさにちぎります

団子の粉は、お米を干して粉にしたものです。

団子を蒸かします

団子を蒸かします

蒸かした団子を扇いで冷ますとつやが出てきます。

樫(かし)の枝に刺して出来上がり

樫(かし)の枝に刺して出来上がり

明日は午後3時からどんど焼きです。ふるってご参加ください。

園児の参拝

2011年1月13日 木曜日

寒さが厳しくなるにつれて、風邪の流行に気を配る時期です。近所の内科医さんのお話では、来週あたりからインフルエンザ患者が出てくるのではないかとのこと。うがいと手洗いを励行し、寒さ対策、栄養、睡眠に気を付けたいところです。

きちんと整列してお参りできました

きちんと整列してお参りできました

今日は、園児がバス3台でお参りに来ました。

お鈴でお祓い

お鈴でお祓い

みんな風邪をひかないように元気に過ごしてください。

静かな境内

2011年1月12日 水曜日

今年も手水舎(てみずや)後方の大きな石に生える「ど根性榊」(どこんじょうさかき)は、しっかりと背丈を伸ばして成長しています。

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 平日なので、いつもの静かな境内に戻りつつありますが、会社関係のお参りはまだ続いています。

社会奉仕団体の参拝

社会奉仕団体の参拝

 

京都大学教授・佐伯啓思(さえき けいし)氏の「薄れゆく正月風情」(MSN産経ニュース・1月10日)を転載いたします。

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正月が過ぎて10日も経て書くのも気がひけるが、年年、正月というものの実感が薄らいでゆく。ひとつは歳(とし)のせいかもしれない。歳をとると物事に対する新鮮な感動はどうしても薄れてゆくだろう。ましてや正月も60回も経験しておれば特に何というものでもない。ただカレンダーのめくり方がいつもより多少手が込んでいるという程度のことである。これはもっぱら個人的な事情である。だがどうもそれだけでは済まない何かがあるようにも思われる。それは時代というものに関わる何かであろう。こちらは個人的な事情とは違った共同の経験に関わっている。

子供の頃の記憶を持ち出せばまた個人的事情に立ち入りそうではあるが、少なくとも昭和30年代には、正月は格別のものであった。各家には日の丸が掲げられ、ささやかながらも門松がおかれ、しめ縄が結わえられていた。年末になると、買い出し、大掃除、おせちづくりと大人たちはいかにも忙しそうで、町はいつにない活気にあふれていた。そして、年があけると、時間は突然に歩みをやめ、寺社以外、町は完全に活動を停止した。それが3日間続くのである。私はこの死んだような町の風情が結構好きで、店という店がすべて閉まり、人一人歩いていない真っ白な空間が何やら妙に神聖なもののように思われたものである。

こんな記憶をたぐりよせたのは、いうまでもなく、昨今の正月の光景と対照させるためである。それでもしばらく前までは、大手のスーパーやショッピングセンターは三が日は閉めていた。それが今では正月から堂々と営業している。それどころか、通常午前10時開店なのが、元旦に限り朝9時から特売セールなどを行っている。町なかの商店もほとんど開いている。そこに、初詣帰りの人々が群がってくる。

日の丸はおろか門松もしめ縄もあまり見ることはなく羽根つきも凧(たこ)揚げもめったに目にしない。あの死んだような空白の時間と静寂はどこかへ消えてしまった。私は個人的には昔のあの正月の風情をなつかしむ。正月の三が日は、店という店は基本的には営業休止にすればよいとさえ思う。あの聖なる静寂を取り戻すことができればと思う。しかし個人的感慨とは別に、どうしてこうなったのか、そのことが気にかかるのだ。

正月はもともとその年の歳神を迎えて豊穣(ほうじょう)を祈願する儀式だったようだが、そうだとすれば正月にはいくぶんかの宗教的な時間が流れていたことは間違いなかろう。年が改まることで、旧年の恥や垢(あか)を洗い落とす。真っ白な3日間は、日常から抜け出し、多少は神聖なる時間に浸ることで一種のみそぎを行い、新たな年の安全と豊穣を願っていたのであろう。寺社以外はいっさい活動を休止するということ自体が集団的な儀式なのである。この儀式をへて、人も社会もそれなりに新たに生まれ変わる。非日常的で多少は神聖な時間の感触を宗教的と称するなら、正月にはどこか宗教的雰囲気があった。

それがなくなったのである。新たな年にいたるという儀式的な手順が失われてしまった。正月という特権的な時間も通常の時間も同じになってしまった。それを隔てる敷居(ボーダー)がなくなったのである。

何やらバリアフリーの時間を文字通り何の障害もなく移動しているようなものである。ボーダーレス社会とはこのようなものなのであろう。

新しい年へと移り行く時間の敷居をつくっていたものは、何かに対する畏れであったろう。年が変わる、という運命的な時間の動きに対する畏れである。寺社へ初詣にゆき、賽銭(さいせん)を投げ、お祈りをし、絵馬を買い、おみくじを引く、という今日では若者のデートや家族の行楽の口実にしかすぎない風習も、もとはといえば、どこか時間を動かす神聖な見えない力を感受する宗教的感性の名残といえよう。人はそのようなものを発明し、それをうまく使うことによって時間に敷居を与え、時間に意味を与え、そうして集団の共同の経験を作り出してきたのであろう。

