2013年6月27日
田植から3週間足らず、御神田では青々とした苗が少しずつ背を伸ばしています。
水中に目を落とすと、蛙(かえる)の幼生(ようせい)である御玉杓子(おたまじゃくし)が元気に泳いでいます。
草刈りを終えた畦(あぜ)には、小鳥が餌(えさ)を求めにやって来ました。

今日の御神田
さて、本日は大安吉日。
強い日差しの下で地鎮祭が何件かありました。
この時期は、神事に用いる「榊」(さかき)も青さが美しく、「立派な榊ですね」といわれることがよくあります。

地鎮祭 おめでとうございます
当社では、地鎮祭において神さまの依代(よりしろ)となる「神籬」(ひもろぎ)、お祓(はら)いに用いる「大麻」(おおぬさ)、拝礼で神前にお供えする「玉串」(たまぐし)は、境内神域の常緑樹(じょうりょくじゅ)「榊」(賢木、境木)を用いています。
榊の剪定(せんてい)にあたっては、枝振(えだぶ)りや大きさなどを吟味したうえで、次に育つ枝を生かして切るように心がけています。
また、枝や葉を一つずつ丁寧に拭いて水につけ、生き生きとした状態で祭儀に用いるようにしています。

榊の花
関東以北では、同じくツバキ科の常緑小高木で、葉が小さく、鋸歯(きょし)のある「柃」(ひさかき:非榊とも)を代用することもありますが、当社では柃は祖先のまつりに用いることにしています。
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2013年6月26日
本日は本格的な雨の一日となりました。
午前10時、神奈川県神社庁において平成25年定例協議員会が開催されました。
県内から神職・総代66名が出席し、今年度の業務計画や予算について審議いたしました。
冒頭、庁長から3月下旬に天皇陛下に拝謁(はいえつ)の折に、今次の第62回神宮式年遷宮にあたり、全国津々浦々の神社の奉賛活動に対して慰労のお言葉を賜ったこと、〝 大御心のこもった深い御一礼 〟 を受けられたことをお伺いして、かたじけなく熱い思いがこみ上げてきました。

協議員会
平成19年6月の伊勢神宮式年遷宮奉賛会神奈川県本部設立より6年に及ぶ募財活動を続け、お蔭様で本県目標額の140%に達することができました。
県本部としては11月27日(火)、当社が属する相模中連合支部(中郡・平塚市・伊勢原市・秦野市)では9月17日(火)に、それぞれ解散式を計画しています。
協議員会終了後には、「班幣式」(はんぺいしき)が執り行われ、県内10支部の支部長に神社本庁からの幣帛料(へいはくりょう)が頒(わか)たれました。

所管する兼務社の幣帛料
私たち神職にとって最も大切なのは〝 祭祀の厳修 〟( さいしのげんしゅう ) ですが、各社の例祭においてご神前に供進(ぐしん)する幣帛料となります。
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2013年6月25日
参道に設置した茅輪(ちのわ)を、看板を見ながらくぐる参拝者の様子が何とも微笑ましく感じます。
大祓までは5日ありますが、多くの方にくぐっていただきたいと思います。
水無月の なごしの祓 する人は ちとせの命 のぶといふなり 『 拾遺和歌集 』
さて、『比々多讀本』についてブログ(6月14日)でご紹介しましたが、本日は戦前の修身(しゅうしん)や国語の国定教科書から名文を厳選して収録した『日本人を育てた物語』(錦正社)をお薦めいたします。
明治政府は学制を発布して子供たちがどこでも同じ教育が受けられるように、新しい教育制度をつくりました。
現在は文部科学大臣の検定を経た教科書が学校で採用されていますが、戦前の初等教育では日本全国どこへ行っても同一の国定教科書で学び、神話や偉人、歴史物語などを通して、日本人としての豊かな心や情緒を学び、徳を得ていました。

本書は国語・小学生1・2年生、小学校3・4年生、小学校5年生、小学校6年生、修身の5つに分かれて構成されています。
東日本大震災から2年3ヶ月余りが経過しましたが、今後の日本人の生き方、生きる知恵を導き出してくる内容であり、後世に残したい名文ばかりです。
子供に声を出して読み聞きしてもらうのはもちろんのこと、大人にも読んでもらいたい好著だと思います。
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2013年6月24日
昨夜未明、兼務社氏子内で放火と見られる火災が発生しました。残念なことに、今月に入ってから同様の火災が連続しているため、社内でも火災予防はもちろんのこと、見回りを徹底し、防犯・防災につとめたいと考えています。
さて、本日の夕刻、相模中連合支部(中郡・平塚市・伊勢原市・秦野市)の恒例の研修会が大磯の地で開催されました。

管内から神職30名が集まり、社頭講話研修に臨みました。
始めに、講師としてお招きした神奈川県神社庁理事・琴平神社(川崎市麻生区)の宮司さんから1時間の講話をいただきました。
続いて、6名の神職による5分間の講話となりました。当社からも権禰宜(ごんねぎ)が1名、代表として話をさせていただきました。

氏子・崇敬者の皆さんより、同職の前で話すことの方がかえって緊張しますが、これも研鑽です。
内容はもちろんのこと、話し方や間合い、構成、表現方法、時間の使い方など、それぞれに印象に残る研修となりました。
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2013年6月23日
先週(6月16日)の「崇敬者祭」で献花したハイビスカスが綺麗な花を咲かせています。
参列された皆様のご家庭でも、同じような思いでご覧になっていることでしょう。

