2010年7月12日 のアーカイブ

大山独楽回し

2010年7月12日 月曜日

比々多神社の歴史は相当に古く、「社伝記」(天保5年・1835年)によると、御鎮座は初代・神武天皇6年(紀元前655年)、人々が古くから祭祀の行われていた当地を最上の地と選び、神を祀る宮を建立し、相模国の霊峰大山を神体山として豊斟渟尊(トヨクムヌノミコト)を日本国霊(にほんこくれい)として祀ったことにはじまるといわれています。

丹沢大山国定公園の東南端に位置する、標高1,252メートルの大山は、雨降山(あふりさん)と呼ばれ、千数百年の昔から山岳信仰の霊山として今に栄え、阿夫利(あふり)神社と大山寺がその歴史を物語ります。

今でも、先導師(せんどうし)旅館(=宿坊 しゅくぼう)や門前の土産物店が軒を連ねます。その土産物の中で、郷土玩具として親しまれているのが、「大山独楽」(おおやまこま)です。

木地師(きじし)により伝えられる伝統の技

木地師(きじし)により伝えられる伝統の技

大山独楽は良く回り、知恵が回る、金運が回るなど開運の縁起物です。材料はミズキを用い、ふっくらやわらかで、良く手になじみます。

大山独楽回し練習会の様子

大山独楽回し練習会の様子

10月2日に、市内小学校(10校)対抗の独楽回し選手権大会があります。比々多小学校では、9月13日にその選手を決める大会が開催され、それまでに6回の練習会が行われます。小雨の中、子どもたちは楽しく和やかに練習をしていました。

参議院選挙も終わりましたが、独楽のもつ円満さでくるくる世の中も回って欲しいものです。