相模国三ノ宮・比々多神社

お水取り神事

2014年11月6日

今朝早くから総代さんのご奉仕で、沢山(さわやま)への登山道を塩で清めていただきました。

里山に下りてきた鹿や猪により、ヤマビルの被害が叫ばれていますが、今日は安心して山に入ることができました。

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また、事前準備(11月1日)で、登山道の清掃・整備はもとより、祭場の足場や手すりを設置して頂いたこともあり、落ち着いて神事を執り行うことが出来得ました。

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ご参列の蔵元、卸、小売の皆さんは、神妙な面持ちで頭を垂れ、一人一人が柄杓(ひしゃく)で水を汲み上げました。

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今日は水量も豊富で、汲み上げた水はとても澄んでいました。

総代の皆さん

総代の皆さん


酒祭の準備

2014年11月5日

明日の「酒祭」(さかまつり)を前に、神饌(しんせん)の買い出し、祭具、玉串、お神札、撤下品(てっかひん)、装束皆具(しょうぞくかいぐ)、直会(なおらい)の下ごしらえなど、準備万端整えました。

七五三祈祷が落ち着いた夕方には、殿内の清掃・舗設(ほせつ)、そして宮司以下神職揃って祭儀の習礼(しゅらい:予行練習)を入念に行いました。

祓所(はらえど)の神籬(ひもろぎ)

祓所(はらえど)の神籬(ひもろぎ)

予報では曇りながら、沢山(さわやま)へのお水取りも安心して上がれそうです。

明日は総代さんたちが先行して山に上がり、諸準備を整えてから一般参列者がお水取り神事に向かいます。

新酒の醸造安全はもとより、酒類を商う人たちの商売繁盛、酒難を除け、酒に親しむ人たちの幸を言祝(ことほ)ぎ、酒解神(さかとけのかみ)に祈り上げます。


荒ぶる神

2014年11月4日

この数日は欅(けやき)を中心に落ち葉が舞い、境内は掃いても掃いても葉っぱとの追いかけっこです。

こちらの心境を余所(よそ)に、七五三参りの子供たちは風に舞う落ち葉で遊び、いとも可笑(おか)しなものです。

当社では落ち葉は樹木の根元などに寝かせ、長い時間をかけて自然が作り出す天然の肥料、腐葉土(ふようど)にしています。

昔は見られた焚き火や焼き芋は季節の風情であり、「落葉焚」(おちばたき)は冬の季語、また童謡「たき火」は歌詞を見ているだけでも温かな気持ちになったものです。

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記紀神話において、国産み・神産みをした伊邪那岐命(いざなぎ:伊弉諾尊)・伊邪那美命(いざなみ:伊弉冉尊)ですが、火の神である迦具土神(かぐつち:軻遇突智)を産み、火傷をして亡くなってしまいます。

日本人は縄文の昔から、火に対する恐怖と恵みを感じながら、暮らしの中で上手に付き合い、様々な文化を生み出してきました。

「三宝荒神」(さんぽうこうじん)といわれる火産霊神(ほむすび)・奥津彦神(おきつひこ:奥津日子)・奥津姫神(おきつひめ:奥津比売)を竈(かまど)や台所にお祀(まつ)りして、〝荒ぶる神〟の神威(しんい)を恐れるとともに加護を祈るのです。

左が荒神さま

左が荒神さま


100年ごしのメッセージ

2014年11月3日

本日は「文化の日」で、祝日法には「自由と平和を愛し、文化をすすめる」とあります。近代文化が目覚ましい発展を遂げたことから、現行法とともに定められたものです。

そして、明治天皇のお誕生日にあたり、明治期は「天長節」、昭和2年には「明治節」として国民に親しまれて来た日です。

昭和天皇崩御(ほうぎょ)後初めて明治天皇例祭に参りて  今上陛下御製 平成2年

今の世の国の基(もとい)の築かれし明治の御代を尊(とうと)みしのぶ

秋の叙勲受賞者(4029人)が発表されましたが、皇居では文化勲章授賞式が行われ、当地からも長年にわたる功績が認められ、その栄に浴された方々がいらっしゃいます。

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この三連休は七五三参りで賑わった境内ですが、節目を家族で祝い、幸先(さいさき)を祈る日本の文化は、今もこれからも大切にしたいものです。

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明治天皇の御製には、現代を生きる私たちに〝100年ごしのメッセージ〟を与えてくれている気がいたします。