本日は昨日同様、初宮参りや交通安全、厄除祈願などのご祈祷や地鎮祭などの出張祭儀がありました。

地鎮祭 おめでとうございます
日曜日とあって、遠方からのご朱印参拝も目立つ一日でした。
昨年の秋に当社で結婚式を挙げられたご夫妻がお参りになり、お父さん・お祖父さんが丹精して育てた初もぎの玉蜀黍(とうもろこし)をご神前に上げてくださいました。

仕事の関係でしょうか、一週間遅れの父の日を今日過ごされるそうです。最盛期に向かう収穫のお手伝いも親御さんにとっては一番の喜びとなるでしょう。
甘い玉蜀黍以上に、温かい気持ちをいただいた日曜日でした。
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2013年6月22日
長雨も上がって晴れ上がり、本日はお宮参りや子授祈願、厄除祈願などのお参りがありました。

初宮参り おめでとうございます
参集殿(さんしゅうでん)では斎場(さいじょう)を設(しつら)えて、式年祭(五年祭)を行い、御霊(みたま)の平安を祈り上げました。
奥津城(*おくつき)において墓前祭(ぼぜんさい)、その後参集殿で直会(なおらい)となりました。
*奥津城(奥都城)~墓所・墓。「つ」は「の」の意の格助詞。

五年祭
出生を祝ったり、厄除の祈願と、没後の式年祭では、神職としても臨む気持ちや対応の仕方、言葉の表現などは当然異なります。
しかしながら、一つの人生として考えると、通過儀礼(人生儀礼)として捉えることができ、冠婚葬祭(元服・婚礼・葬儀・祖先祭)という慶弔の儀式は、日本人が大切にしてきた節目の感謝の祈りといえます。
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2013年6月21日
今日は二十四節気(にじゅうしせっき)の一つで「夏至」(げし)。
北半球では昼が最も長く、夜が最も短い日、逆に南半球では昼が最も短く夜が最も長い、「冬至」(とうじ)の対となる日です。
しかしながら、本日はお天道さまは見られず、梅雨の最中らしいしとしとと長雨の一日となりました。
幸いにして、朝のうちに台風4号は温帯低気圧に変わりましたが、河川の増水や浸水、斜面の土砂崩れなどには注意をしたいところです。

神器 「 うづらみか 」 ( 県重文 )
さて、当社には古くより伝わる 「 うずらみか 」 ( 県重文 ) があります。
当社 『 社伝記 』 ( 天保5年 ) によれば、石凝姥命 ( いしこりどめのみこと ) の作といわれる御神寶 ( ごしんぽう ) です。
雨乞いには手洗川 ( みたらしがわ ) である鈴川の水を汲んでご神前に供え、長雨の年には社殿四隅の土を盛って祈れば、〝 必其験アリ 〟 ( かならずそのしるしあり ) とされる神器です。

『社伝記』 天保5年(1835)
恵みの雨ですが、災いとならぬよう祈るばかりです。
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2013年6月20日
昨日は高校の神職同窓会が開催され、禰宜が群馬県まで出掛けました。

八幡宮 (前橋市本町)
旅の安全を願うのはもちろんのこと、社殿の建築様式や装飾、鳥居や狛犬、手水舎など、境内の各施設や御神木などを眺めることは自己研鑽にもなり、出先で神社にお参りするのはよくあることです。

東照宮 (前橋市大手町)
実際のお祭りを見ることは出来なくとも、由緒を知ることにより、その土地の歴史や文化の一端に触れることができます。

総社神社(前橋市元総社町)
また、鎮座地の住所を見ることで、神社の存在がまちの中心的な役割を担っていることが理解出来たりします。

伊香保神社 (渋川市伊香保町)
今回も様々な視点で神社を眺めることにより、見聞を広めることができました。
今朝、当社を台東区の青年神職会ご一行さまが正式参拝されました。

同じような思いで参拝されたのかなと思いつつ、当社の歴史やお祭りなどについて様々なお話をさせていただきました。
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2013年6月20日
雨に濡れた紫陽花(あじさい)の美しい季節となりました。
当社の境内や土手の紫陽花も今が見頃を迎えています。

昨日、大祓神事(6月30日)の茅輪(ちのわ)が完成いたしました。

今年も青々としたとても綺麗な茅で大きな茅輪をつくることができました。

是非とも、茅輪を左右左と8の字にくぐっていただき、災禍を除き、心を 〝 和し 〟 (夏越)てください。

母の分もひとつくぐる茅の輪かな 小林一茶
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2013年6月18日
6月も半ばを過ぎ、ここ数日は「夏越大祓」(参考:6月5日ブログ)の人形(ひとがた)申込の来社が続いています。
本日は午後から茅輪(ちのわ)準備のため、茅(かや)採りに出掛けました。

國府祭(5月5日)の折りにも、粽(ちまき)用の茅を採りましたが、今年は生育がとても良かったです。
軽トラックをいっぱいにしてお宮に戻り、2時間半ほど掛けて選(すぐ)りました。
青々としたとても綺麗な茅を用いて、明日は茅輪づくりです。

また、社務所では夏越大祓に限定頒布する「茅輪守」の奉製作業にあたっています。

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