あの戦争が終わった時、国文学者の折口信夫は「神、敗れたまいし」とうたった。この戦争の意味は、日本の神々が敗北したことだ、という。確かに神々は敗北したのである。ただしそれはアメリカの軍事力によって敗北したのではなく、日本人が日本の神々を見捨てたということだ。理由は簡単で、神風が吹かなかったからだというのである。神風などに期待するよりも、アメリカ流の合理主義、実用主義に頼った方が、もっと生活を豊かで快適にしてくれると考えたのであった。

神を見捨てた後にわれわれが神の座に祭りあげたのは、経済的利益であった。神が立ち去った後の正月を経済原則が支配している。正月に営業すれば利益があがる、というただその一点だけが決定的な基準になったのである。経済効率という尺度は、非日常と日常の区別もなくし、バリアフリーな時間をうみだした。この傾向は90年代の規制改革、構造改革以後ますます進展したのである。神という見えない力に畏れをもっていたはずのわれわれは、今日、利益と利便のもつ見えない力に支配されている。いつかこの流れが逆転し、あの徹底して不便で静かな正月がまためぐることを初夢としておこう。

節分祭景品集め

2011年1月11日 火曜日

11日は鏡開き。ご神前にお供えしていた鏡餅を下げて、お汁粉にしていただきました。鏡餅は固くなり、噛むのに苦労しましたが、「歯固め」といって歯を丈夫にして健康長寿を祝う行事なので、ありがたく食しました。

さて、正月行事を残す中で、今日は「節分追儺祭」(せつぶんついなさい)の景品集めを行いました。

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総代さん10名が3班に分かれ、市内外の企業や商店、個人の皆さまに協賛のお願いに伺いました。(景品協賛のご協力をいただきました皆さまありがとうございます。)

今年一番の寒さの中、総代さんには終日ご奉仕をいただき、感謝いたします。

最終的には、家電製品、自転車、雑貨品など、2,000点余りの景品が集まる予定です。

比々多神社の節分追儺祭は、2月3日(木)の10時・12時・3時の3回「豆まき・宝まき」神事を執り行います。

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“ 宝まき ” は、福小判をまきます。福小判1枚で、くじを1回引けます。くじは外れなしで、2,000点余りの景品と交換することができます。

比々多の大神さまからの福授かり、福分けの行事にふるってご参加ください。

成人の日

2011年1月10日 月曜日

今日は晴れの成人の日。平成2年生まれの新成人は約124万人で、少子化で4年連続過去最少を更新したそうです。伊勢原市でも昨年に続き1,000人を切ったようです。

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境内には、大人になった感謝と奉告のため、晴れ着姿の人たちが目立ちました。

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 成人式を迎えた皆さま、誠におめでとうございます。

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 成人式は冠婚葬祭の冠にあたり、古来、男子は加冠(かかん)・元服(げんぷく)の儀、女子は髪上げの儀式を行い、成人としての自覚を促しました。

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祝福とともに成人としての自覚と責任が求められます。

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若者の輝く将来に、希望と期待が高まるところです。境内ではお年寄りたちも目を細めて眺めていました。

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産経新聞【主張】「新成人に~君らの元気が次代を作る」(1月10日)を転載いたします。

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きょう成人の日を迎えた君たちは、一体どんな思いを新たにしただろうか。確かに政治も経済も先行き不透明の中で、就職もままならない若者世代には閉塞(へいそく)感だけがのしかかり、おとなになった喜びも夢もあったものではないかもしれない。

しかし社会は、日本の将来を支えていく君たちに大きな期待を寄せている。そこで、君たちの多くが20歳を迎えた昨年に話題を呼んだ歌とテレビドラマに事寄せて、心からのメッセージを贈ることにしよう。

植村花菜さんの「トイレの神様」は、多くの人に感動の涙を流させたヒット曲である。日常的に恩恵を受けながら、そのありがたさを忘れがちなトイレと同じように、「おばあちゃん」も大切な存在だったことに気づいた「私」は、「おばあちゃん ホンマに ありがとう」と詞を結んだ。

自分の周りには、神様のように目には見えないけれども大切なものがずいぶんとあり、それに心を寄せれば心がピカピカに磨かれることを、この独白ふうの歌は暗に教えてくれている。

新成人の諸君も、これまで守り育ててくれた両親や周りの人たち、仲間らに対し「ありがとう」の気持ちを新たにすることを、おとなへの第一歩にしてほしい。

ドラマでは昨年、NHKの『龍馬伝』が評判となり、坂本龍馬ブームが起きた。今の時代が「龍馬」を求めていることがブームの背景にあるとの見方もある。当時も、外国の脅威が増しつつあり不安感がたれこめていた。