明治天皇御製 明治44年

世はいかに開けゆくともいにしへの国のおきてはたがへざらなむ

明治天皇御製 明治45年

あめつちとともに久しくかはらぬは神代ながらのをしへなりけり


霜月の予定

2014年11月2日

今日も七五三参りの人出が多く、伊勢原地区青少年健全育成協議会のウォーキング事業と重なり、境内はしばらく賑やかな時間が続きました。

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さて、遅くなりましたが霜月の行事予定です。

1日(土)月次祭、八剱神社(平塚市上吉沢)七五三、総代奉仕(酒祭清掃整備)、6日(木)酒祭、9日(日)真田神社(平塚市真田)月次祭、15日(土)月次祭、16日(日)神明神社(伊勢原市笠窪)新穀勤労感謝祭・神宮大麻頒布式、17日(月)・18日(火)第41回中・平塚・伊勢原連合神社総代会参拝旅行(一之宮巡りと南房総勝浦温泉の旅)、20日(木)第12回神奈川県神社庁神職大会、22日(土)北金目神社(平塚市北金目)新穀勤労感謝祭・神宮大麻頒布式、雷電神社(伊勢原市串橋)新穀勤労感謝祭・神宮大麻頒布式、23日(日)新穀勤労感謝祭、24日(月)石座神社(秦野市鶴巻)新穀勤労感謝祭・神宮大麻頒布式、八幡神社(伊勢原市坪ノ内)新穀勤労感謝祭・神宮大麻頒布式、30日(日)落幡神社(秦野市鶴巻)新穀勤労感謝祭・神宮大麻頒布式・大祓、御嶽神社(伊勢原市池端)新穀勤労感謝祭・神宮大麻頒布式、三ノ宮西谷戸組 御神木・鳥居の縄綯い

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感動の結婚式

2014年11月1日

午後3時からの氏子さんの結婚式を控え、朝から空とにらめっこ、そんな一日でした。

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花嫁さんは家族とともに暮らした自宅で衣装を身にまとい、神社へと参りました。

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新郎さんは凜々(りり)しい紋付羽織袴(もんつきはおりはかま)姿、新婦さんは美しい赤縁(あかふち)の白無垢(しろむく)姿。

どちらもお似合いのお二人でした。

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若さと笑顔が溢れるご両人に、見ている人たちも唯々(ただただ)引き込まれるようでした。

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小雨が落ちる中でしたが、神職・巫女、新郎・新婦、両親・親族、友人・・・と続いて並び、社務所前に列立(れつりゅう)。

これまでのそれぞれの人生、そしてこれから2人で歩む道を確かめるように、一歩一歩鳥居をくぐり参道へ。

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太鼓連の仲間たちが厳かに、そして祝意を込めた太鼓を打ち鳴らす中、更に御殿(ごてん)へと参進しました。

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式後には雨も上がり、親族はもとより大勢の参列者も、幸せに満ちた笑顔でいっぱいになりました。

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ご結婚おめでとうございます。

両家の親御さんを大切に、幸せな家庭を築いてください。


御礼の手紙

2014年11月1日

霜月(しもつき)を迎え、常の如く「月次祭」(つきなみさい)を斎行し、皇室のご安泰と国の安寧、氏子・崇敬者の安全と発展を祈り上げました。

ご神前には氏子・崇敬者より赤飯や野菜の奉納が上がり、月参りの企業や朔日(ついたち)参りの人たちが見られました。

今日は朔日(ついたち)・土曜日・大安とあって、社頭は朝から朔日参り、七五三参り、御朱印参拝などで賑わいました。

また、兼務社の八剣神社(平塚市上吉沢)では七五三祈祷、出張祭典では地鎮祭や家祓、鞴祭(ふいごまつり:鍛冶屋まつり)など、旧職員の手伝いを得ながら一日を過ごしました。

2年前に当社で結婚式を挙げられたお二人が、ご両親とともに家を新築することとなり、地鎮祭の奉仕に伺いました。

地鎮祭 おめでとうございます

地鎮祭 おめでとうございます

6日に控えた酒祭に先立ち、総代さんたちが沢山(さわやま)の整備作業にあたってくださいました。

三段の滝までの草刈りや清掃、祭場となる滝壺近くの足場や手すり設置など、雨の中での作業は苦労を伴ったことと思います。

残念ながら、その様子を見に行かれませんでしたが、酒祭当日は安心して山に入れそうです。

お礼状

御礼の手紙

さて、職場体験学習をした中学生から御礼の手紙が届きました。

それぞれの思いや感情が率直に伝わる内容ですが、作法の実習はとても印象に残ったようです。

神社を選択した生徒たちに、その特徴を伝えることができて良かったと思います。

御礼の手紙

御礼の手紙

この体験をきっかけに、今後社会について、あるいは親や身近な人たちの職業について、少しでも関心が深まれば幸いです。


正月の支度

2014年10月31日

気温は低くないものの朝から雨が降っています。

当地では3連休の予報も雨のようで、明日は多くの七五三参りや結婚式があり、夕方まで何とかもって欲しいと願うばかりです。

さて、今日で神無月もお仕舞い、月の暦も残り2枚となりました。

支部宮司会

支部宮司会

昨夕は相模中連合支部(中郡二宮町・大磯町・平塚市・伊勢原市・秦野市)の宮司会が御嶽神社(秦野市平沢)で開催され、忘年会や初集会などの日程調整、各種協議や報告がなされました。

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家庭のまつり(神棚まつり)の正月準備に向けて、神宮大麻の調整やその広報物などがが配られました。

今日は企業の新年祈祷の申込みもあり、いよいよ新しい年の支度が始まります。


竹島之碑建立

2014年10月30日

昨日(29日)、神道青年全国協議会の創立65周年事業として竹島之碑建立の式典が行われ、禰宜がOBとして参加しました。

開催地は島根県隠岐の島町で、空路で出雲を経由して隠岐諸島の島後(どうご)に入りました。

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到着後、西郷港近くの水祖神社(みおやじんじゃ:式内社・旧郷社)に参拝。

玉若酢命神社(たまわかすみことじんじゃ:式内社・隠岐国総社・旧県社)では、隠岐造(おきづくり)の本殿や随神門(ともに国指定重要文化財)、樹齢2000年ともいわれる八百杉(やおすぎ:国指定天然記念物)、隠岐造の茅葺き屋根住宅・億岐家(おきけ:国指定重要文化財)、宝物殿に収蔵される駅鈴(えきれい)・隠岐倉印(おきそういん:ともに国指定重要文化財)などを拝観、その歴史を肌で感じました。

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その後、隠岐国分寺、後醍醐天皇行在所跡などを見学しました。

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飛行機や高速船で到着した青年神職約100名と合流し、水若酢神社(みずわかすじんじゃ:式内明神大社・隠岐国一宮・旧国幣中社)で正式参拝、そして境内で記念植樹を行いました。

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島後の北端に向かい、石碑建立地である久見(くみ)の氏神さま・伊勢命神社(いせみことじんじゃ:式内明神大社・旧郷社)に参拝、隠岐造の本殿(国指定重要文化財)の見事な彫刻に、しばし見とれるほどでした。

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島根半島の北方約50㎞位置する隠岐島は、大山隠岐国定公園に属し、海食崖(かいしょくがい)の美しい景勝地であるとともに、豊富な海産物に恵まれています。

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島民である杉原由美子さん(元小学校教員)が著した「メチのいた島」は、竹島にいたニホンアシカと隠岐島民の交流の史実が物語化されています。

上述の久見は、かつて竹島漁労の拠点でした。

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この久見港を見下ろす吉浦野営場の高台に、高さ180㎝、五箇石(ごかいし:緑色凝灰岩)や隠岐片麻岩(へんまがん)を用いて、「竹島之碑」が建立されました。

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多くの地元関係者も招かれ、除幕式の後に、日本海平安祈願祭並びに殉職者慰霊祭が執り行われました。

全国から集まった青年神職の奉仕に加え、県内青年神職による神楽演奏、女子神職による御殿神楽(ごてんかぐら)が奉奏(ほうそう)されました。

石碑の下に広がる穏やかで美しい海を眺め、160㎞向こうの竹島に思いを致し、平和に領土問題が解決することを願って式典に臨みました。

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<参考> 産経記事

明治天皇御製 よもの海 みなはらからと 思ふ世に など波風の たちさわぐらむ


菊華展が始まりました

2014年10月30日

15日に続き、昨日は職場体験学習で、市内中学校から2年生の女子生徒2名が来社しました。

七五三祈祷の手伝いやその準備、授与所における御神札の授与、拝礼作法、雅楽体験などの体験学習をしてもらいました。

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その最中、比々多小学校の1年生100名余りが、生活科の授業「神社探検~秋探し」で境内を訪れました。

小学校の先生も体験学習の中学生を本当の巫女さんだと思ったそうです。

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境内では菊華会の皆さんが菊を搬入中でしたが、小学生はここでも秋を感じてくれたのではないでしょうか。

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夕刻、第69回榊会正式参拝(元総代の会)を執り行い、18名の会員が参列しました。

榊会の皆さんも菊の展示を楽しんで頂けたと思います。

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ブログでは菊の品位ある香りを楽しめませんので、是非ともお参りの上ご覧ください。