そんな時代に土佐に生まれた龍馬は、19歳で江戸に出るや日本が置かれた厳しい状況に目覚め、やがて薩摩の西郷隆盛と長州の木戸孝允を結びつける。龍馬にしろ隆盛、孝允にしろ、みな20~30代で時代を動かしたのだった。堅苦しい身分制度を打破し、積極的に地域社会(藩政)や国の改革をめざしたからこそ、あの大偉業が成し遂げられた歴史に学びたい。

ネット上に愚痴をこぼすだけだったり、「どうせよくならない」と諦めたりするような傍観者的態度は若者らしくない。春には統一地方選挙もある。投票権を行使し、「自らの将来は自らの手で」との意気込みで社会に積極的にかかわっていってほしい。

おとなの身勝手な言い分に聞こえるかもしれないが、君たちの元気が国を元気にするのである。

消防出初式

2011年1月9日 日曜日

今日は、年明け最初の大安ということもあってか、三が日以来の人出で境内は賑わいました。

家内安全の祈祷

家内安全の祈祷

 お正月のご祈祷は、家内安全と厄除(厄年表)が大半ですが、初宮参りや安産(戌の日)、交通安全、八方除(吉凶早見表)、合格などの祈願もありました。

会社の年頭安全祈願

会社の年頭安全祈願

出張祭典も重なりました。

施設の年頭安全祈願祭

施設の年頭安全祈願祭

さて、本日は消防出初式。世のため人のため、地域のため、いつも頑張る消防団の皆さまご苦労様です。

神社裏にある消防小屋

神社裏にある消防小屋

乾燥が続く毎日だけに、火には充分な用心が必要です。26日は文化財防火デーで、神社でも消火訓練が行われます。

三ノ宮・栗原消防団員と子どもたち

三ノ宮・栗原消防団員と子どもたち

聖峰からの御来光

2011年1月8日 土曜日

 本日、比々多小学校・校長先生の企画による「第5回聖峰(ひじりみね)登山」が実施されました。早朝5時45分に比々多神社駐車場に一同が集合しました。

が、真っ暗で参加者の顔も確認出来ないほどでした。私(禰宜)は、神勤がありますので、愚息(小2)の背中を見送りました。

神社から聖峰への略図

神社から聖峰への略図

 子どもたちの足でも、神社から40分程度の行程です。6時50分頃の日の出を見るため、375メートルの頂上を目指しました。

行きは緩やかで長い女坂を登り、帰りは急で短い九十九曲を通るのがオーソドックスです。

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画像の右中央が湘南の海で、小さな島が江ノ島です。その向こうにうっすらと見えるのが三浦半島。

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子どもの話では、東京スカイツリーも見えたとのこと。

御来光(ごらいこう)のエネルギーに元気をいただきました。

所管神社賀詞交歓会

2011年1月7日 金曜日

本日は、恒例となっている所管神社連絡協議会(今井潔会長)の賀詞交換会が開催されました。(22社61名の総代さんが参加)

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賀詞交歓会に先立ち、社殿で拝賀式(午前10時)を執り行いました。

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式後、参集殿で各社の近況報告などが行われ、祈年祭(きねんさい)・例祭(れいさい)の日程確認、節分祭(2月3日)の案内、参拝旅行(2月23日・24日千葉)の説明などを行いました。

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その後、お昼から直会(なおらい)に移りました。奉納で上がった樽酒をご馳走になり、皆さん終始笑顔いっぱいでした。

疫病・火事・泥棒

2011年1月7日 金曜日

北海道や九州から新型インフルエンザの流行が徐々に広がり、増加傾向のようです。空気の乾燥も続き、火事も増えている様子なので注意したいところです。

比々多神社では、疫病(えきびょう)除けの「疫神齋」(えきじんさい)、火事予防の「火防」、泥棒除けの「盗賊除」(とうぞくよけ)などの神符(しんぷ)を授与しています。玄関や門戸などにおまつりして、気持ちを喚起することも大切です。

右から 疫神齋・火防・盗賊除

右から 疫神齋・火防・盗賊除

さて、今日は七草。春の七草(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)が入った七草粥を食べて、万病を防ぐ習わしがあります。

お宮では七草が揃わなかったものの、野菜たっぷりのお粥を食しました。

寝る前に、「戸締まり用心、火の用心」

初雪

2011年1月6日 木曜日

一昨日から高齢者の保健施設で初詣に見えています。昨日は複数の施設が重なりました。

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多くの年を重ねて来られたお年寄りにとっても、お正月は特別なものです。

会社の安全祈願

会社の安全祈願

今日は小寒でしたが、夕方ひらっと雪が舞いました。

新しき年の始の初春(はつはる)の今日降る雪のいや重(し)け吉事(よごと)

(『万葉集』大伴家持)

 明日は所管神社連絡協議会の賀詞交歓会です。